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シガアキオスタイリスト97年、まだ若く鬼のように恐ろしかった蔡社長とメッケ隊の元、ハッスル(現ライノ)でアシスタント兼なんでも屋(人殺し以外)として過ごす。99年、約 1年半という業界では伝説のスピードで独立。06年、仏のようなスタイリスト古田氏らと共にチェルシーフィルムズ創設に携わる。しかし、根っからのB型の 故、集団生活は無理だとわかり、10年、office sixsenseを立ち上げソロ活動に入る。72年7月4日生まれ。現在2児のパパ。

シックスセンス

シガアキオ
スタイリスト

97年、まだ若く鬼のように恐ろしかった蔡社長とメッケ隊の元、ハッスル(現ライノ)でアシスタント兼なんでも屋(人殺し以外)として過ごす。99年、約 1年半という業界では伝説のスピードで独立。06年、仏のようなスタイリスト古田氏らと共にチェルシーフィルムズ創設に携わる。しかし、根っからのB型の 故、集団生活は無理だとわかり、10年、office sixsenseを立ち上げソロ活動に入る。72年7月4日生まれ。現在2児のパパ。

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おら悟空。

2007.11.15

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 恐らく、ボクは活字中毒だ。一日何が無いとって、文字を見ないと始まらない。例えばファッションのことだとか、音楽とか、テレビとか、そんなのは触れずとも過ごせるけど、“字”に触れない日は無い。それは情報の源がほとんど文章であったり、その他の視覚や聴覚といった直接的なものから何かをインスパイアすることがボクの場合はあまり無いからだ。小説などは必ずそうだけど、映像化したものより原作が100倍面白い。それは脳に入ってきた文字の配列が雪のように解けて、そこから自分なりの解釈が生まれるからで、その情景や人物像だったり、音楽や服だって頭の中のオリジナルが一番リアルだ。そーゆー意味じゃ世界で一番難解とされる日本語の国に生まれて幸せとさえ感じる。
だからって関係ない話かもしれないが、ボクはつい視界に飛び込んでくる“文字”を追ってしまう。それはコンビニに並んでる雑誌や新聞の見出し、電車の中吊り広告、デパートに吊られたキャッチコピーから、雑居ビルの金融会社のカンバンまで。とにかく目に付くあらゆる文字を探して読む。
トイレに入る時、いつも新聞や雑誌を持って入るのだけど、毎朝ここで用を足しながら何かをゆっくり読むのが至福の時間だ。だけどたまに読み物を忘れると、とにかくそこらにある“読める何か”を探す。トイレットパーパーの包装紙だったり、消臭スプレーの缶の裏の注意書きとか。「何パーセントリサイクル紙を使ってます」とか、「成分は、水、香料、エタノール」だとか。ふむふむ、なるほど、なんてね。
そーいう意味じゃ、なにも対象が“文章”である必要も無く、無味乾燥なキャプションだっていいわけで、だからなんか、オレ、病気なんじゃないか?って思う瞬間があるのだ。
さて、さきほど映像は原稿よりも、なんて言ったけど、つまらない映画だって字幕をひたすら“読む”という楽しみ方だってある。オープニングタイトルと同時に、翻訳、戸田奈津子、とクレジットされるだけでけっこうアガるもんだ。「よっ!なっちゃん、待ってました!」てな具合で、その意訳、さすが!とか、いまそんなギャグ使わねーよ!なんてツッコミ入れてみたりね。そこで改めて戸田奈津子の偉大さに気づいたりするわけだけれども。ま、くだらないけど今日はそんなお話し。

しばらく前、「ドラゴンボール」実写版の配役を日本でも密かに探しているという情報はキャッチしていたけど、スーパーサイヤ人をモチーフにしたヘアスタイルしてたくらいのボクだから、オーディションに受かるんじゃないか、っていう淡い夢は脆くも崩れ去りました。

$25.000(約300万円)ですごい髪型にされちゃうテレビ番組。日本でリメイクしないかな。

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