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盗んでないバイクで走り出す。
2008.11.20
とかなんとかいっちゃって、夜は疲れて帰宅後間もなく寝てしまった。んでその続きか。
ワイヤーが切れたからもうどーしようもない。バイクのワイヤーてのは車種ごとにサイズとか規格がバラバラだから、パンク修理みたいにスタンドやショップに持ち込んでもすぐに直るもんじゃない。もし近くにバイク屋があったとして部品取り寄せで少なくとも翌営業日。週末を挟むから恐らく2、3日先になる。だからって諦めてこんな場所にほったらかして帰るわけにもいかない。
そこでふと頭に浮かんだのが何処かで見覚えのあるエマージェンシーキットだ。旅先などで急に切れたワイヤを応急処置するアイテム。確か専用ボルトで一時的に繋ぎ止めておくようなヤツ。
じゃ、それを売ってるとこ探そって携帯のネットで近所を検索する。すると八潮インターひとつ手前、加平インター近くにナップスがあった。ナップスとはバイク版オートバックスのような大型パーツショップだ。うちの近所だと二子玉川にあるが、とにかくそこに行けば部品から書籍までバイクに関するものはなんでも揃っている。
ナップスなら絶対売ってるはず。そう決めて向かう事にはしたけれど、インターひとつ手前といったって少なくとも5キロくらいは距離がありそうだ。でもがんばるしかねえってバイクを押して歩きはじめた。でも500メートルくらいで嫌になった。
待て。そもそもコレ押さなきゃダメか。クラッチは効かないがエンジンはかかる。回転合わせばクラッチ切らなくてもシフトチェンジはできる。山道なんかで気持ちよく走ってる時、景色に見惚れると右手運転で左手で写真撮ったりする(危険です)。そーゆう時もギアのアップダウンはアクセルワークのみだ。そう、走り出せばどーにかなる。ただどうやって走り出すのか、、、。
考えた結果、走り出すことにした。自分が。
ボクがバイクを押して走る→勢いがついたところでバイクに飛び乗る→セカンドつないで走り出す。我ながら素晴らしいアイデアだった。もちろんそれでうまく走り出すことはできたが、信号で止まる度に同じ事を繰り返すわけだから、それを見た周りの車は「アイツ、何しとんじゃ?」てな感じだったろう。
いやはや、何事だって成せば成る。クラッチ無しで無事にそこまで辿り着いてしまった。早速店員さんに「クラッチワイヤーの救急キットある?」て聞いたらやっぱ普通に置いてあった。さすがだ。でもそれが陳列されてた棚はワイヤーケーブルのコーナーで、てことはまさかクラッチワイヤーも普通に置いてあんのかしら?って思ったら、、、あった。考えられん。ボクの愛車はスズキ・RMXという今となってはちょっとマニアックな2スト・モトクロッサー。そんな絶版モッサーの部品まで在庫してるなんて、ナップス最高。ありがとうナップス。
新しい部品さえあれば切れてしまったワイヤーの交換なんて10分でできる。ところでその部品代金。新品ワイヤーが2600円に対し、間に合わせの救急セットでも2000円する。もしもの場合、背に腹は変えられぬがなんか納得いかない価格設定。足元、みられてるよね~(はるな愛風)
さて、昨日とあるイベントに顔をだした。まあ多くは語らないが、ファッション業界の悪ノリな部分がモロに出た催しで、一体何したいんだかって感じで10分で会場を後にした。カッコイイとやってることが実はどうなんだろって気づける人は10年後でも生きていられる、そんな気がします。なんて。では。
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