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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2011.04.22

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2007年の12月に初のロードレースとしてラスベガスマラソンのハーフにエントリーして以来、アメリカ本土でのレースには5回出走しています。ここ数年でランナーが急速に増えた日本と違って、アメリカのランニング事情はそれほど変化はありません。ただひとつ気になるのがBROOKSのシェアが3年前と比べると明らかにアップしている点。それもそのはず、ある調査ではレースに頻繁に出るようなランナー層では、アシックスに次ぐ第二位のシェアを誇るらしい。昨年のポートランドマラソンやラスベガスマラソンでも着用者が多かったですね。後者ではフットウェアのスポンサーにもなってたし。自分もAXIOM3というモデルを履いていて、この日のblogで感想を語ってるけど、機能性が高く、他ブランドと比べて遜色ないどころか、上回っている点も少なくない。そんなことから、もう1足買おうと思ってセレクトしたのがADRENALINE GTS11。同社の代表的なモデルシリーズで、サポート性に優れたランニングシューズ。RUUNERS WORLD誌の選ぶBEST UPDATE賞にも選出されています。実際に履いた感覚はアシックスのGT2150とかに似た安定性に優れた走行感で、ゆっくり目のペースで安心して走るためのシューズかと。DNAというクッショニングディバイスを内蔵しており、衝撃吸収性も充分です。少し気になったのがAXIOM3を履いたときに感じたのと同じく、足首やかかと周辺のフィットが甘い点。一番後ろのシューレースホールがもう少し後部にあれば問題ないのに・・・。

最後に少し厳しいことを言いましたが、シュータンがずれるのを防ぐTONGUE TIEDを始め、機能性を高めるために細かいディテールにも気を使っており、アメリカでの価格$100のライバルシューズと比較するとお徳感は高いと思います。そんなことからアメリカではシリアスランナーのシェアが高いのかもしれません。ちなみにアメリカではスポーツオーソリティやフットロッカーといった量販店ではBROOKSの取り扱いはありません。反対にランニングプロショップでは数多くのモデルが取り扱われています。

日本ではADRENALINE GTS11の取り扱い店舗が少ないので、JAVARIで購入。足に合わなかった場合は返品にも対応してくれる点が安心だったし、注文の翌日に到着したのにはビックリ。


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シュータンのずれを防止するTONGUE TIED。こうした機能性向上のためのディテールが満載。

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