履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
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今日の1足
2013.08.30
イエローアッパーとブルースウッシュを組み合わせたナイキのLDVはスニーカーフリーク垂涎のモデル。左右に大きく張り出したワイドフレアソールも印象的で、ワッフルソールはオンロードでは高いクッション性を、オフロードでは比類なきトラクション性能をキープしていました。
そんなLDVのアッパーデザインをフィーチャーしつつ、ルナソールを合体させたのがLUNAR LDV TRAIL LOW。ただ単にLDVのデザインを移植するのではなく、随所にアウトドアシューズのディテールを採用している点が新しいですね。今回のモデルはVINTAGEアッパーに最新のソールユニットを組み合わせることでVINTECHとも呼称されるようですが、復刻モデルと異なり、こうしたハイブリッドモデルは、履き心地の良いのが大きなベネフィット。前日にVANSのAUTHENTICを履いているのに、かなりの距離を歩き回って疲れた足を優しく保護してくれたのが印象的でした。
スウッシュやヒールタブ部分はリフレクター(反射材)を使用しているので、自動車やバイクのヘッドライトが当たると写真のように白く発光します。こんな点もオリジナルのLDVにはない独自のディテールです。
ハイブリッドモデルはある意味映画やドラマでいうリメイクに似ていますね。個人的に最近「懐かしいなぁ」と思うのが「東京ラブストーリー」。日向敏文さんによるサウンドトラックを聞くと、あの頃が蘇り、胸がキュンとします。リメイクとかすれば当たると思うな。カンチは生田斗真君あたりが個人的にはいいと思うけど、リカ役は思い浮かばない。あの頃の鈴木保奈美さんのキレイさと存在感に対抗できる女優はなかなかいないかと。それほど「東京ラブストーリー」や「愛という名のもとに」の頃の彼女は別格でしたね。
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