「フイナム」が様々なブランドやヒトと
コラボレーションしたスペシャルサイトです。
FEATURE｜Shopping Addict 2019 Jun. 〜編集部員のお気に入り〜
『フイナム』は10月で創刊から15年。ということで、「HNF」と題したフェスを10月13日（日）に渋谷ストリームで開催します。服のアレコレはもちろん、ホールを使ったフリーの音楽ライブあり、ヒップなフードあり、さまざまなカルチャーを巻き込んだ『フイナム』らしいフェスを仕込んでいます。スケジュール帳にぜひご記入を。引き続き、WEBの方もご贔屓に。
半年前にパリの地下鉄でパスポートをすられて以来、海外恐怖症になっていましたが、今回は何事もなく無事に全日程を終えることができました。大事なものは小脇に抱えて持つ。これが基本ですね、ハイ。
LEのシャツ、Tシャツ、パンツ
ついにというか、やっとというか、「レショップ」のオリジナルラインが始動します。一癖も二癖もある服（お惣菜）が揃うお店だった「レショップ」において、定番品（ご飯）がついに軒先に並ぶわけで、否が応にでも期待が高まります。先日フイナムでもこの〈LE（エルイー）〉の取材をさせていただいたのですが、監修には〈コモリ〉の小森啓二郎氏が参画しております。この時点で期待感はK点越え。定番というからにはある程度ベーシックな面構えであることは間違いないのですが、ただの普通ではありません。身幅、着丈が3パターンずつあるシャツとTシャツ、股上の深さが2種類揃うパンツなど、ありそうでなかったコンセプトが練りこまれています。詳しくはこちらの記事にて。
シャツ ¥16,000+TAX、Tシャツ ¥6,000+TAX、パンツ ¥15,000+TAX
レショップ
03-5413-4714
イソップの歯磨き粉とマウスウォッシュ
デザインの力を実感するタイミングって色々あると思うんですが、〈イソップ〉のアイテムを洗面台周りに置いたときにもそれを強く感じます。プロダクト一つで、きりっとした緊張感を空間にもたらす、これってとんでもないことだと思いませんか？ 我が家にあったのはこれまではハンドウォッシュくらいだったのですが、今度からは新作の歯磨き粉「イソップ トゥースぺースト」と、あとは「マウスウォッシュ 18」も導入しようと思います。そして〈イソップ〉の素晴らしいところは、当然デザインだけではありません。「イソップ トゥースぺースト」に関して言うと、アニス、スペアミント、クローブの精油を配合し、従来の歯磨き粉とは一線を画す独自のフレーバーとなっています。フッ化物は使用しておらず、科学的根拠に裏付けられた成分が虫歯や歯垢の蓄積を和らげてくれます。こうした日常の消耗品にどこまでお金をかけるかって、わりとひとによって違うと思うのですが、自分はかける派です。なぜならばその方が気持ち良く暮らせるから。結局はそれが一番だと思いませんか？
左：マウスウォッシュ 18 ¥2,600+TAX、右：イソップ トゥースぺースト ¥1,950+TAX
イソップ・ジャパン
03-6434-7737
キーンのサンダル
こないだこの欄で紹介したサンダルをゲットして、もう夏の準備は万全だなと思っていたのですが、またしてもイカした代物を発見してしまいました。いわゆるビーサンなんですが、この〈キーン〉の「ワイメア エイチツー」の最大の特徴は、つま先をガードしてくれるトゥ・プロテクションがついていること。愛用者の声を聞くと、一回このサンダルを履いちゃうと、怖くて他のが履けなくなるそう。ホントかなーと思いつつ、フェスとかそういう人混みに行くときはたしかにそうかもな、と。個人的にビーサンには、ある程度のローテク感というかレイドバックした雰囲気を求めるのですが、こいつはその絶妙なラインをついてきている感じです。それでいて、機能性もある。うーん、優秀すぎませんか、これ。
¥6,500+TAX
KEEN Japan
03-6416-4808
ステューシーのソファ
引っ越してリビングが広くなったもので、写真とか絵とかそういうのをたくさん飾りたいなーと思うようになりました。でもなかなかお気に入りのアートに出会うことがなく、植物とかそういうのがちょこっとあるだけで、部屋はまだまだ無味無臭って感じです。そんなことを思っていたときに出会ったこのソファ。〈ステューシー〉と長年交流があるカリフォルニア在住のアーティスト、ジェフ・マクフェトリッジが描き下ろしたデザインをファブリックに落とし込んだ代物です。しかもソファ自体はカリフォルニアを拠点にするモダニカ社の定番「Bentwood Daybed」という隙のない布陣。これだけ大きい面積にキュートなアート作品が展開されていたら、それだけで部屋の印象はガラッと変わることでしょう。問題はすでにうちのリビングには大きなソファがどーんと鎮座しているということ。。うーむ、悩ましい。
