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節句。
2008.03.04
もう3月だ。ぽかぽか朗らかな陽気が続いているせいで、週末はずっと飲んでいたような気がする。とにかく、ボクは寒いのが何よりも苦手だ。果たして得意な人がいるのか自身の感覚では理解し難いが、晴れよりも雨が好き、などという人もいるくらいだから、恐らくいるのだろう。お洒落も寒い季節がいちばん楽しいらしいが、“楽しい”気分って要するにテンションの問題だから、それはそれとして、あくまで“寒い”が“楽しい”という様にはならないのである。あたりまえか、、、。
で、近頃すっかり気分が良くなり、酒の量も大いにすすんでいる。先日も久しぶりに水墨画家の土屋秋恒と二人で飲んだ。囲炉裏を囲んで魚を焼きながら、焼酎。そんな渋いサシ呑みだもんで、話題はディープな方向で盛り上がるしかない。互いにあー言えばこー言うタイプ。マメ知識の応酬、引き出しの広げ合いだ。ギャルの前ならうっとーしがられる話ばかり。その知識が水墨画に必要かと言われればそーでもないだろうし、スタイリストにはまったくもって必要ない。余分な脳みそを勉強に生かせなかった事を恨むしかない。人生って複雑だ。
そんなバカ話のひとつに車の話題があった。彼はいまハニカムでHF氏や清永氏らとTT+TKOという新型アウディの企画を進行している。そのページを開いた途端、秋恒のスカした横顔に爆笑した。
「てゆーか、あんたクルマに興味あったっけ?」
そのひと言が火をつける。あとはもうアウディに関するうんちくから、仕舞いにゃスーパーカーブームのランボルギーニのエンブレムの牛の話まで、車の話だけで焼酎ロック7杯分くらいの演説をかまし、飲み終わる頃にはそらもうベロベロであった。
しかし、そもそもこの日、秋恒を誘ったのは下北沢にある彼のアトリエに作品を貰いに行くためだった。以前、ディオールのパーティ用に依頼されて書いた桜の絵を、ボクの住む桜の家と、息子の桜太にピッタリだからとプレゼントしてくれたものだ。そのうち取りに行く、って結局一年越しだったわけで、まったくボクも失礼な友人だ。
日曜日は友人呑みでなく、家族呑み。古田邸にて事務所の妻子持ちが集まって昼間から桃の節句パーティ。みんなで手巻き寿司。由夏ちゃんの料理は美味しい。篤姫よろしくとのこと。
追伸、「隣人」の続きですがすっかり忘れていました。ぼちぼち書きます。申し訳ない。
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