パフォーマンスだけではなく、常に自分らしく快適に動けることをサポートできるブランドに。
―最近〈アシックス〉はパフォーマンスシーンだけでなく、スポーツスタイルのプロダクトは、スタイリッシュなユーザーからも高い支持を得ることに成功しています。それに関連して、各国でインディペンデントなスポーツブランドが生まれていますが、その状況についてどう思われますか?
Fukuda: そのような背景にはユーザーの多様な価値観、自己表現の多様性があると思います。〈アシックス〉はパフォーマンスシーンに対応するブランドとしてだけでなく、日常で自分らしく快適に動くことができることをサポートできるブランドでありたいと考えております。
単にトレンドを追うだけでなく、〈アシックス〉独自の強みを付加しながら、先駆的な提案をし続けたいと思っています。そのことによりインディペンデントなスポーツブランドと差別することができるでしょう。
―〈アシックス〉はそういったブランドと競合するだけでなく、ニューヨークはブルックリン発祥のランニングブランドである「Bandit Running」とコラボレーションを実現(日本では未展開)し、ランナーの間では凄い人気です。
Fukuda: 〈アシックス〉の機能性の部分がそういったブランドとのコラボレーションモデルでも評価されているのだと思います。スポーツスタイルでも数々のコラボレーションを行っていますが、私たちのブランドの根底にある理念をコミュニケーションさせていただき、そこからさらにビジネスの可能性、発展性を拡大していけたらと思います。