¥420,000＋TAX
STÜSSY JAPAN
stussy.jp
50、72、15、60、20、65。すべての数字を足して282。これはぼくが6月中旬から7月中旬までの約1ヶ月間のあいだに、レースで走るおおよその距離（キロ）です。我ながら、どうかしてるな…。
トポ アスレチックのランニングシューズ
走る醍醐味の1つと言えるのが、それぞれのブランドの成り立ちやフィロソフィーを自らのカラダを通して味わえることにあります。そこでご紹介するのが、この秋より日本本格展開となるアメリカ発のシューズメーカー〈トポ アスレチック〉です。2013年創設の同メーカーのコンセプトは、「もっと自然なランニングシューズ」をつくること。その特徴は、自然な足運びを可能にするロウドロップに、快適な履き心地を提供する軽量性、足先のナチュラルな動きを可能にするワイドなシルエットの3つの要素になります。また、インソールには〈オーソライト〉、アウトソールには〈ビブラム〉に協力を仰ぐなど、細部へのこだわりも満載。しかも、それぞれの機能を有機的に組み合わせながらも、機能を可視化させ過ぎない控え目なデザインも魅力的。〈トポ アスレチック〉、これからの注目株として目を付けておいた方がよさそうです。
（左）TERRAVENTURE 2 ¥18,000+TAX
（右）PHANTOM ¥18,000+TAX
アルコインターナショナル
電話：06-6538-3917
www.alco-group.com
バーバーの手ぬぐい
ハンカチほど小さくないし、タオルほどかさばらない。なにかと使い勝手がいいジャパニーズタオルといえば、手ぬぐいです。ただ、残念なのがオーセンティックなデザインが主流なこと。せっかく身に着けるなら、気分の上がるグラフィックが望ましい。陶磁器の産地、長崎県波佐見町から自由な発想でユニークなプロダクトを展開する〈バーバー〉のそれが、まさにそう。製作には長崎県の秋の大祭「長崎くんち」の手ぬぐいを手がける染職人に依頼し、注染という伝統的な技法を採用。NONCHELEEEや竹内俊太郎をはじめとした個性豊かな面々のグラフィックが、通気性や速乾性といった手ぬぐいならではの機能を損なうことなく、美しく染め上げられています。つくりはトラディショナルで、センスは現代的。普段使いから、ランニングやトレイルランニングといったアクティビティ、はたまた湯巡りまで、あらゆる場面で活躍してくれそうです。
アーティスト手ぬぐい 各¥1,500+TAX
マルヒロ
電話：0955-42-2777
www.hasamiyaki.jp
エコーのフリップフロップ
夏といえばビーサンです。サクッと履けて、ラクチン・快適。高温多湿な日本の夏において、これほど相性のいい履き物は他にありません。ただ、せっかくなら機能、素材、デザインまで、徹底的にこだわったタイプをたまにはチョイスしたい。例えばデンマーク発の〈エコー〉の品。鼻緒とライニングにはトップメゾンにも供給することで知られる〈エコー〉のレザーを贅沢に合わせ、優れた吸湿性と肌馴染みの良さを確保。EVAのフットベッドに、弾力性のある衝撃吸収性ポリウレタンを流し込んだソールは、高い屈曲性とクッション性を兼ね備え、履き心地は抜群。圧倒的な機能性とシックな面構えが、いわゆるチープなビーサンとは一線を画してくれます。ついつい妥協しがちなビーサンではありますが、今年は例年とは違う洗練されたアプローチをするのもいいかなと。
ECCO FLOWT LX Mens Flipflop ¥15,000+TAX
エコー・ジャパン
電話：0120-974-010
jp.ecco.com
キャラバンのドライサック
ファーストエイドキットに携帯トイレ、熊鈴、ライト、レイン上下にミドルレイヤーなど、トレイルランニングには必携品が多い。日本最高峰のレース「ウルトラトレイル・マウントフジ」では、実に19にも及ぶ項目が設けられています。そういった品々を整理するのに重宝するのがスタッフバッグです。ただ、防水性に長けたロールトップ式は、微妙に空気が残ってしまうのが悩みどころ。が、しかし、〈キャラバン〉の「ネオシェル・SILICコーデュラ・ドライサック」はひと味違います。底面に防水性と通気性に優れたポーラテックのネオシェルを合わせているため、開口部を締めてギュっと押すと、内部に残った空気を底から抜くことができるんです。おかげで簡単かつスピーディーにコンパクトなパッキングを実現。まさにあると便利をカタチにした、目からウロコなアイディアグッズ。これは買わない手はありません。
