館山のポテンシャルの高さを実感!
出船の時間になると雨は止み、ひんやりとした空気を浴びながら、南に向かって40分ほど船を走らせます。館山の沖は潮の流れが比較的速く、東京湾の湾口に潮が通るから大きい魚も釣れるそう。青物だったらカンパチやヒラマサやブリ、場合によってはマグロも釣れると船長さん。しかし、最近潮の流れが変わって水温が少し上がり、状況が変わっているとも。やや荒れた海面に揺られながら、最初の目的地に到着。期待を胸に、1投目を。なんと、すぐに反応がありました!
最初に釣り上げたのは小松。見たことない赤い魚は、ハチビキというらしい。もちろん食べられます。
小松: まさか1投目で釣れるなんて。しかも、知らない魚。きれいですね。
ほぼ同時に釣ったのは石井。なんとクロムツです!
石井: すぐに釣れました。初めて見たと思ったらクロムツ。高級魚と聞いたらテンションがさらに上がっちゃいます。見た目は地味だから、そんなにいい魚だと思わなかった(笑)。
さらに、同じタイミングで左舷も盛り上がっています。釣ったのは霜垣さん。
しかし、サバをキャッチ寸前でフックアウト。……これは悔しい。でも、すぐに反応が。ハチビキが上がりました。
霜垣: サバは残念だったけど、すぐに釣れてよかった。最初、根がかりかな? って思ったら、ぴくぴくって引いていて。巻き上げたら赤い姿が見えてきて、テンションが上がりました。
幸先のいいスタートに胸が躍ります。ジギングが初めての竹内さんと、釣り自体初めての廣瀬さんは、少しずつ感覚を養っている様子。
竹内: 水中でメタルジグがどんな動きをしているのか、まだイメージできていません。エサだったら寄ってくるはずだけど、どうやったらメタルジグに反応を示すのか。それを考えるのがおもしろいです。
廣瀬: まだコツを掴んでいないから難しいですね。メタルジグを底まで落として、しゃくり上げて、巻くタイミングがまだ分かりません。まずはアタリの感覚が欲しいところ。
反応が渋くなったのでポイントを移動します。何ヶ所も移動を繰り返しますが、基本的な釣り方は変わりません。ただ、水深が変われば釣れる魚は変わり、メタルジグのサイズや動かし方でも釣れる魚が違います。
池本: ルアーのなかでもジギングはよく釣れるイメージ。水深やアクションによって釣れる魚が違うから、魚の習性を学べておもしろいです。青物を狙うハイピッチジギングは食わせる間は必要ないけど、根魚は早く動かしても食ってこないって船長さんが言っていて。ちょっと待って、間を作らなきゃ。
次にヒットしたのは小松。オニカサゴでした。ヒレなどに毒がありますが、食べられる魚です。しかも、うまいらしい!
小松: オニカサゴも初めて釣りました。カサゴっていったら褐色のイメージが強いけど、赤いんですね。普通に素手で触るところでした。知識って大事。