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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日のB級グルメ@西尾市一色町

2013.08.19

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食品の価格はデフレの影響もあって、以前と比べてもそれほど変わらないか、牛丼やハンバーガーのように一昔前よりも値下がりしているものも珍しくありません。そんななかにあって、シラスの不漁が続くうなぎだけは、それこそ価格もうなぎのぼり。今では贅沢品の仲間入り。さらに国産うなぎは貴重な存在となっています。うなぎの養殖といえば静岡県を思い出す人は少なくないでしょう。しかしながら現在の県別出荷額では鹿児島県が一位、そして自分の出身県である愛知県が二位で、静岡県は1983年に首位の座を愛知県に譲っており、現在では鹿児島、愛知、宮崎に続く第4位ですね。それでも浜名湖や吉田町のうなぎはブランドとして確固たる地位をキープしています。一方で愛知県ですが、現在は自分の出身地西尾市と最近合併した一色町がうなぎの養殖では有名で、現在も単独の自治体としては全国一をキープしているようです(都道府県別では2001年に鹿児島に首位を譲る)。子供の頃自転車で10分ほどの距離に養鰻場があって、隣接する用水路に逃げ出したメソ(成魚のうなぎとシラスの中間のサイズ)を捕まえたのも懐かしい思い出です。

実は捕まえるのは好きでも、うなぎを食べるようになったのは上京してから。なぜか子供の頃は嫌いで、土用の丑の日も自分だけは鶏のもも焼きを食べていました。そんな自分がうなぎを食べれるようになったのは、蒸してから焼くふんわりとした関東風の蒲焼を食べてからなのです。それからは西日本の蒸さないで焼くタイプも好きになったのは皮肉なものです。

今回訪問したのは最近地元にできた「三水亭」。三河淡水グループという養鰻業、加工も一手に行う会社の直営するうなぎ料理店。これまでは名古屋の「蓬莱軒」や「いば昇」にひつまぶしを食べに行ってましたが、地元の知り合いが「三水亭も結構美味しいらしいよ!」と教えてくれたので、今回来たわけです。オーダーしたのはひつまぶしとうなぎの肝焼き。まず生ビールを肝焼きでグビグビやると、最高。うなぎの肝のほのかな苦味とタレがマッチして絶品ですね。次にひつまぶしですが、「そのまま」「薬味を混ぜて」「出汁をかけてうな茶」と三種類の食べ方を楽しみましたが、いずれも美味しい。タレとかは東京の老舗のほうが美味しいですが、価格や味を総合的に判断するとここんちも相当高い評価が与えられます。実家からは自動車で10分強の距離なんで、帰省時の楽しみがまたひとつ増えました。


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ひつまぶしは肝吸い、漬物、小鉢、アイスクリームが付いて2650円。満足度が高いです。これでわざわざ名古屋にひつまぶしを食べに行くことはないかな。ちなみにマイ箸を持参すると50円引きらしい。


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肝焼きは2本で500円。生ビールと最高の組み合わせでした。

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