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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2012.03.21

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日本ではあまり知られていませんが、全米のランニング専門店ルートにおけるランニングシューズの売り上げシェアは、日本のアシックスが長年1位でした。しかしながら、ある調査によると昨年首位の座の交代があったようです。首位に躍り出たのはブルックス。日本でも古くからのスニーカーフリークならヴィラノバやバンテージシュプリームといったランニングシューズの存在を覚えているかもしれません。ブルックスはここ数シーズン、シリアスランナーの間で着実にシェアを伸ばしています。そのことはラスベガスマラソンやポートランドマラソンなどでの着用者の増加ぶりを自分も見てきただけに、ある意味納得です。

そんなブルックスが今シーズン特にプッシュするのがナチュラルランニングを標榜するピュアプロジェクト。サポート性やクッション性を徹底追求した昨今のランニングシューズの対極にあるスペックのランニングシューズをラインアップする、自然な走行感を実現するランニングシューズコレクションです。今回履いたのは中上級ランナーのスピードにも対応するピュアコネクト。履いた感触はアウトソールが丸みを帯びており、同じナチュラルランニングを打ち出しているサッカニーのキンバラ2のフラットなアウトソールとは対照的。足裏の丸みをそのまま延長した感じです。ピュアコネクトは片足約200グラムという超軽量モデルでありながら、充分なクッション性があるのがベアフットタイプとの大きな違い。km/4分40秒くらいの速めのペースで5kmを走りましたが、着地から蹴りだしの一連の動作もスムーズで、快適かつ足裏に地面を感じることができました。この走行感は病みつきになりそうです。ちなみにkm/6分のようにもっとゆっくりなペースで走る場合には、同コレクションのピュアフローをセレクトしたほうがいいと思います。


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多層構造のアッパーは通気性だけでなく、サポート性も追及しています。

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