（左）ネオシェル・SILICコーデュラ・ドライサック 20L ¥2,900+TAX
（右）ネオシェル・SILICコーデュラ・ドライサック 25L ¥3,200+TAX
キャラバン
電話：03-3944-2331
www.caravan-web.com
春アニメのベストは幾原監督の『さらざんまい』かな。可愛らしい絵柄に反して内容はヘビーで苦しかったけど、やっぱイク二作品はクセになります。毎週見終わった後の考察も楽しかったしね。
トーストのsoy
スニーカーの世界は日進月歩。日々、新しいテクノロジーが開発され、毎シーズン、アッと驚くモデルがリリースされています。それは最新のハイテクスニーカーに限らず、レトロなバルカナイズ製法のスニーカーも同じこと。古典的な製法ゆえあまりフォーカスされませんが、ゴムの調合やラストの調整により履き心地が格段に向上されています。中でもスニーカー界の新鋭〈トースト〉がつくるそれは別格です。足入れしたときの馴染み具合や、柔らかいゴムだからこそ実現した屈曲部のスムーズな動き。最新のテクノロジーが搭載されているわけではないけれど、アッと驚く履き心地が味わえます。この「soy」はブランド初となるスリッポンモデル。シルエットもシャープで美しいし、二重になったゴムテープの配色も◎。ローテクスニーカー派の自分には、非常に具合の良い一足と言えそうです。
各¥17,000+TAX
further
022-765-5294
store.shantiitown.com
アダンのデイパック
メインポケットとサブポケットのみの至極シンプルなデザイン。パッと見は典型的なデイパックですが、よく見てください。サブポケットが縦に付いてるんです。これにより、ショルダーを左肩に掛けたままリュックを前にスライドさせるとサブポケットがちょうど良い向きになり、荷物の出し入れが容易に。しかもA4サイズと大き目なので、仕事で使うほとんどのものが、ここに収納できるんです。ちょっとしたアイデアでひとつで煩わしい作業を一発で解決。それでいて過度なデザインにはならず、あくまでもシックに抑えている。加えて素材はコーデュラ®1000だからガシガシ使ってもへっちゃら。なんてことないようで、なんてことあるデイパック。これって、デイリー使いのバッグとしては最強じゃないですか!?
各¥18,000+TAX
PARQ / A.D.A.N SHOP
092-406-6671
parq-fuk.jp
ソラリスハットメイカーズ アンド コーのパナマハット
なんとも美しいパナマハットでしょう。均整のとれたシルエットに、エクアドル産のトキヤ草を緻密に編み込んだ帽体。クラウンはパイ型で、トップは柔らかい丸みを帯びています。この惚れ惚れするような造形美、眺めているだけでも結構なのですが、かぶってみるとさらに眉目好いこと。〈ソラリスハットメーカーズ〉の帽子はどれも無駄がなくて好きなのですが、特にこのハットは色気と気品が滲み出ていて惹かれました。少々値は張りますが、軽装になってゆくこれからの季節、主役級の一張羅と考えれば高い買い物ではないでしょう。ちなみにこのパナマハットのモデル名は「MOONLIGHT」。日除けアイテムに対して、月光と名付けるこのセンスよ。夏はこれくらいキザなくらいがちょうどいいでしょ!?
¥42,000+TAX
ソラリスハットメーカーズ
03-6451-1606
solarishatmakers.com
マウントヘッド デザインのコインケース
これから迎える夏フェスシーズンに打ってつけのアイテムを発見したのでシェアします。このほどデビューしたばかりの新進ブランド〈マウントヘッド デザイン〉のコインケースで、ご覧の通りネックレス状にデザインされています。首からぶら下げておけば小銭をいちいち財布から取り出すという面倒が解消される優れもので、ささっと会計を済ませて、目の前にあるビールを速攻で飲むことがでいるというわけです。ループトップにはリングも付いているので、キーホルダーを付けてもいいし、サングラスを引っ掛けてもOK。フェス会場を手ぶらでブラブラ歩きまわるのに非常に便利なアイテムなんです。ケースはレザー、X-pac、ナイロンメッシュの3種類。見た目も可愛いし、フェス映えもしそうじゃないですか!?
