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Shopping Addict 2026 Sep. 〜編集部員のお気に入り〜 前編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2026 Sep.
〜編集部員のお気に入り〜 前編

過ごしやすく暑さ対策も寒さ対策もする必要がないこの時期は、純粋にファッションとして服を着られるタイミング。この記事のように短パンにジャケットを合わせたり、自由に装いもショッピングも楽しんでいきましょう。

村松諒
鈴木悠介
竹田崇真
安田天音
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01 12
村松諒

一日のはじまり。

一日の限られた時間を余すことなく使うべく、午前からきっちり仕事をしたい派です。大事なのが朝ごはんで、最近のお気に入りメニューはトースト、蒸し野菜、フルーツ、ヨーグルト、コーヒー。そんな些細なことでも続ければ生活リズムは整うのかな。

HERMÈS

エルメスの香水

郷愁と秋のはじまり。

誰しも記憶と結びつく香りというものがあると思います。たとえば、家、母親の手料理、愛犬&愛猫とか。時を経ても身の回りにあった香りをかぐと妙に落ち着くから不思議です。長野で生まれ育ったぼくにとって懐かしく感じるのは田舎の香り。木々や田畑、野焼きなどの香りがひとつになった感じとでもいえばいいのかな。その街を出る前は気づかなかったけど、いまではその香りが特別なものになりました。そんなことを〈エルメス〉の香水をつけた時に思い出したんです。植物と土の気配をまとった香りがすっとぼくの身体に入ってきたから。これは「エルメッセンス ジンセン ビローバ オードパルファム」という名の一本で、高麗人参の根茎とイチョウの葉を使って仕立てているからすごい。意外性のある2つの素材を掛け合わせてつくる香水のコレクション「エルメッセンス」の新作です。さりげなくサドルステッチを施したレザーのボトルキャップも素敵だなと。これは秋のはじまりを告げるものでもあると思います。クセになりそうな香り、あとで振り返ったときに思い出すかもしれないな。
¥48,400(100ml入り)

エルメスジャポン
03-3569-3300
www.hermes.com

SOSHIOTSUKI

ソウシオオツキのジャケット

稀有な存在。

いまから半年ほど前、はじめて〈ソウシオオツキ〉の展示会に行きました。その少し前に開かれた「ピッティ・ウオモ」での評判は聞いていたので、コレクションを間近で見てみたかったんです。世の中にさまざまある服のなかでもテーラリング主体のものはつくりのよし悪しが自然とその服に浮かび上がるように感じますが、このブランドの品々に接して思ったのがデザインの抜き差しに長けていること。そのメリハリのようなものが、迫力ある服づくりに繋がっているように思います。なかでも好みだったのが、このスエードのジャケットです。写真のようにフロントのボタンを外せばラペル付きのジャケットに、すべて留めればハリントンジャケットになる。その日の気分やシーンに応じて可変できるように考えられています。短丈の中性的なフォルムもいいなと。インディペンデントな形態でここまでしっかり服がつくり込めるブランドもなかなかないのではないでしょうか。
¥275,000

エムエイティティ
info@the-matt.com
soshiotsuki.store

K5

ケーファイブのスーベニアグッズ。

美味しいワッフルと。

アメリカに行ったとき、ついつい気になって見てしまうのが、カフェやレストランのスーベニアグッズです。カウンターまわりに置いてあるそれらは、その店でしか手に入らないものなので、個人的な意見として、空港の免税店に並ぶお土産よりも魅力的です。ベタだけど、LAだったら「In-N-Out Burger」のTシャツとかね。スーベニアグッズといえば、先日、所用で訪ねた東京・日本橋兜町のホテル「K5」にもいいものがありました。フロント横に広がる「カフェダンス」で美味しいワッフルを食べていたときに気づいたんです。Tシャツはそのカフェのアイテムで、スミクロとベージュの2色展開。背面にあしらわれた “DANCE” のグラフィックが洒落ています。そして、他の2点は「K5」のグッズです。ショルダーバッグは旅で持ち歩くアレコレを入れるためのものですが、日常使いにもちょうどいいサイズ感。撥水性と耐久性、自立性に優れる、「小松マテーレ」の生地を使ったところもポイントです。客室のカーテンを参考にしたという、ソックスのグラデーションカラーは秋の装いのいいアクセントになりそう。「K5」は泊まるだけではなく、カフェやバー、レストランも併設されているからサクッと立ち寄るなんてこともできます。訪ねた際はスーベニアグッズもチェックして。
Tシャツ 各¥5,300、バッグ ¥9,900、ソックス ¥2,200

