履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
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今日のB級グルメ@台北
2011.05.19
人間というのは贅沢なもので、毎日美味しいご飯を食べてても段々と飽きてくる。台北の食事のレベルはダントツに高いのに、普通の牛肉麺はもういいかな?と思ってると、滞在してるホテルのそばにお客がかなり入ってる「王艇長酢醤麺」という食堂を発見。そこで見つけたのが「蕃茄牛肉麺」の文字。中華圏で「蕃茄」の表記はトマトの意味だから、「トマト風味のスープの牛肉麺だろうな」と推理してオーダーすると、これが大当たり。ちょっぴりボルシチっぽい味がして、これがホントに美味しい。店が混んでるわけです。麺も他店のとは違い、極太で短いスイトンみたいなので、これがモチモチしてて旨いんです。もちろんスジ肉の味も絶品。言うこと無し。あとは店主の王(ワン)さんがイイ。片言の日本語で話しかけてきてくれて、日本語、中国語、英語であーでもないこーでもないと、いろいろと会話し「明日また来ます」と言って、翌日の昼に行くと「茹でキャベツ」をサービスしてくれたりと、学生の頃の旅みたいで楽しかったです。ここはガイドブックとかには一切出てませんが、隣のテーブルの人に聞いても、ローカルでは美味しいので有名らしい。今度台北行った際にも必ず訪れるだろうお店です。
最初に食べた「蕃茄牛肉麺」は中華と西洋の融合みたいな感じで美味。シャキシャキしたレタスもなぜか合うんです。今思い出してもヨダレがでるくらい美味しかった。100台湾ドル(約290円)。
翌日食べた「紅焼牛肉麺」はベーシックなスープだけど、やっぱり他店よりも完成度が高い。これを食べたら台北初日の士林夜市で食べた「牛肉麺」が平凡に思えるほど。値段も同じ90台湾ドル(約261円)だし。これもやっぱりスイトンみたいなモチモチな食感の麺が入ってます。
サービスしてくれた「茹でキャベツ」。水餃子のスープで茹でてるのか、ほのかに肉のダシが出てる。あっという間に完食。
陽気な王(ワン)さんと店の女の子。奥さんは恥ずかしがって写真は拒否。今度行くときはお土産でも買っていこうかと。名前を書いてくれと言われて漢字とカタカナで書くと、店の壁に貼ってるし。
店の前に飾られたモノクロ写真のボードは創業者である王(ワン)さんのお父さん。マッチョが自慢だったんだろうな(笑)。
日本とヨーロッパの技術で開通した台湾高速鉄道、すなわち台湾新幹線。車両は日本が担当しているので、カラーリングは違えど、日本の新幹線にそっくり。台北から22分で到着する桃園まで乗車しました。料金は自由席だったので、155台湾ドル。約450円です。
乗り心地は日本の新幹線同様に快適。高速鉄道の車両の技術水準に関しては、フランスのアルストム社や韓国の現代ロテムよりも、日本の企業のほうがまだまだ上だと思います。
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