レザー ¥4,900+TAX
X-pac ¥3,900+TAX
ナイロンメッシュ ¥2,900+TAX
マウントヘッド デザイン
047-495-6227
www.mountheaddesign.tokyo
すでにこちらのNEWSでもお伝えしましたが、10月13日（日）に渋谷でフェス「HNF（フイナムのフェス）」をやります。初めてのことだらけで大変ですが、おもしろいコンテンツをたくさん仕込んでいるのでお楽しみに！
カルの新作アイテム
ユーモアに富んだ素材使いと優れた縫製を得意とする新鋭〈カル〉。知ったきっかけは友人との会話からでした。実はブランド名であると同時にギャラリー名でもあって、東麻布にあるギャラリーでは定期的に企画展を開催していたりと、他にはないアプローチに興味は強くなるばかり。そんな〈カル〉の新作は、なんとも発色のいいセットアップ。イエローはモコモコしたウールフェルトを、ブルーは手織りウールという糸を手紡ぎした後、綿染後に手織りしたちょっとごわごわした生地でできています。適度に重みがあって、ストンと落ちるシルエットが絶妙で、アメカジやワークを背景に覗かせながら、クリーンでコンテンポラリーな見た目が印象的。いつかデザイナーさんに取材したいなぁと思った次第です。
パーカ ¥29,000+TAX、パンツ ¥28,000+TAX、ジャケット ¥58,000+TAX、パンツ ¥48,000+TAX
カル
03-6441-3661
cale.jp
ピンポンのヒップバッグ
ようやくお茶の間でも耳にするようになった“サスティナブル”という言葉。意味は「持続可能な：現在の社会、暮らし、経済、経営などを将来に渡って維持し、継続できる」で、ことファッションの分野においても同じ考えを持つブランドや会社が多くなってきました。ドイツを拠点に活動する〈ピンポン〉もそのひとつ。クリエイティブなマインドセットを持つ世界中の人々へ向けたライフスタイルブランド、というコンセプトの基、使用済みのペットボトルから作られた素材を使ったアイテムを展開。何よりすべてのアイテムに共通して入る2つのドット。ロゴやブランド名（pinqponq）ではなく、あえて丸2つでブランドを認識させる考え方に、新しいデザインのカタチを見た気がしました。
¥8,000+TAX
プラス・コンテンポラリー
03-6812-9461
www.pinqponq.com
ラバーのブレスレット
暖かくなり薄着になるにつれ、時計やネックレス、リングにブレスレットといったアクセサリーを身に着けたくなります。どこかに個性を出したくなるからでしょうか。この〈ラバー〉は、シルバーの産地で有名なメキシコのタスコという町で、熟練した銀職人がオールハンドメイドでつくるアクセサリーブランド。ちなみにタスコは、〈カルティエ〉や〈ティファニー〉といった、世界の名立たるジュエラーのアクセサリーも手がける熟練した銀職人が住む街としても有名です。個人的には、シンプルだけど適度な主張とどこか温かみのあるデザインに惹かれました。Tシャツ＆ショーツのようなラフなコーディネートでも、このブレスレットがあるだけで様になる感じ。オススメです！
左：¥64,000+TAX、右：¥58,000+TAX
グラビテート
03-3464-6588
ポーター×グッド オルのマルチベスト
ただ旧いものを真似るわけではなく、当時のカルチャーや空気感を自分のフィルターを通してものづくりするスタンスが大好きな〈グッド オル〉。毎回ニヤッとさせるアイテムが多いブランドなのですが、今回もグッと来ました。雪山でレスキュー部隊が採用している多機能ベストをベースに製作したこちら。最大の特徴は、カラフルなバッグがすべてベストと結合するっていうこと。定番のメッシュ版コインケース。米軍の特殊部隊も採用しているチェストバッグ。ショルダー部分が取り外しできる、小物を入れるのに最適なショルダーポーチ。そして、背中で結合させるビッグショルダーと、すべて別売りで、もちろん単体としても十分使えます。ただ、プラモデルの別売りパーツを全部買い揃えたくなるのと同じで、これもどうせならコンプリートしたい。そんな男心をくすぐるグッドプロダクトだと思います。
ベスト ¥46,000+TAX、コインケース ¥6,000+TAX、チェストバッグ ¥18,000+TAX、ショルダーポーチ ¥14,000+TAX、ビッグショルダーバッグ ¥16,000+TAX
B印 ヨシダ 代官山
