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真夏にウールってマジ?
FACTFULNESS of the merino wool.

真夏にウールってマジ?

『FACTFULNESS』という本がベストセラーですが、要は人って思い込みで生きているっていうことが書かれています。それと同じで“ウール=冬物に使う素材”と思い込んでませんか? でも実際は、この強烈な熱さの夏にこそ、ぴったりなウールというものが存在するんです。それがウールの中でも、「メリノウール」という素材。べらぼうに温かい、肌にチクチクするというウールの定番イメージをことごとく覆すこの魔法のような生地を知れば知るほど、この湿気と熱気にまみれた日本の夏を乗り越えるにはぴったりの素材ということがわかってきました。

  • Photo_Yohei Miyamoto
  • Illustration_Takashi Koshii
  • Text_Jun Kumayama
  • Edit_Shinri Kobayashi

3.ナチュラルな抗菌防臭効果。

真夏の衣類で気になるポイントといえばニオイ。ポリエステルのようにいくら吸水速乾に優れていても、ニオイが付きやすいのであれば真夏に着るのはやや避けるようになります。

そもそも汗をかいたTシャツがなぜにおうのかは、脂肪と塩分が混ざった汗が雑菌の温床になっているから。その点、コットンに比べてメリノウールの繊維は雑菌が付着しにくい性質のため、そもそもニオイが発生しにくく、極端な話、洗濯をしなくても何日間も着用することができます。

つまり気軽に洗濯することができない登山やフェス、長期の旅に最適なのです。

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