雨が降るなか最初のポイントへ。


陸っぱりで、まず肝心なのは場所選び。ポイントを探してグルグルと回りますが、雨の影響でかなり濁っているし、水位も高くなっている様子。魚がいない場所で竿を振ってもしょうがないわけで、村山さんが知り合いの現地バサーに連絡し、いくつかのポイントを教えてもらいました。

最初に向かったのはダムに流れ込む川、バックウォーター。草木をかき分け、ぬかるんだ足元に滑って泥だらけになりながら岸辺に降りてみると、道路から見ていた以上にコンディションが悪い……。まあ、とりあえず始めてみましょう。

Murayama: 激流ですね。ビッグベイトで流れ落ちてきたアユを演出して誘ってみようと思います。
Ishii: バスが休んでいそうな流れが弱いところを、ワームのシャッドテールでチョンチョンと攻めて様子をうかがいます。

Murata: ダムに流れ込む川でバス釣りをするのは初めて。スピナーベイトでゴリゴリ巻いてみます。
Komatsu: スピナーベイトを投げてみたけど、流されちゃいますね。
思うようにルアーを動かせないし、バスもどこにいるのか分からない。雨が降ったり止んだりするなか、少しのあいだ投げ続けてみるものの、全員手応えは一切なし。潔くポイントを移動します。

次にやってきたのは、足場が安定した広場。先ほどの流れが速い川とは打って変わって穏やかです。小さな流れ込みもあり、バスのエサとなる小魚の姿もちらほら。魚の活性が高い時間帯ではないですが、ここは期待できそう。

投げ始めてみると、すぐに反応が! キャッチしたのは石井。

Ishii: ストレートワームをネコリグでセットして、底をずる引き。あまり期待せずに投げていたら、2投目で食ってきて驚いちゃいました。サイズは大きくはないけど、色がきれいなバスですね。
幸先のいいスタート! 引き続きスピナーベイトを投げていた村田さんと小松も、石井に倣ってストレートワームにチェンジします。村山さんは、クランクやエビ系ワームなどで状況を探ります。

雨が止み、気温は26度と過ごしやすくなりました。改めて周囲を眺めてみると、景色がいいじゃないですか。七川ダムは桜の名所で、「日本さくら名所100選」にも選定されているんだとか。春に花見をしながら釣りをするのも気持ちよさそうです。