履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
-
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
- 2009年
- 2008年
今日の1足
2011.05.23
1991年の7月に初めてアメリカ本土の土を踏んだとき、しばらくして思ったのが、街を走っている日本車の比率が高く、またその車がカッコイイということ。ホンダのアコードやシビック、トヨタのカムリ、ニッサンのマキシマといったモデルが日本で見る同種よりも明らかにカッコよく、特にホンダは日本で見る3割り増しくらいでスタイリッシュに見えました。細部のディテールが違っているだけなんですが。
それと同じで、最近よく思うのが、海外で見るアシックスやミズノといった日本ブランドのランニングシューズがカッコよく見えるということ。ラスベガスマラソンやポートランドマラソンでアメリカ人が履いてると、カッコよく感じるんですよ。カラーリングとかが全く一緒のモデルでも。(アシックスの場合、オーバープロネーションを是正するミディアルポストというミッドソールの硬度を上げたディテールが、アメリカ向けは土踏まず部分まで伸びているのに対し、日本向けはかかと部分のみ)
今回台湾に訪れた際も、とあるスポーツショップで「あっ、このアシックスはカッコイイなぁ」と思わせるシューズを発見。それがGEL CUMULUS12のネオンイエローカラー。発色の良いイエローのカラーリングは、どちらかいうと質実剛健な同ブランドのイメージを払拭するのに余りあります。履き心地はオーバープロネーションを是正するミディアルポストが付いていないニュートラルタイプであり、クッショニングを重視。前足部にもビジブルのGELを搭載しています。GEL CUMULUS12は、価格的にはオーバープロネーション対応のGT2160と同等のモデルで、日本ではちょっと影が薄いですが、アメリカetc.では人気モデルです。それにしてもカラーリングがカッコイイ。日本でも売ればいいのにな。
「そういえば香港でもアシックスの黄色のシューズが別注されてたな」と写真をチェックしてみると、台湾では展開されていなかったGEL NIMBUS12とかもラインアップ。DS TRAINER 16は台湾でも展開される。
「黄色戦鞋」というシリーズでターサーブリッツも展開されています。
台湾にはアシックスのランニングプロショップがあります。MRT坂南線の忠孝敦化駅から近いです。
※コメントは承認されるまで公開されません。