03-5428-5951
www.beams.co.jp/shop/byd/
住み慣れた文京区本郷を離れました。新居では家具やら家電やらを新調したいなと思って物色。モノ単体としてはかっこいいものはたくさんあるけど、ヴィンテージでもない、“ニュートラル”な我が家に合うのか自問自答が止まらない。そろそろ日本でもDIYが全面解禁になってほしい。
スントのSUUNTO 5
今や時計は時間だけでなく、ライフログを記録する道具にもなっているのは周知の通り。たとえばブラックボックスだった睡眠をログデータで解明するのは単純に楽しい。寝る時だけ外していた時計も、今では外すのは充電中だけ。より“日常生活の相棒”感が増したからこそ、このモデルが果たした、厚みと大きさにおける数ミリのコンパクト化は、決して小さなアドバンテージではありません。またベルトのコシが半端なく、手首との一体感たるや…。そのはき心地をして、ロールスロイスに例えられる某シューズですが、このベルトは“第二の皮膚”に例えられるのではないかと。健康であることが、全人類の至上命題のようになっているこの時代、なにより重要なのはスポーツを日課とするためのモチベーション。この時計であれば、それを維持できそうです。
¥43,000+TAX
カスタマーセンター
03-4520-9417
suunto.com
蒼氓のハット
夏の定番になりつつある麦わら帽子ですが、そのバリエーションの豊富なこと！ ペーパーハットやカンカン帽など、素材から形まで多種多様なわけですが、そんな麦わら帽子界を見渡すと、今はこんなアジアンなハットが気分です。〈蒼氓（ソウボウ）〉は、主に九州地方を生産背景に持つドメスティックブランドで、伝統技術を生かして、日本の文化や環境、歴史を汲み取ったものづくりをしています。ちょっと懐かしいような、力のぬけた様相が味わい深いこのハットも、一点ずつ手作り。実際には見たこともない、田んぼや畑といった日本の原風景が、なぜかハットを通して立ち上がってくるわけで、日本人共通の原風景を宿したハットとして、日本の夏にふさわしいプロダクトではないでしょうか。
左（SIZE：57cm、59cm） ¥8,000+TAX、右（SIZE：57cm、59cm） ¥6,800+TAX
ソウボウ
www.sowbow.jp
ヨセミテカメラストラップのスマホケース
アウトドアグッズというのは、なぜこうも男心をくすぐるのか。やはり機能に従い生み出されたその合理的なデザインには、あやふやなものが入り込む余分な隙間がないからでしょう。クライミングロープもそのひとつ。視認性を上げるためにカラフルになった、いやせざるを得なかったそのパターンは科学が生み出したアート。それに魅せられ、かつてパチカの玉と玉をつなぐヒモとして使ったりしていたのもいい思い出です。この〈ヨセミテカメラストラップ〉は、クライミングロープをストラップとして使った、カメラ好きであれば有名なアイテム。それがiPhoneケース付きのスマホストラップに。サコッシュ感覚で斜めがけしたり、手に巻きつけたりして持てばパンツのポケットに感じるスマホの重力から解き放たれます。それは意外とストレスフリーなんです。
各¥6,800+TAX
フリークス ストア 渋谷店
03-6415-7728
www.freaksstore.com/news/2019/05/freaks-store-yosemite-mobile-strap.php
プエブコのカーテン
多くのひとが駆け込み寺的に頼りにしているのが〈プエブコ〉でしょう。ミッドセンチュリーや北欧系ともちがう可愛げや雑多さといった唯一無二のテイストが魅力。冒頭にも書きましたが、ぼく自身引っ越したばかりのタイミングでして、その楽しみはインテリアをあれこれ考えること。新しい家にあった和テイストの強いふすまを外して、さて困った…。代わりになにで蓋をしようかと考えていたところ、このファブリックに出合いました。ふすまや規格はおおむねH180×W90cmで、代わりにぴったり。〈プエブコ〉の製品というのは、その用途に余白があり、ブランド側は使い方を決して限定しません。その使い道をユーザー側で発見できると、最高の興奮を体験できます。
¥2,700 inTAX
プエブコ
050-3452-6766
www.puebco.jp
