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恋は往復1000キロ。
2008.07.15
昨夜は新宿ルミネの吉本劇場へ村上ショージさんの単独ライブを観に行った。タイトルは『あの大物占い師に「あなた、75才で売れるわよ!」と言われた男』。しかし単独ライブと言っても、雨上がり決死隊、中川家、次長課長等々、豪華キャストを従えての舞台だった。
そこに行った理由は秋恒がその舞台のオープニングアクトを務めたから。開演早々、秋恒とショージさん二人が(つまり師匠と弟子が)水墨画をライブドローイング。なんでやねん。思わずつっこまずにいられぬ状況だが、それは本人が一番そう感じていたに違いない。
名古屋のイベント以来久々のライブだったけど、それがまさか吉本の舞台とは。いやはや、、、やはり面白い男である。もちろんショージさんの舞台自体も面白かった。いろんな意味で。それと何故か打ち上げにも参加させて頂き、おいしいお酒までご馳走になりまして、ご馳走様でした。
んで、今朝メシを食いながらテレビでスッキリを見てたら、その昨夜の模様がニュースになってて、舞台で最後にずらり並んだ芸人さん達と一緒に秋恒もちゃっかり映ってた。なんでやねん。てゆーか誰やねん。全国のお茶の間には隣に居るレイザーラモンRGよりもっと売れてないただの若手芸人に見えたに違いない。
さて、いま京都に来ている。某ホテルのロビーにて。明日は撮影だがそんなに早い時間でもないから、どーしようか悩んでる。一緒に飲みに行くほど気の知れたスタッフもいねーし、、、つまり暇を持て余してるのだ。
そんな京都の夜に、ひとり想うこと。
19の時2つか3つ年上の京都の女性とお付き合いしてた。いわゆる遠距離恋愛ってやつか。ダダ惚れしてから少なくともひと月に2回は逢いに行ってたね。しかも車で。
東京から京都は高速でちょうど片道500キロある。その頃乗ってたワーゲンの古い車はどんなにアクセル踏んだってたいしてスピードも出ないし、途中2回は休憩する。がんばっても7時間はかかった。
しかし何で車かって、単純にお金を浮かすためである。でもバカだからよく考えりゃ高速代も電車代もそんなに変わんないし、だいいち新幹線のが早いし、てゆーかむしろガソリン代考えたらそっちのが安いし。だけどなんだろ、勢いだね、勢い。あと車の助手席に女を乗せてデートってのがまだ精一杯オトナな行為な気もしてた。
だけどそもそも出会ったきっかけもボクは車で一人、京都に遊びに来たんだった。車を買うとまず遠出ってのは今も昔も変わんない。
今夜みたいに一人で暇だったから夜の街に出た。四条あたりの繁華街をウロウロしたらゲームセンターの前にまるでナンシースパンゲンみてーなやさぐれた女がひとり座り込んでた。ヤンキーもしくはジャンキー、そんな感じ。そんな頭の悪そーなヤツをからかうのも嫌いじゃないし、ボクも同じように隣に座り込んで話しかけてみた。すると以外に頭はラリってなくてフツーに話できた。「明日、アタシ学園祭で歌うから来なよ」って、おもしろそーだから次の日行ってみることにした。
嵐山のあたりに嵯峨芸術大学ってのがある。彼女はそこの生徒さんだった。昨夜の容姿から察するにどーせパンクバンドくらいに思ってたが、野外ステージから聴こえてきたのはバリバリのジャズで彼女はそこで歌ってた。歌もバンドもえらい上手だったわ。そんな才能に惚れたね、、、。
あ、こんなアホな話ししてるとまた奥さんに叱られるわ。でもまあ、才能に惚れたってそれだけで男女はやってけねーしね。約半年程度の若くて短い恋だったけど最後は電話で別れ話もなんだからサヨナラ伝えに京都まで行ったよね。また7時間かけて。んで喫茶店で別れ話しに30分。それからまた帰りの道のり7時間。若さゆえーっすか。おっさんだから肉体的にもう無理だな。だけど気持ちはいつでも19のままさー。
って浜省なんでやねん。19てもう16年前か。でも不思議と京都はその頃と街もあんまり変わりまへんな。んーそれでもまだこんな時間。やっぱ一人で飲み行こかな。ではでは。
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