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ウザ男。
2008.12.04
今日、事務所へ寄るとフォトグラファーの金ちゃんがいた。次回のチェルマグの写真選考に来ていた。金ちゃんとの付き合いは長い。彼女がまだマガジンハウスの社カメをしていた頃からだからもう十年以上か。その間、彼女はまた写真を勉強し直しにロンドンへ渡った。
今から3、4年前ひとりでぶらりイギリスを旅した時、何も用事がなかったので金ちゃん何してんだろって連絡した事がある。知人から聞いた彼女のアドレスにメールすると返事があった。そこで彼女の住所や電話番号などを聞き、向こうで会おうと約束した。
何日か後にロンドンに着いた。ホテルで一息つくと、さっそく酒でも飲もうと彼女の住む街まで電車で向かった。駅に着くと外はもう真っ暗。よく考えれば、勢いで来たけど彼女に来ることを伝えてなかった。携帯電話も持ってない。さてどーしよ?なんて改札で悩んでたら、後ろから「シガさん?」て声がして振り返ると金ちゃんが居た。
偶然とはいえ、それは深夜の池尻大橋駅前の横断歩道でばったり会う偶然とは違う。しかし金ちゃんもよく気付いてくれたなと。彼女は近くの深夜まで営業してる現像所にフィルムを出しに行く途中だったそうだ。驚きの再会だったが、なぜか1分後にはその現像所へ向かって二人でふつーに歩いてた。
結局、暇だから帰るまで毎日彼女と一緒に居た。昼間のアートスクールまで図々しく付いて行った。授業を待つ間は校内のバーでビールを飲み、学食でメシを食い、放課後は作品を見て、ライブに行き、撮影アシスタントなどもした。思うとそーとーウザイやつだった。
まあ、そんな事を思い出した。
そんなボクと同い年のフォトグラファー金玖美ちゃん。先日個展を終えたばかりですが、次回のチェルマグに作品を提供して頂いたのでお楽しみに。
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