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宮澤まさひでRayLine & Co.プレスMarvy Jamoke、帽子ブランドRacalを展開する、RayLine&Co.の若き司令塔。2009年、目黒銀座に旗艦店Ray's Storeをオープン。www.rayline-co.com

まさひdiary.

宮澤まさひで
RayLine & Co.プレス

Marvy Jamoke、帽子ブランドRacalを展開する、RayLine&Co.の若き司令塔。2009年、目黒銀座に旗艦店Ray's Storeをオープン。
www.rayline-co.com

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2008.08.04

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僕の家はJR総武線と西武新宿線のちょうど中間くらいに位置してる。
どっちも歩いて行ける距離だけど、便利なのは俄然総武線。
なので、外出時は決まって総武線を利用する。


よく晴れた日の朝の出来事だった。
熱帯夜で満足な睡眠を得られなかった僕はいつもより少し早い起床。
おもむろにテレビをつけ、
「エ○ーヌちょっと太った?」
なんてどうでもいい事を口にし、時間が早い事以外はいつもと変わらぬ朝。
いつもと変わらぬようにシャワーを浴びてスッキリ、
いつもと変わらぬように着替えていつもと変わらぬように家を出る。
そんないつもと変わらぬ日常。

i podをONにして、聞くのは放送室。(ごめんね、みつ。すぐ返します)
尊敬する二人の声に耳を傾け、コンビニに。
目に入ってきたのは、再開したバカボンドが表紙のモーニング。
さっそく手に取り、立ち読む。
バカボンドが終われば社長島耕作。OL進化論はスルー。
それを読み終えると、元あったところに戻し、
買物を済ませ(レジ袋は要りません)店を出る。駅へ向かう。
友達にバカボンド再開メールを送る。
ここまではいつもと変わらぬ日常。


しかし、いつもと変わらないのはここまでだった。
こっから、まさかこんな事が起こるなんて
ジャックバウアーだって思うまい。


駅までは見通しの良い一本道。歩いて8分くらい。
気持ちよく放送室を聞きながら歩いていると、
割とお年を召されたおばちゃんが、小道から角を曲がりこちらに向かって歩いてくる。
すると、どうだろう、そのおばちゃんはなぜか一歩歩みを進める毎に
角度を3度くらいずつ僕の方に変えながらこちらに向かってくる。
そして、向かってくるだけでなく、何かを言っている?さけんでいる?
が、i podをしているためよくわからない。
それを僕に向かって言っているのかもしれないし、
誰かに言っているのかもしれなし。誰かに言っているのであれば
僕は自意識過剰の痛い奴だ。


そのおばちゃん、どうやら僕に何かを言っている?
おばちゃん「○○○○ん」
僕「・・・・・」
よくわからぬまま
近づく二人の距離。
さらにおばちゃんはまくし立てる。
「せ○○○ん」
「せ○○○ん」
さらに近づく二人の距離。
口読術を試み、勘の鋭い僕は思った。
ははーん、せいぶせんと言っているのだな、
西武線の駅までの道を聞いているのだなと。
はい、まかせてください。
「ここをまっすぐ行けば駅にぶつかりますよ、もしくは
そこからバスが出てますよ」
と、発言する心の準備と、指を差す用意をして
ヘッドフォンを外す僕。
近づき見詰め合う二人、それは恋人の距離じゃないか。
すると、おばちゃんが手を差し伸べこう言った.










「せんえん、せんえん千円ちょうだいっ!!!」

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