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Adult TRUCK, S.T.N.E. About furniture created by an overwhelming inclination toward comfort.
Same TRUCK, New Engine: A Solo Journey

Adult TRUCK, S.T.N.E. About furniture created by an overwhelming inclination toward comfort.

TRUCK FURNITURE is an Osaka furniture maker with no wholesaler, yet it continues to produce products that are admired by many people. Norihiko Kise, the creator of TRUCK FURNITURE, launched his solo label, S.T.N.E., at the end of last year. What's more, he has taken a big step in the direction of simplicity. What is behind this change? We were able to ask him a lot of questions about his furniture and himself.

体感を積み重ねたS.T,N.E.のディテール。

ー商品数は40点以上ですか。かなり多いですよね。

Kise: ぼくは自分では数えてないんですよ。スイッチが入ると一気にたくさんつくり始めることがあるし、1個に集中して完成させたら次っていうことではなくて、同時にいくつも走り出して、何回もやり直してゴールを目指す。ソファなどは2年以上かけて何度も改良して、家で実際に使いながら納得するまでつくり直しています。店で売るものも、ギリギリまでいいバージョンを追求して、ちょっとでもいいものを渡したいという気持ちは常にあります。

〈TRUCK〉といえば「FK SOFA」。〈S.T,N.E.〉では「MORGAN SOFA」が展開される。前者はバフっ、後者ではふわっとした座り心地で、オットマン(¥284,900〜)など5種類をラインナップ。

ー今回、ソファなど多くのプロダクトで〈Kvadrat(クヴァドラ)〉の生地を使っていますね。

Kise: 〈クヴァドラ〉の生地を使うのは、今回が初めてです。“おとなTRUCK”と言い始めた頃から気になっていて、実際に触ってみたくて1メートルずついろいろ買ってみたんです。これまではオリジナル生地が多かったけど、〈クヴァドラ〉は70年もの歴史があって、そのクオリティもヨーロッパで評価されていて、価格もかなり高いと。じゃあ表面だけ高級で中身が追いついてなかったらダサいから、さらになにかできることないかっていうことで、いろんな素材を見直して、アップデートして、中身も負けへんようにもう1回見直し改良して、っていうことをしてみたんです。で合わせたら、この世界観ならいままでと違う場所にも届くんじゃないかと。

ーソファに実際に座ってみると、クッションの詰め物も相当計算されて、ちょうどいい柔らかさになっていますね。

Kise: 計算というか、もう体感です。表面は柔らかくふわっとしてるけど、中はちょっとむにゅっと支えてるような、そういうイメージで。自宅でこのソファに座って、映画を観てたんですよ。で、3時間以上とか観ていると、すごいだらしない体勢になりますよね? そのときに背中や頭への当たり方がちょっと固く感じて。もうそのあとは、気になって映画観れないです。次の日には、改良したバージョンに入れ替えてみて、またちょっと数日使ってみてと。ちょっとでもいいものを(お客さんに)渡したいので。もうそれは〈TRUCK〉の頃から何も変わらず。

ー最初に形になったプロトタイプは、どれになりますか?

おおらかなサイズで、ダイニングにもつかえる椅子をつくりたいという思いから、ほんの少しのゆとりを大切にした「HAVANA ARM CHAIR」(¥142,560〜)。

Kise: わかりやすいのが、この椅子ですね。まだ“おとなトラック”という言葉すらなかった頃、脚に装飾の線を3本入れてみたんです。一旦客観視して、無くすかと思うこともあったけど、そのままにして。3本線が入ったバケツのハンドルやヤスリの棒みたいな、昔の道具が好きなんです。実際は滑り止めなのか装飾なのかわからないけど、その“必要だからある”という感じがいいなと。

ー〈TRUCK〉とは木の色合いがちがいますが、〈S.T,N.E.〉はどんな木材を使っていますか?

Kise: ホワイトオークとナラです。〈S.T,N.E.〉用に2色つくりました。”ジャックブラウン“と”ソリッドナチュラル“。通称”ソリナチュ“はなるべく何も加工していない自然な色にしたかったんですが、少しだけ白い色が入っています。オークは日焼けで黄色くなるので、それを抑えるためにUVカット成分も塗装に入れていて、黄色くなりすぎず緩やかに変化します。〈TRUCK〉は茶色いイメージで、一方これは白い箱のようなスッキリした雰囲気にも合うと思っています。

ー大理石のような素材を使うというのも意外でした。

Kise: キッチンに石を使いたくて、いろんな素材を見た中で、「ジュライエロー」というライムストーンを選びました。表面はピカピカしていないザラザラした仕上げで、ナチュラルな感じが好みです。石材屋さんからは水回りには推奨しないと言われましたが、自己責任で1年以上家のキッチンで使って試しました。レモン汁で白くなる部分もありますが、数ヶ月経つとわからなくなり、何も問題ありませんでした。

「ALSACE COFFEE TABLE」は、ナラ材(¥253,000)とライムストーン(¥437,800)の2種類の天板を揃えている。

INFORMATION

S.T, N.E.

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