クラフトと新しい風が交差する花巻&盛岡。気になるスポット12選。
花巻編
①るんびにい美術館
〈ヘラルボニー〉創業のきっかけとなった美術館。1階の展示スペースには、型にはまらない自由な作品が並んでいます。実は、展示されている作品の多くは障害のある方によって制作されたもの。制作拠点である館内2階のアトリエは見学可能です。名前は、ブッダの生誕地であるネパール・ルンビニーに由来。一人ひとりの命や個性を尊ぶという想いが込められているのだそう。
②1989
メンズ、レディース、古着の3フロアから成るセレクトショップ「1989」。店名のとおり1989年にオープンし、以来40年近く東北のファッションシーンを牽引してきた存在です。店内には、〈ネペンテス(NEPENTHES)〉や〈エヌハリウッド(N.HOOLYWOOD)〉をはじめとする国内外のブランドがラインナップ。オリジナルプロダクトとして、カラバリ豊富な〈ポロ ラルフ ローレン(Polo Ralph Lauren)〉の古着のシャツをスタンドカラーにリメイクしたシャツも展開しています。古着フロアは週末のみのオープン。オーナーの平賀和彦さんの趣味部屋のような空間はフイナム読者に刺さること間違いなし。
③マルカンビル大食堂
「マルカン百貨店」として43年間に渡り親しまれ、2016年の閉店から再び復活をとげた花巻のランドマーク「マルカンビル」。その6階には、昭和レトロな趣を残したまま再稼働した、500席以上も収容する広大な食堂フロアが。ラーメン、そば、すし、カレー、洋食と、150種類以上のメニューが並び、わんぱくな見た目とボリュームのある量で心も胃袋も満たされます。なかでも、たっぷりのナポリタンとトンカツを合わせたナポリカツ、箸で食べる高さ約25センチのソフトクリームは、写真に収めたくなるアイコニックな花巻名物。
INFORMATION
住所:岩手県花巻市上町6-2 マルカンビル6F
電話:0198-29-5588
時間:平日11:00〜15:30、土日祝11:00〜18:30(水曜定休)
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④Dprtment
同じ「マルカンビル」のかつてデパ地下だった場所は、スケートパーク兼ショップ「デパートメント(Dprtment)」にリニューアル。オーナーの佐々木大地さんの、花巻にスケーターの居場所を作りたいという想いから誕生した場所です。パークには種類豊富なセクションが設置され、初心者から上級者まで楽しめるつくりに。ショップには〈カーペットカンパニー(CARPET COMPANY)〉〈ポーラー(Polar Skate Co.)〉など、幅広いブランドのアイテムがラインナップし、デッキからアパレル、ウィールまで、スケートに必要なあらゆるものが揃います。
INFORMATION
住所:岩手県花巻市上町6-2 マルカンビルB1F
電話:0198-29-5595
時間:13:00〜18:00、水金のみ17:00〜23:00
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⑤夜来香
1955年創業の花巻を代表する餃子の名店。昭和初期に満州を訪れた初代店主が持ち帰った味をいまも変わらず受け継いでいます。ごま油をたっぷり使って焼き上げる餃子は、揚げ焼きしたような香ばしさが特徴。餡は野菜たっぷりであっさりしているから、ビールをお供に次々と箸が進みます。ちなみに、気になる店名の読み方は“イエライシャン”。夜になると幽玄な香りを放つ、中国原産の花の名前だそう。フードは餃子のみというストイックさもGood。
INFORMATION
住所:岩手県花巻市双葉町3-3
電話:0198-23-3857
時間:16:00〜20:00(売り切れ次第終了、水・日・祝日定休)
盛岡編
①BOOKNERD
秋田県出身の店主・早坂大輔さんが、会社員を経て2017年に開いたインディペンデント書店「ブックナード(BOOKNERD)」。店名を直訳すると、本オタク。その名に相応しく、写真集やアートブックをはじめ、文芸から雑誌にリトルプレスまで、たしかな審美眼でセレクトされた幅広いジャンルの書籍が並びます。そして、店内にはカフェとギャラリーを併設。この日は、顔にまつわるモノを蒐集する、店舗を持たないヴィンテージ・ショップ「オンド(ONDO)」が展示販売を行っていました。
