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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2013.02.02

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一本の糸でアッパーを編み上げるという従来にない全く新しい製法で話題となったナイキのフライニットテクノロジー。部位によって編むテンションを変えて、サポート性を重視したり、通気性を追及したりということも可能です。
フライニット搭載モデルはフライニットレーサーとフライニットトレーナー+が2012年にリリースされていましたが、両モデルともどちらかいうと上級ランナー向けプロダクトで、ロンドン五輪の男子マラソンで銀メダルを獲得したケニアのキルイ選手はフライニットレーサーを着用。オリンピックという最高の檜舞台でフライニットテクノロジーの機能性の高さを証明しています。

2013年2月2日、新たなフライニット搭載モデルが追加されました。それがナイキ フライニット ルナ ワン+。その名の通りソールユニットにルナソールを使用したモデルで、従来のモデルと比較するとクッション性が高く、ビギナーランナーにも対応するスペックとなっており、ナイキジャパンの作成資料ではフライニットレーサーとフライニットトレーナー+がそれぞれKmあたり4分以下、5分前後のランナーに向くスペックとなっているのに対し、このモデルはKm/6分のランナーに向くセッティングとのこと。実際に履いて走ってみると、まず感じるのが片足225g(サイズUS10)というクッション性を確保したランニングシューズとしては異例の軽量性。フライニットによるアッパーはソックスを履いているような独特なフィット感で快適です。そしてルナロンのミッドソールは充分なクッション性も感じられます。反発性もある程度追求しているミッドソールですね。神宮外苑の周回コースではkmあたり4分30秒ほどの速いペースで走りましたが、不具合は全くなかったので、初心者だけでなく中級ランナーも満足できる1足だと思いますね。あとカラーバリエーションが豊富に揃っているのも嬉しいところ。もう1色くらい買ってもいいかな?と思っています。

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