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症候群。
2007.06.21
先日、とあるきっかけでナンシー関さんの昔の著書を手にし、つい面白くて以前読んだ彼女の他の本も倉庫から引っ張り出して改めて読み始めている。
なまいきな言い方をすると、彼女のシニカルさと、自分の斜めな感じってのはどこか似ている。なので彼女が対称にする人物の云々よりも、むしろその痛烈な物事の捕らえ方がボクは楽しいのである。
こんな話がある。「コンビニ男子バイトに『ギャル』を見た」のくだりで。
- ギャルは根拠である「ギャル」という天才を失った時にギャル性を捨てるのだろうけど、元から根拠のないギャル・オム(バイトくん)はいつギャル性を捨てるのか。 -
これが書かれたのは93年8月であり、つまり十数年前にこの人はギャル男の存在というのをすでに認識している。彼女がもし生きていれば、今の時代に何を見ているのか是非聞いてみたい。
しかし、先ほど言った“世間に対して斜めな感じ”ってのはいったい何故だろう。いつから自分はそんな残念な人間になってしまったのだろーか。考えるにそれはすべてノストラダムスのせいだ。
ご存知のようにノストラダムスの予言によって1999年7月に世界は滅びると言われていた。それは99.9%の確立で実際訪れるかのように信じられていた。日本だけでなく、世界中の社会通念として。って実際は知らないけれど少なくともボクはそう信じていた。99年つーと二十代半ば頃であるが、子供の頃から自分の人生はそれくらいで終わりだと思っていた。それは世界が終わってしまう事の恐怖や悲しみよりも、ボクにとっては無気力な気楽さだった。何をしたってどーせそれまでだし、がんばたってしょうもなぁっと。だから空から大魔王が降ってこなくてガッカリした。えーまだ生きなきゃいけねぇのってな感じだ。
そーゆー人達を「ノストラダムス症候群」と呼ぶ。まあそんな症候群が有るのか無いのか、いま勝手に命名しただけだけど、とにかくそんなノスラー達に朗報。
この度、また新たな黙示録が発見された。今度の預言者はノスタラダムスのような“ただの預言者”でなく、ちゃんとした物理学者であるアイザック・ニュートンによるもの。ニュートンによると最後の審判の日、それは2060年だとか。エルサレムの大学に保存してあり、今回公開されたニュートンの手記によると、ヨハネの黙示録を彼なりの手法で紐解き導き出した答えだと言う。
まあ、この予言も当たってるかどーかわからないけど、どっちにしろボクが生きてるうちに終わりはないっぽいのでやっぱりがんばらないとダメみたいだ。
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