血液ガッタガタ。 - シックスセンス（シガ アキオ）

　意外と？引き篭もり体質だ。仕事がなければ基本的に昼間は家に居る事が多いし、極度に“人酔い”するので、リースなどしてるだけで憂鬱になることもある（お世話になってる皆様、ごめんなさい）。なので、本当は渋谷や原宿にはあまり近寄りたくない。別にオーラが見えるわけじゃないが、人間て個々に強いパワーを出してると思うのだ。たぶん、それがたくさん溢れてると“酔う”んだな。てことで、わりかしデリケート。まあ、もともと社交的でない性格も災いしているが、しかしクラブだとか夜の人溜まりは不思議と平気だ。どーせみんな正気じゃないし、同じ穴に集まるムジナだと思えば、誰もが（自分も）同じ顔を並べたジャガイモに見える。でもそーゆーのは生まれながらで、小学生の頃から休み時間はみんなが校庭で遊ぶのを窓から眺めつつ机を彫刻刀でほじくってたタイプだし、通信簿には「協調性のかけらもなし」と書かれたギリギリ特殊学級に近い生徒だったとも思うが、そんな自分にキャッチフレーズを付けたとき、すでにご好評頂いてるのが「早すぎた現代っ子」である。
そーいえば、ボクの息子の血液型をまだ知らない。占いは基本信じないが、幼少期から刷り込まれ続けてきたこの血液型別性格判断というのは、悲しいかな一番当たってる気がする。ちなみにボクは典型的なＢ型である。というか、ボクの性格を持ってして基準が作られたんじゃないかと思うほど、オニＢである。Ｂ型は自分を否定することを知らない。他が己に対し多少なり嫌悪する謙虚さを持つのに対し、それがない。ナルシストと若干ニュアンスは違う。生まれ変わってもまたＢ型であり続けたいと願う、いわばエゴイスト。これまでお付き合いさせて頂いた女性は全てＯ型であったけれども、結婚した奥さんは生涯唯一のＡ型。宿敵である血液型と一緒になるとは世の中やはり不思議なもんだ。もちろん性格は合うわけが無い。しかし反りが合わないのも最近は楽しんでいる。Ｂ型も三十越えてやっと食える実になる。で、息子の血液型が気になる。

最近よく仕事をする早乙女太一クン。彼みたいなまったく土台の異なる方とのセッションはなかなか楽しい。巷では「流し目王子」なんて呼ばれてるらしいけど、天性の表現力というか、たしかにドキッとさせられる色気を感じる。先日、誕生日を迎えたそうで彼が撮影で気に入ったブーツをプレゼントした。舞台では御ひねりである万札の首飾りを幾重にも頂いてるのに、たかがブーツひとつで喜ぶ姿は紛れもないまだ１６才になったばかりの素顔である。

最近発足した、秘密の会合『ＲＰ６５』。まあ、ロバート・パーカー６５点の会といって、各々うまいワインとつまみを持ち寄って飲んだくれるだけである。一人一本持ってくわけだから、単純に一人最低一本は空けることになる。もちろん帰りはフラフラである。

今回チョイスしたのは無難にモンテ・アンティコの２００４。次は冒険してみよう。