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メール。
2007.06.25
先週末、とある人物からメールで食事の誘いがあった。それは一緒に上野毛へ四川料理を食いに行き、そのまま我が家へ遊びに行こうと思うのだが、みたいな内容だった。「いいっすよ」などと簡単に返事はしたものの、その日から実家の犬を2、3日預かる約束があるのをうっかり忘れていた。ボクは慌てて嫁にこんなメールを打った。
「さっき○○さんからメシ食わないかとメールがあってOKしちゃった。しかもその後、うち来るゆーてるけどどないしよ?犬には留守番しといてもらう?」
ただ、その前に、その“とある人物”から店の予約も頼まれていて、無事に予約が取れた事を伝えるべく、ボクは“返信”を押し作文に取り掛かっていた。その途中、犬の事を思い出したのである。事の緊急からすると、まず嫁にメールが先だ。必然的に文は先ほどの内容へ変化する。もちろん、それが“返信”で宛先も“とある人物”のままなのには気づいていた。頭の中では。
けれども、その“緊急”が事を焦らせ、メールを打ち終わるや送信ボタンをポチッとな(ドワルスキー風に)。画面の中でアイコンが上下に動き出し、一生懸命送信中である事をアピールする。もちろん、これはマズイ。即刻メールを中止したいが、“受話器を置く”のボタンをいくら連打しようが、強く押そうがピコピコ動くアイコンは止まってくれない。その時たまたまバスルームに居たが、湯船の中に突っ込んで強制終了してやろーかとマジで考えた。
まあ、その後すぐに斯く斯く云々と侘びのメールを打ち、事なきを得たのだが。ただ怖いのはメールの内容である。もし文章の一部でも欠けていたら先方に重大な誤解を与えていたかもしれない。
例えば最後の「犬に留守番しといてもらう?」が無かったら。ただウチに来るのを迷惑がってるだけの大変失礼な内容だ。しかも「どないしよ?」の後は汗マークだったし。
その後、嫁には「奇跡だね」と言われた。その通り、ボクは本来メールの文章などひどく端折るクセがある。しかも普段の口の悪さ(あくまで悪気ではない)も重なると、この場合、
「おっさん来るつってるけど、どーする?」
でもおかしく無かったってわけ。想像しただけでヒヤヒヤだ。
同じ様に、送った後に「しまった」と思うメールの失敗は過去にも何度かある。まあ、その何度かは女性に対するもので、まあ、想像に難しくないだろうですけれども。とにかく、この携帯メール(PCメールも)のキャンセル機能というか、“差し戻し”みたいなサービスがあってもいい気がする。
昨晩、友人が自分の小説が出版されたから読んでくれと持って来た。わざわざサイン付きで。「10年後にオークションで売るわ」つったら、「売れるようにがんばる」と。がんばってね。
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