パリに行ってきました。目的はメンズコレクションの取材のため。驚いたのが、たまたま立ち寄ったスポーツ用品店「デカトロン」。オリジナルのショートパンツが5ユーロ、3足セットの靴下が6ユーロ、スニーカーが30ユーロ…。しかも、デザインがシンプルでいいんです。先日、大阪に日本初のショップができましたが、まさに〈H&M〉〈Ikea〉に続く、ド級の黒船です。
1017 アリクス 9SMのキャップ
周知の通り、近年、アメリカのヒップホップ周りのクリエーターがファッション業界を牽引しています。その中でもほかとは少し異なる立ち位置にいるのが、〈1017 アリクス 9SM〉を手がけるマシュー・ウィリアムスではないでしょうか。ヴァージル・アブローと同じシカゴ出身の彼は、ヴァージルやヘロン・プレストンらとデザイン集団〈ビーン トリル〉を組んでいたことでも知られ、写真家ニック・ナイトの撮影チームでも経験を積んだ持ち主。彼のクリエーションは、どこか型にはまらない独自の視点を持った、知的な雰囲気を感じさせます。今回ピックアップしたのはベースボールキャップ。一見、どこにでもありそうなアイテムですが、アジャスター部分に使われたブランドを象徴する “ローラーコースターバックル” がポイント。さらに、光沢感のあるコットンナイロン素材がモダンな印象をつくり出しています。「MATCHESFASHION.COM」をはじめとするオンラインストアやセレクトショップで購入できるので、気になる方はぜひチェックしてみて。
参考商品
エムエイティティ
INFO@THE-MATT.COM
カルバン・クライン ジーンズのTシャツ
夏に欠かせないものといえば、やっぱりTシャツ。特にいま注目を集めているのは大胆なロゴをあしらったデザインですね。その代名詞といえば、ぼくの中では〈カルバン・クライン ジーンズ〉。ブランド名の頭文字を取った “CK” のフォントはシンプルだけど強いインパクトがあり、ミニマルなデザインだからこそTシャツの名作として愛されているのかもしれません。古着の市場でずっと流通していることからも分かる通り、いま手に入れておけば、この先間違いなく着続けることができます。しかも愛着を持って丁寧に着れば、少しずつ古着のような味のある風合いも楽しめます。また、今シーズンは胸元に風景写真をプリントしたものや蛍光色でブランド名をあしらったTシャツもラインナップ。本格的に夏がはじまる前に好みの一着を〈カルバン・クライン ジーンズ〉で探してみるのもありですよ。
各¥8,500+TAX
カルバン・クライン カスタマーサービス
0120-657-889
www.calvinklein.com
zozo.jp/men-shop/calvin-klein/
ハミルトンのカーキ フィールド メカ
先日、フイナムで公開された特集記事「スタイリスト小林新はなぜベンチュラを選ぶのか？」はチェックしましたか？ エル・ヴィス・プレスリーも愛用したという〈ハミルトン〉の名機の魅力を探った企画です。もちろんこの腕時計の存在は以前から知っていたけど、発売から半世紀以上経っている（！）ことが信じられません。いま見てもこの盾型のフォルムは革新的。気になる方はぜひ記事をチェックしてみて下さい。写真は〈ハミルトン〉の「カーキ フィールド メカ」。このブランドを代表するミリタリーウォッチです。1940年代のオリジナルモデルの復刻版でありながら、同じダークカラーでまとめられた、38ミリのステンレススチール製ケースとダイヤルがとても格好いい。個人的には3針のシンプルなデザインも気に入っているポイントです。カジュアルな格好はもちろん、ジャケットスタイルの外しにもおすすめですよ。
¥66,000+TAX
ハミルトン／スウォッチ グループ ジャパン
03-6254-7371
www.hamiltonwatch.jp
八幡屋礒五郎の九代目室賀榮助KUMANOコスメシリーズ
気づいたら故郷で過ごした時間と上京した時間が同じになっていました。ちょっと唖然としたのですが、時が経つのはあっという間。でも故郷で過ごしたかけがえのない時間は絶対忘れられません。そんなぼくは長野出身。りんごやお米、きのこなど名産は山ほどありますが、全国いや…世界に誇るものの一つに〈八幡屋礒五郎〉の七味唐からしがあります。写真のアイコニックな赤い缶のやつです。実はこのメーカー、七味唐からしだけじゃなくて、意外なものも販売しているんです。その名も「九代目室賀榮助KUMANOコスメシリーズ」。写真のハンドクリーム、リップクリーム、練り香水などがあり、すべてに七味素材に由来する成分を配合。かつて売っていたという膏薬のように、日常生活に取り入れられるものをと考えられたのがこのシリーズなのだそう。つい持ちたくなる愛らしいパッケージデザインもいいですね。ぼくはリップクリームを愛用していますが、七味のようにピリッと辛くは…ない！のでご安心下さい（笑）。