ケーファイブ
03-5962-3485
k5-tokyo.com

鈴木悠介

孝行のしたい時分に親はなし。

夏休み中だった7歳の甥っ子が初めて泊まりにくることになり、迎えに行ってから『阿佐ヶ谷七夕祭り』へ。おみくじが大好きらしく、何度も引いては景品を自分用ではく姉と義兄へのプレゼントとして選んでいました。自分は20代のころ、両親と数年間会わないだけでなく連絡すら取っていなかったので、もう親孝行するんですねと7歳から学びました。

KUNIKO MUKODA

『向田邦子と猫』

どちらかというと猫派。

取材や撮影で◯◯さんに会える。仕事を通じて、テレビの向こう側の好きな著名人などに会いたいのは編集者の性。ただ、仕事で関わらせてもらうことは大切ですが、私情を挟んでモチベーションに繋げることは自分にはありません。自分の興味は、クラブやライブハウスのフロアやバーカン前だったり、そもそも表舞台に出ようともしない、知る人ぞ知る的な承認欲求とは無縁の方々。それでもここ数年、自分には分不相応でありながらおこがましくもお会いしたかったと思うのが、向田邦子さん。手がけた作品を観たり小説やエッセイを読むたびに、もしいま生きていたらなにを感じ、どんな表現をされていたのかを凡人の頭で想像しています。今夏は念願だった「かごしま近代文学館」を訪れ展示を楽しませていただき、帰りに『向田邦子と猫』を購入。『眠る盃』に書かれた「マハシャイ・マミオ殿」は、向田邦子さんが好意を寄せる男性に向けた文章でもあるのかなと勝手に想像したり。とにかく、向田邦子さんのかっこよさに時代は関係ありません。
¥1,320

かごしま近代文学館
Instagram:@kinmeru
www.k-kb.or.jp/kinmeru

SHOBU GAKUEN

しょうぶ学園のトートバッグ

手描きの一点もの。

空港に到着してすぐ向かった「食堂 湯湯」で鶏飯をいただきながらMIX CDを購入し、「かごしま近代文学館」では向田邦子の展示に目が釘付けに。船に乗って向かった「あじろ浜」で泳ぎ、夜は「タイムレス」で音楽とお酒を楽しんだり。そんな7月に訪れた鹿児島で、もうひとつ忘れられないのが「しょうぶ学園」へ足を運べたこと。市街地から10キロほど離れた吉野台地の一角にあり、訪れた日は『手描きとステッチのTシャツ展』が開催されていました。利用者の方々による手描きのTシャツとトートバッグを展示&販売していて、すべてが正真正銘の一点もの。仕事のときはノートパソコン・本・メガネ・小さめの水筒の4点に、雨の日は折り畳み傘をプラスするので、それらを入れられるトートバッグを購入することに。数あるなかから選ばせてもらったのは、パープルとピンクの四角形が規則的に描かれているもの。目に入るだけで少し背中を押してくれたり、鹿児島で過ごした時間を思い出す記憶装置にもなってくれそうです。
¥5,500

しょうぶ学園
Instagram:@shobu_style
shobu.jp

OAKLEY

オークリーのスニーカー

H・R・ギーガー的な?

