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連載【マイナーグッド図鑑】VOL.29 バブアーの秋ニット。

王道ブランドの定番品はやっぱりいい。定番と言われるだけあって歴史があるし、信頼できるスペックもあって、何歳になっても飽きない。でもこれはちょっと天邪鬼なひとに向けた連載企画。あのブランドの、実は知られていない、けどグッとくるものを紹介します。第29回目は〈バブアー〉のマイナーグッド。

Photo_Arata Suzuki
Styling_So Matsukawa
Text&Edit_Yuri Sudo


〈バブアー〉の春夏の意外な一面は過去記事でご紹介しましたが、今回は彼らが得意とする秋冬の話。

暑さが落ち着いてくると、店頭ではオイルドジャケットの数々が並びますが、視線を奥にうつすとこんなものもあるんです。

Hardale Crew ¥27,500

ニット製品は寒い季節の英国紳士の装いに欠かせないもの。こちらはイギリス伝統のフェアアイル柄を、ブランドらしく解釈して落とし込んだ一枚です。トルソー部分と左右の腕は、パターンは同じにしつつ色を変えています。

幾何学的なパターンが醸すいなたさに、ほんのひとさじ遊び心を加えるだけでこうもダンディに。〈バブアー〉のバランス感覚が光ります。

Placement Scottish Knit ¥55,000

お次は、スコットランド製ならではの上質な風合いが魅力の一枚。オーセンティックなノルディック柄で、オレンジカラーは視覚的に温かい印象を纏わせてくれます。デニムやチノなど、シンプルに合わせたいところ。

Scottish Knit Cardigan ¥60,500

先の2つのニットが主役なのであれば、これは脇役に徹してくれるニットです。

シェットランドニットのような毛足のある素材を使用していて、まずその柔らかな肌触りに感動するはず。ネイビーとバーガンディーの配色の切り替えも上品で、ポケットのあしらいもいいアクセントに。Tシャツ、シャツ、ハイネック、どんなインナーも受け止める包容力のある一枚です。

外身だけ整えるのは、英国紳士にあらず。ちらりとのぞくニットも抜かりなくいきましょう。〈バブアー〉ならそれが叶います。

ロケ地メモ:広告制作の仕事をしている男性の部屋。ニコラス・ケイジの写真を壁に貼っているが、特にファンというわけではないらしい。いちばん好きな作品は『ワイルド・アット・ハート』。

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