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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2011.11.12

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アメリカのレースに出場するといつも感じることが、アシックスの着用率が高いこと。ただランニングするだけでなく、レースに出場してそこそこのタイムで帰ってくるランナーは、アシックスやミズノといった日本のブランドのランニングシューズの着用率が高く、自国(アメリカ)ブランドでもナイキやニューバランスではなく、ブルックスの着用率が高い気がします。アシックスのランニングシューズで最も多く見かけるのは、もちろんGT NYシリーズ。アシックスが誇るランニングシューズのベストセラーで、前モデルのGT2160は全世界で300万足を超えるセールスを記録し、最新モデルのGT2170は、発売間もないのに、先日の湘南国際マラソンで履いている人を結構見かけました。このシリーズはクッション性や安定性etc.トータルバランスに優れているから、あらゆるタイプのランナーにフィットしやすい。自分も走り始めの数レースや去年のラスベガスマラソンでは、このシリーズにお世話になりました。そんなパフォーマンス性能の高いシリーズも、徐々にランのペースが早くなると、もう少しスピードに対応してくれるプロダクトが欲しくなる。そんな初級ランナーから中級ランナーへのステップアップをサポートしてくれるのが、アシックスのDSトレーナー。自分は13、14を着用してハーフマラソンやフルマラソンにチャレンジしましたが、明らかにそれ以前のメインシューズのGT2130よりもスピードが出しやすかったですね。DSトレーナー14を履くとレース当日に土砂降りになる(2010年の東京マラソンとポートランドマラソン)という、悲しいジンクスがありましたが...。

そんなDSトレーナーの現行モデルがDSトレーナー16。アッパーの履き口部分が二重になった独立構造なのが印象的な一足で、スピードランに対応する高いフィット感も確保しています。先日の皇居ランで初めて着用しましたが、無理なくスピードに乗れる感じのするシューズで、それでいてオーバープロネーション対応のデュオマックスを採用するなど、足の保護性も確保しているから、上級ランナーと違って脚力に100%の自信があるわけではない中級ランナーには嬉しいスペックとなっています。と思っていたら、アシックスのウェブには早くもDSトレーナー17がアップされていますね。アッパーデザインも前作に似ていますし、アウトソールは共通ですが。グリーンのアッパーカラーはインパクト充分でカッコイイと思います。

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