突然ですが、みなさんは一年で何足のスニーカー(革靴やサンダルなどは含まず)を購入しますか? よっぽどのスニーカー好きの方々以外は、洋服に比べたらかなり少ないハズです。2025年に購入した数を自宅で数えてみると3足で、そのうちの2足は履かずに箱にしまったままの状態。正直それくらいスニーカーへのアンテナを張れていない自分が、2026年でいちばん気になったのが〈オークリー〉の「Edge Elite」です。ひと目でいまは亡きH・R・ギーガーがスニーカーをデザインしたら、的な妄想を形にしたようなエイリアンっぽいビジュアルにグッとくるのは、趣味趣向のせいでしょうか? カラーも昆虫っぽくていい感じです。リサイクルBloom®フォームインソールとスパイクレスPODトラクションシステムで履き心地は快適そうだし、防水仕様という点も見逃せません。AIから最近はローテクがトレンドだと教えてもらいましたが、トレンドを気にする年齢でもないし、むずかしいことは考えずにいつもの格好に合わせたい一足です。
¥25,300

オークリー
Instagram:@oakleyjapan
www.oakley.com

竹田崇真

黒が着たい。

秋冬は服の色味が落ち着くとよく言いますが、今回紹介する3点すべて意図せず黒のアイテムになりました。とはいえ、どれも表情が全く異なる黒。ラクだからではなく、「これを着たい、持ちたい」と思える三銃士です。

Denim Tears

デニムティアーズのブルゾン

異色の黒。

この欄でもずっと、装飾のない普通の服が好きだと言い続けてきました。もちろんそれはいまも変わらないけれど、この秋冬は高校生の頃のような気持ちに戻って、もう少しファッションを楽しもうという気分です。そこでピックアップしたのが、〈デニムティアーズ〉のトラックジャケット。『VOGUE』初の黒人男性クリエイティブ・ディレクターとしてファッション界に多大な影響を与えた編集者、アンドレ・レオン・タリーのエステートとの公式コラボレーションによる一着です。波打つような質感が目を惹く生地は、フェイクアストラカン。そこに走るパイピングが絶妙で、さらに特注のアンティークニッケルジップが重厚感を添えます。胸元に刺繍されたのは、ブランドネームと「ALT」のイニシャル。写真で見ると抜群の存在感ですが、形はスポーティなので意外とすんなり羽織れるし、いつものパンツに合わせるだけでブラックカルチャーの匂いが漂うスタイルに。久々にファッション熱を刺激される一着に出合えました。
¥48,000

デニムティアーズ
denimtears.com/ja

Endyma

エンデュマのブルゾン

嫌味ないレザーの黒。

いわゆる「男臭い」キャラクターとは無縁の人生を送ってきました。だからこそ、ハードで武骨なレザーアウターに憧れつつも、試着する度に感じる“着られてる感”。そんな長年のレザーへの苦手意識を覆してくれたのが、新たに誕生した〈エンデュマ〉というブランドでした。実はこのブランド、レザーバッグで知られる〈モルフェ〉のデザインチームが手掛けているんです。無駄を削ぎ落とした〈モルフェ〉の美学を踏襲しつつ、あのバッグ特有の軽さや柔らかさといった心地よさを、そのまま服として身に纏えるものづくりをしています。そんなブランドのシグネチャーとなるのが、スタンドカラーのジップアップブルゾン。裾と袖口のギャザーが柔らかな丸みのあるシルエットを描き、レザー特有の重さや硬さを微塵も感じさせません。計算されたパターンによる美しい落ち感と、そこからさりげなく漂う色気。ユニセックス仕様のニュートラルさも相まって、ハードボイルドとはかけ離れたぼくにも、拍子抜けするほど自然になじんでくれました。
¥143,000

