履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
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今日の1足
2011.08.03
裸足感覚のスポーツシューズは日本でもポピュラーになりつつありますが、なんといっても流行の発信源はアメリカ。4月にハワイに行った際にVibram fivefingersを履いてランニングしている人を結構見かけたので、今回の旅行でも何足か購入しようとすると、ワイキキエリアではすべて完売。しょうがないからThe Busで1時間ほどかけて郊外の地元密着型のランニングショップへ。これまで履いていたのが、ランニング対応アウトソールを装備したSpeedだったので、今回はマルチパーパスモデルのKSOを買いました。アウトソールはトップサイダーのスペリーソールを連想させるナイフカットタイプ。どちらかいうと平らなサーフェスに向くアウトソールパターンで、アスファルトの歩行やビーチ周りでのアクティビティ、スポーツジムでのエクササイズに対応してくれます。
実際にジムでのマシントレーニングに使用してみると驚くべきことが。いつもは70kgで行っているレッグプレスを始めると、異様に軽く感じる。なんで10kg重い80kgに重量を上げてもまだまだ軽い。指が自由に動かせると普段以上のパワーが出せるのは本当らしい。春に出版された雑誌Numberの別冊のボクシング特集号で具志堅用高さんが「マニー・パッキャオは幼少時にマグロの解体工場で大きなマグロをかついでいたことによって、足の親指が鍛えられ、これが現在のパンチ力に繋がっている」という内容のコメントをしていたことを思い出しましたね。足の指が自由に使えると、ホント普段以上のパワーを発揮できることを実感しました。
ちなみにモデル名のKSOとはKeep Stuff Outの略。アッパー全体がメッシュやネオプレンで覆われていて、小石や木屑が入らないという構造を表現しています。
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