履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
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今日の1着
2011.10.18
通常のシューズよりも脚部や臀部の筋肉に多くの負荷を与えることで、引き締め効果があるといわれるトーニングシューズ。日本ではリーボックの「イージートーン」シリーズが最も有名だと思います。そんな「イージートーン」はアパレルコレクションもリリースされていますが、より積極的な運動効果を求めるアスリートにはトレイントーンとネーミングされたアパレルコレクションもラインアップされています。レジストーン・バンドと呼ばれるデザインが通常のスポーツウェアよりも多くの負荷をあたえ、トップスの場合は正しい姿勢をキープする効果も期待できるらしい。実際に着用して走ってみると最初はわかにくいものの、しばらくすると太ももやおしり部分の筋肉に負荷がかかっているような気がする。トップスのほうは姿勢の矯正機能をまず感じ、次に上半身の筋肉への負荷も少しづつ感じられるようになりました。こういったアパレルやシューズは決して即効性があるわけではなく、毎日の積み重ねが不可欠。TVCMのようなヒップラインは一朝一夕に得られるわけでなく、毎日毎日ティッシュペーパーを重ねるように美しいボディが完成するのだと思います。イージートーンやトレイントーンのフットウェア&アパレルは通常のシューズよりも付加が若干プラスされるのであり、何倍もの筋肉負荷が得られるものではないのです。「あまり効果ないですね?」という人に限って、シューズでいえばアウトソールが全くといって減ってない(笑)。買ったというだけで安心しちゃってる人が結構いるんじゃないですかね。フットウェアでいうとアウトソールのラバーが磨り減って、ミッドソールが露出するくらい運動したら、ボディラインがシェイプされている可能性は高いと思いますよ。
スパッツの場合、レジストーン・バンドが臀部と太ももの運動量をアップさせる。
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