エンデュマ
www.endyma.jp

ENCOMING

インカミングのバッグ

大人の黒。

普段はもっぱら、スーベニアのようなコットンのトートバッグを愛用しています。それはそれで気兼ねなく使えて好きなのですが、“大人のバッグ”というものをひとつは持っておこうと度々思っていました。そんなときに見つけたのが、この〈インカミング〉のレザートートです。一見シンプルなルックスですが、実はペーパーバッグ(紙袋)をモチーフにしたというユニークな成り立ち。そこに前後の持ち手を付け、使い勝手のいいトート型にアレンジしています。フロントの大きなパッチポケットや、ヘリンボーン調のコットンの裏地など、気の利いたディテールもたまりません。そして最大の魅力は、その贅沢な素材使い。上質な国産カウレザースエードの魅力を最大限に引き出すため、あえてハギを極端に減らし、ミニマルな印象に仕上げています。角度によって奥深い表情を見せてくれる美しい毛並みは、ずっと撫でていたくなるほどなめらか。日用品をルーツとしながら、素材と仕立てでグッと大人っぽく昇華させた絶妙なバランス感。このレザートートなら、カジュアルな装いにもすんなりなじみつつ、どこに出ても恥ずかしくない大人像を形づくってくれそうです。
¥165,000

インカミング
encoming.net

安田天音

感涙。

『湯を沸かすほどの熱い愛』という映画。これを休日にひとりで家で観て、しくしく泣いてました。余命宣告を受けた母親とその家族のストーリーなのに、悲しい話ってよりも、めちゃくちゃ温かい話で。本当に素晴らしい作品でした。キャストも最高です。

MEMOLAND

メモランドのTシャツ

青くて、自由で、ピュアな服。

残暑に手に取ったのは、〈メモランド〉のTシャツ。東京で暮らす若者2人が立ち上げたブランドで、彼らが今年7月に「ミンナノ」でポップアップをしていたときに購入したものです。スケートをはじめとしたストリートカルチャーを通ってきた2人にとって、「ミンナノ」でのポップアップイベントは念願だったのでしょう。同世代の子達がひっきりなしに訪れていて、その場はエネルギーに溢れていました。控えめにみえるデザインだけれど、実はシニカルでパンク。そんなブランドの空気感に共感するひとが多いのだと思います。個人的にも非常に好きです。このTシャツはその名も「FREEDOM T」。ボディは〈ベースメントギア〉、シルクスクリーンは〈パハ スタジオ〉で。これから先、〈メモランド〉がどんなことを考え、何を伝えていくのか。とても気になります。
¥7,800

メモランド
Instagram:@memoland.inmyhouse

BLANC..

ブランのメガネ

さりげなく、個性的。

昔はメガネが苦手でした。視力が悪いからこそ、“必要不可欠なもの”、“アンファッションなもの”として認識していたから。それがここ数年で自然と好きになり、むしろよく手にとるアイテムになったんです。最近購入したのが〈ブラン〉のこちら。天地幅が比較的狭く、メタルフレームならゴールドが自分の顔に合うので、今季はこれを選んでみました。フロントからみると華奢でシンプルですが、テンプルはアセテートでつくられていて存在感があります。そのバランスが新鮮でいい。〈ブラン〉のアイテムは主張しすぎず、どんなファッションにもハマるニュートラルなデザイン。それでいてかけてみるとしっかり個性があって洒落ている。日本が誇るメガネのメッカ・鯖江でつくられているので、クオリティも申し分ありません。これからも長い付き合いとなりそう。失くさないように気をつけねば…。
¥40,700

ブラン
Instagram:@blanc_official

VANS

ヴァンズのスニーカー

こんなモデルがあったのか。

こんな〈ヴァンズ〉があったのか。わたしはみたことも履いたこともなかったんですが、これは、80年代の「セリオ」というアーカイブから着想を得たロープロファイルモデルだそう。シュータンのラベルにもはっきりとその名が書かれています。わたしはブラウンのものをチョイスしました。いま売られているメゾンのスニーカーをみると、こういった形のシューズがとても多い印象。足元がミニマムだと、さらりとしていて上品な服によくなじみます。今回の新作は、まさにそんないまのトレンドを掴んだシューズです。いやはや、厚底でぼってりとしたシューズが再燃するまで、あとどれくらいなんでしょう。そんな流行の循環を眺めるのも、ファッションの醍醐味ですよね。
¥14,850

ヴァンズ ジャパン カスタマーサービス
0120-994-250
contact_japan@vans.com

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