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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2013.08.26

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DIADORA_TENNIS.jpg

今年の夏からテニスを久しぶりにやっています。今から7,8年くらい前に自分のまわりで深夜テニスが流行って、現在は大阪で活躍しているこの方とも毎週のようにプレーしたのも懐かしい思い出です。

ラケットは当時のモノを使っていますが、シューズはあの頃履いていたのは耐久性に定評のあるアディダス バリケード3 OC以外は寿命を迎えたようで、「何かイイのないかな?」と探していると、最近はテニス専業ブランド以外はアシックスとディアドラが調子がいいようで、そんなことから手に入れることとなったのが、ディアドラのスピードスターK IV。現在のディアドラのテニスシューズは日本で企画しているので、日本人アスリートの足型や日本のテニスコート事情にマッチしたプロダクトをクリエイトしていますね。実際に履いてみるとシューズの縦寸と横幅のバランスがバッチリ。アディダス バリケード3 OCがつま先の余裕が有りすぎるのと違って、無駄な隙間がない感じ。このフィット感の高いラスト(木型)と足馴染みがよく、フィット感の高いカンガルーレザーを前足部に使用することで、シューズと足が一体化するような感覚を着用者に提供してくれます。そういえば現在自分が一緒にプレーしている人で上級レベルの人はすべてディアドラを履いていますが、今回履いてプレーしてみて、その理由がわかった気がします。

今回着用したのはオムニコート対応のスピードスターK IV SGのほうですが、アウトソールバリエーションとしてラインアップしているスピードスターK IV AGのほうでも自分たちが専らプレーしている品川プリンスの室内コートは砂なしの人工芝なので、後者でも使えそうな気がします。

今から20年以上前、リーボックのテニスシューズが日本市場の高価格帯モデルでシェア1位だったことがありました。マイケル・チャンも履いていたコンクイスやシナジーといったテニスシューズは本当にバカ売れしました。しかしながら'90年代に入ってしばらくすると、ナイキが日本独自のコート企画といっても過言ではないオムニコート対応のエア トゥーニーやエア ベノムをリリースし、リーボックはオムニコート対策を怠ったために、その地位はあっという間にナイキのものとなりました。そんなナイキも現在はフェデラー、ナダルといったトッププレーヤーのシグネチャーモデルを除くとラインアップはほんの数機種。リーボックに関してはテニスシューズのパフォーマンスモデルは無いみたい。時代の移り変わりを感じますね。

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