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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日のB級グルメ@池袋

2013.07.11

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teppei_entrance.jpg

「てっぺい」という名前のステーキ屋さんに行ったことのある人は多いと思います。おそらくファッション業界や出版関係者にもっとも馴染みのあったのは、2011年の12月に閉店した神泉のお店。サイコロステーキとニンニク風味のドレッシングのサラダは時々食べたくなって、定期的に通ってました。あとは発祥の地幡ヶ谷、中野坂上にもありました。そして自分が一番通っていたのは、新高円寺にあった「ニューてっぺい」。寡黙な老夫婦が切り盛りするここんちは、プライスゾーンが他のお店よりかなり安い。明らかに物価の安い高円寺に合わせてましたね。あのサラダは無性に食べたくなるような中毒性があるので(笑)、なぜか通っちゃうんですよね。

先日久しぶりに行ってみると、閉店していて不動産屋が新たなテナントを募集してる。ウェブで調べると5月21日で閉店したとのこと。本当に残念。その日は仕方ないので、別のお店でステーキを食べるものの、もちろんあのドレッシングのサラダはない。翌日も脳内が「あのサラダモード」になっちゃっていてモヤモヤが取れない。そのとき急に思い出したのが、神泉のお店が池袋に移転して今も営業しているみたいなことが新中野の「尚ちゃん」のカウンターの上に書いてあったこと。ウェブで調べると確かに池袋のロサ会館のそばでやってる。ということで行ってみました。

お店は細い路地沿いにあり間口も狭いからちょっとわかりにくいですが、黄色い庇に「ステーキ てっぺい」の文字が出迎えてくれます。愛想のよい店主と話していると、いろいろな事実がわかります。まず「てっぺい」は元々新高円寺で「ニューてっぺい」を経営していたあの寡黙な老夫婦が幡ヶ谷で創業して、のちにお店を別の人に譲ったこと。神泉の「てっぺい」は幡ヶ谷のオーナーさんが経営していて、神泉のお店を閉店したこと。この池袋の「ステーキ てっぺい」は神泉のお店が移転したのではなく、神泉で働いていた方が自らオープンさせたことetc.料理ができるまでそんな話を教えてもらいましたが、あのドレッシングのサラダやニンニク風味のサイコロステーキは健在。あまりに美味しくて懐かしいから、翌日も行っちゃいました。こういう記憶に残っている料理を供するお店はいつまでも存在し続けて欲しいです。


teppei.jpg

このサイコロステーキはたまに食べたくなります。この日は「てっぺいステーキ」の150グラムをオーダー。ライス、サラダ、スープが付いて1760円。満足!


teppei_salad.jpg

これが例のサラダ。ニンニク風味のドレッシングは本当に中毒性がありますね(笑)ときには肉よりもこっちが食べたくなって「てっぺい」に行ってたこともありました。まるでピザではなく、味の濃いフライドポテトが食べたくて「シェーキーズ」に行くみたいな感じですね。

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