代々木上原駅からすぐ。井の頭通り沿いにの素敵なお店ができました。ニューヨークを拠点とする〈ボーディ(BODE)〉のアジア初となる直営店「BODE Tokyo」です。ヴィンテージマンションの1階に位置するこのお店には、ブランドの世界観がぎゅっと凝縮されています。
店内には、メンズとウィメンズのフルコレクションが並び、ヴィンテージやアンティークのテキスタイルでつくられた一点モノのピースも。その他にも、ミッドセンチュリー期の国立公園柄のピローケースでつくったクッションや、スーベニアアイテムなど、ここでしか出会えない限定アイテムも揃っています。
高さのある天井が気持ちのいい空間。内装デザインを手掛けたのは「Green River Project LLC」です。日本の伝統建築に西洋の歴史的技法を融合させた、チェコ系アメリカ人建築家のアントニン・レーモンドの仕事に着想を得ながら設計されました。
かつてJFKの大統領執務室(オーバルオフィス)に飾られていた絵画を再現した作品が入口にかけられるなど、家具や調度品、装飾は1961〜63年のケネディ大統領時代のホワイトハウス修復事業(ケネディ・レストレーション)を参照しています。
試着室にはエジプトの風景画を配し、ドアには神奈川県比山で調達されたグリーンガラスの窓付き再生木材を採用。そして、創設者のエミリーの庭で育ったアジサイのドライフラワーを活けたイラン製の真鍮花瓶を置くなど、〈ボーディ〉らしい私的なムードも香ります。
その他にも、大使館の共用部やオフィスのロビーを彷彿とさせる特注のウールカーペット、アメリカンブラックウォールナットのダイニングテーブル、エドモン・ラシュナルによる1920年代のフランス製セラミック花瓶など、さまざまな要素が交わりつつも、調和しているところがすごい。ひとつの美意識によって導かれているようです。
古材の檜をすべて伝統的な技法による手作業で建てられた小屋には、シューズやバッグが並び、はつり仕上げのベンチも置いてあります。
不自然なく混じり合っているので気づきにくいのですが、細かく見れば見るほど終わりがないくらいのこだわりが面白いのです。街とどのように共鳴していくのか、今後も楽しみなお店なので、近くに行った際はその空気に触れてみてください。
BODE Tokyo
住所:東京都渋谷区上原3丁目43-1
Hours: 11:00-19:00

