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シガアキオスタイリスト97年、まだ若く鬼のように恐ろしかった蔡社長とメッケ隊の元、ハッスル(現ライノ)でアシスタント兼なんでも屋(人殺し以外)として過ごす。99年、約 1年半という業界では伝説のスピードで独立。06年、仏のようなスタイリスト古田氏らと共にチェルシーフィルムズ創設に携わる。しかし、根っからのB型の 故、集団生活は無理だとわかり、10年、office sixsenseを立ち上げソロ活動に入る。72年7月4日生まれ。現在2児のパパ。

シックスセンス

シガアキオ
スタイリスト

97年、まだ若く鬼のように恐ろしかった蔡社長とメッケ隊の元、ハッスル(現ライノ)でアシスタント兼なんでも屋(人殺し以外)として過ごす。99年、約 1年半という業界では伝説のスピードで独立。06年、仏のようなスタイリスト古田氏らと共にチェルシーフィルムズ創設に携わる。しかし、根っからのB型の 故、集団生活は無理だとわかり、10年、office sixsenseを立ち上げソロ活動に入る。72年7月4日生まれ。現在2児のパパ。

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今昔。

2009.06.21

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 何日か前のほぼ日の氏のコラムに、この歳でまだせんべいをムシャムシャ食べられるのは、歯医者の進んだ治療のおかげ、たしかそんなことが書いてありました。原始の時代より人間はさぞかし虫歯に苦しめられてきたんだろうと。

 それと似たような事だけど、先日近所を散歩していたら、坂の下からえっちらおっちら歩いて来る隣に住むオジさんと遭遇した。

 と、その前に。この辺りは「さくら坂」が有名だけど、他にも「〇〇坂」と名の付く坂道がそこら中にあって、昔は険しい丘陵で有名な難所だったそう。旧中原街道を通り江戸の玄関口、多摩川を渡し舟で渡った先は馬でもきつい「大坂」があったとか。馬車馬が力尽きて死んでしまうから、馬を弔う馬頭観音があちこちあるのだそうです。

 で、息切らせながら坂を上ってきたオジさんがこう言う。「いやあ、私の歳でこれほど辛んどいのに、この辺の昔の年寄りは足腰強かったんでしょうねえ」と。そりゃ人生五十年、六十年と言われた時代からすればオジさんはオジイさんだし、ボクだってそろそろ辞世の句とか遺言でも考えなきゃならない歳だ。でも二十年も寿命が延びたこの時代に七十の老人が歩けることがそもそも奇跡。つまり、「オジさんは昔の人よりだいぶ若くて元気ですよ」と言うと、「なるほど、ありがとう」ってまた坂道をえっちらおっちら元気に上って行きました。

 ちなみに、この辺はどんな豪邸の庭先のポルシェの横にも決まって電動自転車が置いてあります。まあ、だいたいコレ

ENMS63B.jpgのサムネール画像

 先に言ったような土地柄、ファミリーママならどんなセレブにもベンツと同じくらい、もしくはそれ以上の必需品である「電動アシスト付き自転車」。スーパー、コンビニ、公園と、子連れで近所へ行くなら最強の移動ツール。ボクもふだん電動チャリに乗ってるが、坂道の多いこの辺りはもはやそれなくしてありえない。もちろんノーアシストの普通のママチャリで前後に子供を積み、上り坂を立ち漕ぎでガンガン攻めてるかーちゃんもいますが、そーゆー人は神に近い存在だと思ってる。

 とにかく、いまこちら側の世界では「オサレ」より「電動」が熱い。オサレ自転車しか興味ない原宿キッズは知らないかもしれないが、すでに昨年12月、規制が緩和されて電動チャリは従来の2倍パワーが出るようになった。なので、今年の春モデルはリミッターカットのフルパワーモデルがリリースされてる。一度でも乗った人はわかるだろうけど、信じられないくらい力がいらないし、急な坂道もスイスイ進む。そのパワーがさらに倍とは、もう世の中「原動機付き自転車」は必要ないじゃないかと心配なくらいだ。

 で、わが家の目下の関心事は、その新規格となった電動ママチャリを買うのか、今秋をメドに開発されてる三人乗りママチャリを狙うかということ。三人乗りでも電動アシストはもち必須ですが。

 にしても、現在は警察も黙認中のママ+子供2人の三人乗り。国家権力の決めたルールすらひっくり返してしまう全国ママさん連合は、わが国最強の右翼団体で間違いない。 

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