②STUDO
フイナムでもおなじみの「ランドスケーププロダクツ(Landscape Products)」と「 スイムスーツ・デパートメント(Swimsuit Department) 」出身の店主・佐藤省吾さんが昨年オープンした、デザインと日用品とインテリアのセレクトショップ「ステュード(STUDO)」。小さな店内には、国内外から集められたデザイナーズのプロダクトや、実用性の高い日用品、民藝品がところ狭しとラインナップ。壁には芹沢圭介の作品が飾られていることからも、佐藤さんのデザイン好きが伝わってきます。
③鈴木盛久工房
岩手県を代表する伝統工芸・南部鉄器の名門として知られる「鈴木盛久工房」。江戸時代から約400年にわたり技術を受け継ぎ、現在は元グラフィックデザイナーの16代目が工房を率いています。南部鉄器というと黒いイメージがありますが、「鈴木盛久工房」がつくる製品は赤みがかっているのが特徴。細かい模様や表面の鉄の質感をより綺麗に見せるために、あえて弁柄という顔料を混ぜることで赤茶色っぽい風合いに仕上げています。鉄瓶以外にも、お土産にぴったりなお皿や風鈴、文鎮など小物も充実。今回は特別に工房内を見学させていただきました。
④凡
盛岡城の内堀と中堀の間に囲まれた内丸エリアに位置する、角打ちスタイルのワインバー。都内でフォトグラファーとして活動する田中卓さんが、地元の盛岡に人々が気軽に集える場所をつくろうと、東京・池尻大橋の人気店「ザ・銀皿」の協力のもと2024年にオープンしたお店です。築100年以上の建物を活かした店内は、昔の蔵にいるかのような雰囲気。アテには缶詰が用意されており、ナチュラルワインと缶詰というユニークなペアリングが楽しめます。
⑤HERALBONY ISAI PARK
〈ヘラルボニー〉が手がける、カフェ、ストア、ギャラリーが一体となった複合スペース「イサイパーク。カフェでは、阿部薫太郎さんが大きさや深さにこだわってデザインし、佐々木早苗さんのアートを落とし込んだ食器が使われています。提供するコーヒーは「ナガサワコーヒー」、ビールは「ベアレンクラシック」、BGMは「ジャジースポーツ」のセレクトと、盛岡ローカルのお店を大切にしているのもポイント。
INFORMATION
住所:岩手県盛岡市菜園1-10-1 パルクアベニュー・カワトク 1F
電話:019-681-9877
時間:10:00〜19:00
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⑥元祖 平壌冷麺 食道園
盛岡といえば冷麺! その発祥の地が、ここ「元祖 平壌冷麺 食道園」。朝鮮半島出身の初代店主が、故郷の平壌冷麺をベースに日本人の味覚に合わせ試行錯誤を重ね完成したのが、盛岡冷麺の原型だと言われています。小麦粉とでんぷんを配合した麺は、強いコシとつるりとした喉越しが特徴。牛骨と鶏ガラの旨み、酸味、辛味、甘味が見事に調和したスープとの相性は抜群です。冷たくてさっぱりした冷麺は、焼肉の〆にぴったり。
INFORMATION
住所:岩手県盛岡市大通1-8-2
電話:019-651-4590
時間:11:30〜15:00、17:00〜23:00(日祝日は21:00まで)
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⑦HOTEL MAZARIUM
旅を充実させるためには、ホテル選びも大切。「ホテルマザリウム(HOTEL MAZARIUM)」の大浴場には、街歩きの疲れを癒してくれるフィンランド式サウナが備わっています。館内のアートプロデュースは〈ヘラルボニー〉が手がけ、アートで彩られた客室に宿泊が可能。そして、ラウンジスペースには、盛岡のジャズ喫茶「開運橋のジョニー」の店主の熱い想いに共感し、世界的ジャズピアニスト・穐吉敏子のミュージアムを併設。夜はラウンジでジャズライブをやっている日も。ちなみに、朝食に使われているプレートは阿部薫太郎さんが監修しています。