左からハンドクリーム 各¥800+TAX（左は無香料、右は柚子の香り）、リップクリーム ¥500+TAX、練り香水 各¥1,200+TAX（上は林檎、下は鈴蘭）、七味唐からし ¥370+TAX（14g入り）
八幡屋礒五郎
0120-156-170
www.yawataya.co.jp
Apple MusicとSpotifyどちらもプレミアムプランで利用してたのですが、Spotifyに一本化しました。移行がうまくいかず、iTunesのローカルファイルがほぼ全滅。小学生のときからのライブラリが綺麗に消え去りました。なにこれ。
ブランのサングラス
2012年スタートのアイウェアブランド〈ブラン〉。撮影のためにショールームにお伺いしたとき、ばったりデザイナーの渡辺さんにお会いして今季のオススメモデル、しかも変わり種として紹介されたのがこちら。「ギーク！」という印象とともに、これは難易度高そうだぞ、と思った次第ですが、イメージは映画『トレインスポッティング』の世界だとか。なるほど納得、ガチャガチャ服装を気にするよりも、タイトなTシャツやよれた80’sっぽいシャツと合わせればサマになるのだろうなと。ひとかけすれば、エディンバラの世界にひとっ飛びというわけです。ちなみに、左のテンプルエンドのカラーが切り替わっているのが〈ブラン〉の目印で、「思いつきそうなひとアイデアだけど、誰もやってないことがしたい」という意匠からきたディテールなのだとか。「なにそのひと工夫、洒落てる！」とグッときてしまいました。
各¥25,000+TAX
ブラン
03-6721-0390
サノバチーズのシャツ
美味しい蕎麦が食べられて、同じ空間で麻雀もできる。麻雀好きとしては、デザイナーの山本海人さんが経営する「Sober」にはいつか行ってみたいなーとずっと思っています。その流れで〈サノバチーズ〉のページを見ていたらこのシャツが！ ウエスタンアイテムに目がない僕ですが、まさか〈サノバチーズ〉からこんなアイテムが出ているとは不勉強でした。さて、いまどきのシルエットが気持ちいい、ハーフジップのシャツですが、なんとこのシャツはウエスタンおなじみのヨーク付き。柄やカラーリングもストリートとウエスタンの両軸をいける絶妙な仕上がり。なんてバランス感覚に優れているんだと膝を打ちました。いかなるパンツと合わせても、主役としてコーディネートにリズムをもたらしてくれること請け合いです。
¥17,000+TAX
サノバチーズ
03-6427-1986
ニューバランスのWAIST TO TOE
〈ニューバランス〉のシューズを美しく見せるためのパンツとして登場した「WAIST TO TOE」。好みで選べる5つのシルエットが用意されていますが、「どんなシューズに合わせても綺麗に見えるじゃん、こんなの！」という声を業界内からよく耳にします。さらに機能素材に触れただけでわかる「穿くのが楽なんだろうな」感。それも評価を上げている1つの理由です。3月に発売となった第1弾は、蓋を開けてみると予約時点で在庫の大多数が売れ、フラッグシップストアから約3日で姿を消したとか。そんなパンツに第2弾が登場です。写真のブラウンとグレーの新色が加わった3色展開。買い逃して涙をのんだ方、今度こそあるうちにゲットしておきましょう。ちなみに、個人的には「スリム テーパード」が好みです。
各¥12,900+TAX
ニューバランス ジャパンお客様相談室
0120-85-0997
フォース ア ベターのパックT
「コーデュラのパックT!?」と走った稲妻。バッグなどでおなじみ、アメリカはインビスタ社の素材ですが、パックTに採用っていうのは世界で〈フォース ア ベター〉が初めてです。「コーデュラ」ということで、摩擦や引き裂きにもちろん強い。すぐにヘタれてしまうなんて心配もありません。一方は、イスラエル軍も使用する接触冷感素材「ミリテック（Militech）」のモデル。触ってみると思っていた以上にヒンヤリする上、吸水速乾性にも優れているのでまさに夏にうってつけ。いずれのモデルもベーシックなボックスタイプなので、シルエットの心配もなし。白Tのまとめ買いを検討中のそこのあなたに、本当にオススメです。
