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館山の水深100m。海底のロックフィッシュを釣って食べたいフイナム フィッシング クラブ。
Eat the fish we caught.

館山の水深100m。海底のロックフィッシュを釣って食べたいフイナム フィッシング クラブ。

釣った魚を食べるという、遊びが食につながる貴重な体験。これまでフイナム フィッシング クラブは何度もそれを味わってきましたが、今回も再び! 都内から車で約2時間。千葉の先端、館山に足を運び、船釣りをしてきました。狙いはハタやカサゴなど、岩礁に棲むロックフィッシュ。どうやら高級魚も釣れるらしい。釣れた魚は居酒屋に持ち込んで、ちょっと早めの忘年会をしちゃおうぜ! って1日です。

  • Photo_Fumihiko Ikemoto
  • Text_Shogo Komatsu
  • Edit_Yosuke Ishii
  • Special Thanks_いけのや

館山のポテンシャルの高さを実感!

出船の時間になると雨は止み、ひんやりとした空気を浴びながら、南に向かって40分ほど船を走らせます。館山の沖は潮の流れが比較的速く、東京湾の湾口に潮が通るから大きい魚も釣れるそう。青物だったらカンパチやヒラマサやブリ、場合によってはマグロも釣れると船長さん。しかし、最近潮の流れが変わって水温が少し上がり、状況が変わっているとも。やや荒れた海面に揺られながら、最初の目的地に到着。期待を胸に、1投目を。なんと、すぐに反応がありました!

最初に釣り上げたのは小松。見たことない赤い魚は、ハチビキというらしい。もちろん食べられます。

小松: まさか1投目で釣れるなんて。しかも、知らない魚。きれいですね。

ほぼ同時に釣ったのは石井。なんとクロムツです!

石井: すぐに釣れました。初めて見たと思ったらクロムツ。高級魚と聞いたらテンションがさらに上がっちゃいます。見た目は地味だから、そんなにいい魚だと思わなかった(笑)。

さらに、同じタイミングで左舷も盛り上がっています。釣ったのは霜垣さん。

しかし、サバをキャッチ寸前でフックアウト。……これは悔しい。でも、すぐに反応が。ハチビキが上がりました。

霜垣: サバは残念だったけど、すぐに釣れてよかった。最初、根がかりかな? って思ったら、ぴくぴくって引いていて。巻き上げたら赤い姿が見えてきて、テンションが上がりました。

幸先のいいスタートに胸が躍ります。ジギングが初めての竹内さんと、釣り自体初めての廣瀬さんは、少しずつ感覚を養っている様子。

竹内: 水中でメタルジグがどんな動きをしているのか、まだイメージできていません。エサだったら寄ってくるはずだけど、どうやったらメタルジグに反応を示すのか。それを考えるのがおもしろいです。

廣瀬: まだコツを掴んでいないから難しいですね。メタルジグを底まで落として、しゃくり上げて、巻くタイミングがまだ分かりません。まずはアタリの感覚が欲しいところ。

反応が渋くなったのでポイントを移動します。何ヶ所も移動を繰り返しますが、基本的な釣り方は変わりません。ただ、水深が変われば釣れる魚は変わり、メタルジグのサイズや動かし方でも釣れる魚が違います。

池本: ルアーのなかでもジギングはよく釣れるイメージ。水深やアクションによって釣れる魚が違うから、魚の習性を学べておもしろいです。青物を狙うハイピッチジギングは食わせる間は必要ないけど、根魚は早く動かしても食ってこないって船長さんが言っていて。ちょっと待って、間を作らなきゃ。

次にヒットしたのは小松。オニカサゴでした。ヒレなどに毒がありますが、食べられる魚です。しかも、うまいらしい!

小松: オニカサゴも初めて釣りました。カサゴっていったら褐色のイメージが強いけど、赤いんですね。普通に素手で触るところでした。知識って大事。

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