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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日のB級グルメ@ソウル

2011.06.08

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韓国料理において鶏を用いたメニューで最もポピュラーなのは、なんといっても「参鶏湯(サムゲタン)」ひな鶏の内臓を取り除き、なかにもち米、高麗人参、ナツメなどを入れて煮込んだもの。最近では日本でも供する韓国料理屋は少なくありません。あと韓国食材店に売ってるレトルトパックの参鶏湯も銘柄によってはかなり美味しいものもありますね。そんな参鶏湯一強時代に変化が見られるようになったのは、それほど昔のことではありません。「タッカンマリ」という鶏一羽を煮込んだ鶏料理が韓国ではポピュラーになったのです。

「タッカンマリ」とは「タッ」が鶏、「ハンマリ」が一羽だから、まんま鶏一羽という単純明快な料理名。ちなみに「参鶏湯(サムゲタン)」とは異なり、ひな鶏ではなく、親鶏を使用します。鍋には塩などで味付けしたシンプルなスープ。ここに好みによって、ニンニクやキムチなどを入れていきますが、ほかの韓国の鍋料理と比較すると唐辛子度数は低いので、辛いのが苦手な人にもピッタリです。扱っている料理屋さんはそれほど多くなく、東大門市場のそばに「タッカンマリ通り」と呼ばれる、この料理を提供する食堂が密集したエリアがあります。今回はそのエリアでも屈指の有名店の「チンハルメタッカンマリ」へ。

2時30分くらいに行ったのに、店内は満席。一昨日の「ソソモンヌンカルビチプ」に続いて待つことになるかと思ったら、タイミングよく帰ったお客さんがいて、すぐに着席。この日は山下さん姉妹に加え、山下さんのお友達のカオチンさんとナッツさんも合流して、計5名だったので、自動的に大き目の鍋に二羽の鶏が運ばれます。調理方法はいたって簡単。10分程度煮込んで、食べやすい大きさに切り分けます。これがシンプルな料理なのに美味いんです。肉も鶏のエキスがにじみ出たスープも。そして具が無くなったら、ククス(韓国風うどん)を入れるんですが、これがまた絶品。ホント満足満足。この日は鶏二羽とビール8本ほどオーダーして61000ウォン(約4575円)。安いし美味いし最高です。

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タッカンマリ通りを山下隊長の後に続きます。この通りは「チンハルメタッカンマリ」以外にも数多くのタッカンマリを供する食堂が営業しています。

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料理自体はvery simple。ここんちでは一羽が18000ウォン(約1350円)。写真は煮込む前の状態です。


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訪店したのが4回目と言うと、「自分で捌いて!」と店のオジサンに言われ、チャレンジする山下さん。


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具が無くなったら、写真のククス(韓国風うどん)で〆ます。これがまた絶品なんです。

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