激アツのナブラでついにヒット!

何度かチャンスが巡ってきたものの、ルアーには反応なし。ナブラは釣れる確率は高いですが、必ず釣れるとは限りません。食うナブラを探してボートを走らせます。




しばらくすると、それまでとは明らかに違うナブラに鳥山ができています。イワシが密集した“イワシボール”ができているじゃないですか。船長によると、6キロくらいのカツオが水面まで上がってきているとのこと! この日一番のチャンスです。すると、村山さんのリールがジジジと鳴り響き、ヒットした様子!
しかし、ほかのカツオのヒレに擦れて糸が切れしまいました……。
Murayama: イワシボールの向こうに投げて、早巻きで通したら出なくて。また投げて、手前で止めてみたら食ってきました。でも、逃げられちゃいましたね。

残念な結果でしたが、アツいシチュエーションと初ヒットに盛り上がるメンバーたち。
Murata: 悔しいですね。サーフフィッシングだったら、ナブラに着水した瞬間に早巻きするんですけど、いつもの癖でそうやっちゃいました。いいところにキャストできたのに、少し止めてルアーを沈めるのを忘れちゃうくらい興奮していました。
Ishii: カツオがヒットして全員のテンションが上がりましたし、自分のことのように嬉しかった。バスと違ってチーム戦ですね。ヒットしても、その重さをひとりで釣り上げるのも大変ですし。
残念な結果に落胆しますが、また絶好のチャンスがやってきます。なんとマグロが水面を割って出るほど、活発に捕食中!


水面から飛び出た瞬間、キハダマグロという名前のとおり黄色い体表が輝き、その貫禄たるや。大海原を泳ぐ野生のマグロなんて、釣りをしていなかったら見られない光景です。感動というか、畏怖の念というか。当たり前に食べている魚の生きた姿に胸が熱くなっちゃいます。

興奮しながら全員でキャスト。船長さんも、これを逃したら次はないと言うほどの激アツ。夢中になって竿を振ります。
しかし、ここでも食わず。緊張感と高揚感のあとに虚無感だけが残り、それの繰り返し。その後は何度か鳥山を見つけて投げてみますが反応はなく、帰港の時間となってしまいました。


Ishii: いいところに投げられて、ハラハラしながら巻いても反応はなく。ルアーの動かし方が下手だったのかな。ほかの釣りとは違いますね。釣ることはできなかったけど、水面でその姿を見ただけでも圧倒されました。
Murayama: 釣れたら御の字でしょ、って感じで臨んだけど、やっぱり悔しいですね。運が味方してくれなかったけど、みんなでナブラに向かって投げるのは貴重な経験でした。また来たいです。

Murata: 去年、八丈島の沖磯で70cmくらいのカンパチをヒットさせた経験があるから、釣れると思っていたんですよ。でも、自信がなくなりました。あの緊張感はほかでは味わえないので、絶対にリベンジしたいです。
Ikemoto: アドレナリン全開で血眼になった全員で一体となって、釣りに行こうとする姿勢が新鮮でした。ナブラが沸いている時間は短いから、構えていないといけませんね。甘くはない、いい経験になりました。
Komatsu: 相模湾に続いて2連敗。難しいからこそ燃えますね。これほどのヘビータックルを初めて使ったし、ルアーアクションもまだまだでした。釣れなかったのは悔しいけど次につながると思うので、また挑戦したいです。

