ヒントは誰かの表現の中にある。
菅田:でもYOSHIみたいなやつもいるじゃん。ってことは結果、ひとそれぞれな気もするんだよね。だから正直、選択肢の多さにビビるな、甘えちゃダメだぞ。って気持ちと、わかるよ。って両方ある。こないだ『少女邂逅』っていう映画を観て「なるほどなあ」って思ったよ。あれ面白かったな、メイキングが素晴らしかった。
ー 『世にも奇妙な物語』で「才能玉」っていう話があって。そのアメかなんかを食べると、自分の才能を教えてくれるんですよ。
菅田:何それ! 「お前、これやれ」って? うわ、それもちょっと怖いな。
仲野:怖い怖い!需要にばっかり目が行くのもどうなのよ? それ。
菅田:例えば「お前、俳優辞めて土掘ったほうがいいよ、幸せになれるよ」って言われたらさ、そっか俺、土掘るの得意なんだ…ってなるよね(笑)。
仲野:そこに喜び見出せるかっつったらね! 難しいかも(笑)。
ー 選択肢が限定されてるっていうのも、やっぱりつまんないってことですよね。
菅田:そうだよ。でも実際やってみたら「おっ」てなったりしてね。「俺、めっちゃ土掘れんじゃん」て嬉しくなるかも。世の中、机上の空論で終わってることがほとんどだと思うから、そんな偉そうなことは言えないけど、とりあえず俺ならやってみる。
仲野:うん。興味があったらなんでもね。意外となんとかなるし!
菅田:ね! いまの時代、なんでもできるからね。やっぱり表現の辿り着く先は、光なんだよ。