ちなみに、神山隆二さんをはじめとする国内外のアーティストとのコラボラインナップもあるので、そちらもぜひチェックを！
CORDURA® ：1枚入り ¥4,000+TAX / 2枚入り ¥8,000+TAX
Militech：1枚入り ¥2,000+TAX / 2枚入り ¥4,000+TAX
フォース ア ベター
forceabetter.com
平日のほとんどが外食だから、週末は料理なんかしちゃいます。そして先日、ずっと欲しかった鉄のフライパンを購入。重くて手入れも面倒だけど、味が全然違うんですね〜。同時に鉄分も摂れちゃうんだから、もう完璧。テフロン卒業です。
ブリーフィングのスーツケース
〈ブリーフィング〉といえば、トートや3wayのバッグ。生地が強くて、コンパートメントもしっかりしていて、その上デザインもいい。ビジネス、プライベート問わず人気ですよね。そんな〈ブリーフィング〉からスーツケースが販売されているのをご存知でしょうか？ どれもバッグ類同様に、屈強なものが揃っています。なかでも、個人的にツボだったのが機内持ち込みができるこちら。表面素材はポリカーボネートを使用し、衝撃にも強い。いちばん壊れやすいホイール部分の強度も高く、ゆがみ、ぐらつきも少ないのでスイスイ進みます。いままで、1泊や2泊くらいの出張や旅行のときは大きめのバッグひとつというスタイルでした。でも肩は凝るし、待ち時間も荷物を背負ったり、下ろしたりが面倒。これがあれば、ストレスや疲れが随分軽減されそうです。
¥55,000+TAX
ブリーフィング
www.briefing-usa.com
ジョジョのサンダル
サンダルって、どうしてもカジュアルに見えすぎちゃうのが難点。ビーサンもスポーツサンダルも。かといってレザーのものだと、素足で履くには抵抗があったり、匂いも気になったりする。そこでおすすめしたいのが、京都祇園で生まれた〈ジョジョ〉のサンダル。京都祇園、っていう響きだけで惹かれるわけですが、履き心地も見た目もグッドです。前ツボには特殊ゴム、インソールには「東レ」が開発した高級人工皮革スエード「ウルトラスエード」を配しています。この「ウルトラスエード」という素材、肌触りが滑らかで、足の接地面がとても気持ちいいんです。発色もきれい。水洗いも可能です。ソールはクルマのタイヤにも使用される素材を採用し、強度も高く、クッション性、反発性もよし。長時間歩いていても疲れません。一見カジュアルにも見えなくはないですが、履くと足元に品が出ます。ぜひお試しを。
各¥28,000+TAX
ヤシキのニット
日本の原風景をウェアに落とし込むことで知られるブランド〈ヤシキ〉。そのため、どのアイテムも“洋”服であるのに、どこか日本の面影を感じます。さまざまなストーリーも見え隠れして……。今回紹介するニットもそうで、イメージソースは夏、輪郭のはっきりした入道雲が真っ青な空に映えるとき「田んぼ脇の用水路で、波を起こして遊ぶ様」。まず、まず、田んぼに見立てた変形鹿の子編みをベースに、中央の織りで用水路を、脇に入る縦のラインであぜ道を表現しています。そこに、和服から着想を得た重ね襟や〈ヤシキ〉の代名詞である着物をオマージュしたシルエット、袖口の矢絣柄が採用されています。ニットではありますが、風も通すし肌離れもよくて、暑い季節に最適な一着です。冬はインナーとして、襟元をチラ見せするのもあり。
各¥21,500+TAX
アルファPR
alpha-tokyo.com
Instagram：@yashiki.since_2014
ヴェイランスのジャケット
アウトドアとタウンどちらも行き来できる、いわゆる都市型機能服。アウトドアブームも手伝って、多くのブランドでそんなウェアが販売されていますが、なかでも〈ヴェイランス〉は高次元でそれを実現させているように感じます。〈アークテリクス〉から派生したブランドとあって、アウトドアウェアのノウハウやものづくりのスキルが別格なわけです。ここに紹介するジャケットは〈ヴェイランス〉の新ライン「FL（FAST AND LIGHT）シリーズ」のもの。GORE‐TEXの新素材SHAKEDRY™を用いることで、超軽量で、高い透湿性をもつ1着に仕上がっています。もちろん、高い防水性はそのままです。レインウェアとしてはもちろん、冬場のジムやランニングで着用してもよさそうです。しかもパッカプル。
¥70,000+TAX
アークテリクス コールセンター
03-6631-0833
