PROFILE
1990年、島根県生まれのフォトグラファー。スタジオアシスタントを経て、三部正博氏に師事。2018年に独立。ポートレートやライフスタイルを軸に、広告・雑誌・ブランドビジュアルなど幅広い分野で活躍中。料理、猫、インテリアが好き。一児の父。
Instagram:.@shinsaku_yasujima
“ちゃんと運転している感”があるクルマ。
ちょっとクルマで遠出して、小田原まで家具でも見に行きませんか?
そんな軽いお誘いから、フォトグラファーの安島さんと出かけることが決まった3月のとある日。待ち合わせ場所に選んだのは、世田谷区・羽根木公園そばにある「フグレン 羽根木公園」。北欧家具が並ぶこの店は、朝7時から営業している数少ないカフェのひとつです。
今回の目的は二つ。家具のディグはもちろんのこと、昨年10月に発表された新型「日産リーフ」の試乗も兼ねています。好評を得ている3代目ってどんな感じなの?という疑問を、実際に体験してみようと思ったんです。
店内でコーヒーを注文する間、ターコイズブルーとブラックの2トーンをまとった新型「日産リーフ」は、安島さんの戻りを静かに待っていました。
ドアを閉め、カップをホルダーに収めて、パワースイッチを押す。エンジン車と違ってアイドリングがないから車内は静寂を保ったまま。漂う期待と不安は、画面に灯るモニターの光に吸い込まれていきます。辺りもすっかり明るくなってきた7時半過ぎ。いざ出発の時間です。
EVと聞くと「スーッと動くだけ」と想像しがちです。ところが安島さんは、乗り込んだその瞬間から違う印象を持ったようです。
「ステアリングとアクセルの連動性が、軽すぎず重すぎずちょうどよくて。意外と“ちゃんと運転してる感”があるんですよ」。安島さんがそう話すように、クルマとしての運転する楽しさを、このクルマは残しているようです。
近年のクルマにありがちな「ハンドルをただ動かしている感じ」とは明らかに違う、「運転している」というしっかりとした手応えがあります。それは路面のフィードバックを残しつつ、余分な振動だけをきれいに取り除いたような感触。走り出した瞬間から、このクルマが単純な「楽チン仕様」ではないことが伝わってきました。