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年の差。
2008.02.26
それにしても強風に荒れた週末だった。日曜日は窓の外の気持ち良さそうな青空に釣られ、ついついジョグなんぞに出かけた。多摩川の土手に登ると、予想以上のすごい風と黄砂(実際は河川敷から巻きあがった砂埃だけど)で遠くの景色も霞むほどだった。こんな状況で走ってる人などほとんど居ないが、それでも寒さでしばらくサボってた体に喝を入れようと走り始めた。
行きはまるで幌船のように、ナイロンパーカが後ろから風をうけてびゅんびゅん進む。ボクを追い抜いてった自転車の人なんか、足をペダルに乗せないまますごい勢いで飛んでった。それくらいの風だから、折り返してからがもう地獄だった。部活のタイヤ引きくらい前ノメリで風に逆らう。それでもまったく進まない。
理由はボクのジョグスタイルにもある。長い足?と若さ溢れる跳躍力?のスライド走法で、どーしたって両足が一瞬地面から浮く。だから風に押し戻される。でもジジイの千鳥足みたいなピッチ走法はしない。それが美学でスタイルと云うものだ。なもんで福士加代子選手みたいにフラフラで帰ってきた。気分的にハーフマラソンくらいの疲労感だった。でもまあ、それで前日の暴飲暴食がチャラになった感じか。
前日というのは友人グッチの結婚パーティだった。グッチは旧姓が山口だからグッチ。昔からその苗字の人はたいていそー呼ばれるから不思議だ。見た目は中山美穂似のミポリン。ミポリン似のグッチはボクの奥さんの親友だが奥さんより若くまだ24才だ。しかもグッチのママというのが驚きの44才で、年の差を考えるとママとボクのほうが完全にニアである。
しかもそのママがまた若い。某大手米国アパレルブランドの某所店長を勤め、普段のデニムミニのスカート姿はとても44才に見えない。しかもミポリンのママだからママもミポリン似だ。
で、ミポリンママの彼氏というか内縁の夫が、某ヒルズ内の某アパレルショップで働いてる、ドレッドヘアの、あだ名がウエチという、26才の男子だ。ものすごい年の差カップル。てことで、ミポリンパパはミポリンよりふたつ年上のパパである。
で、結婚したミポリンの旦那はというと、某大手広告代理店の営業マン。さわやかな小栗旬くん似の、26才の男子。男としてのタイプは真逆だが、つまりパパとムコはタメの同い年だ。
そんなタメ年同士でも一応、父と息子で、一応、父からの祝辞を述べちゃったりするのである。「しっかり娘を幸せにしてやってくれ」とオヤジ的なことをゆーのである。26才が26才にである。ドレッドが広告代理店にである。それをみんな神妙な面持ちで聞くのである。おもろすぎ。
さらにボクのことを知るウエチは言う。「おい、オマエもシガさんにちゃんと挨拶しろ」と、26才が44才に向かってである。「てゆーか、何でアンタがいちばん号泣してんのよ」、そうママに突っ込まれるウエチはやっぱり26才である。そのウエチの号泣の理由は、女手一人で育ててくれたグッチからママへの感謝の手紙を聞いて、である。かわいい。
まあ、そんな少し変わった家族だけど、みんなの関係性は極めて真っ当で、世の中そーでもない家族もたくさんあるわけで、そーいう意味じゃ年齢とか些細なことってこの際どーでもいいのかなと。改めてそんなことに気づかされた良い結婚式だった。
「Smoke on the water」改め「大江戸の火消し」
面白いですね。久々笑いました。
いつも楽しく拝見しております。
さて、例の「隣のお姐さん」の件、いかがなりましたでしょうか?
気になって気になって・・・
どうか、ひとつ、宜しく。
いい!(笑)