株式会社ムスカ代表取締役CEO 流郷綾乃さん
PROFILE
昆虫テクノロジー企業「株式会社ムスカ」代表取締役CEO。1990年生まれ、2児の母。ベンチャー企業の広報として活躍後、フリーランスの広報として独立。その後2017年11月に広報戦略として「ムスカ」へ。2018年7月、代表取締役暫定CEOとして経営参画。新経営体制発表により名称の変更をし、現職に。Twitter:@Ayanorobo
ジャケット:エーグル「ALBERTA」¥49,000+TAX、シャツ:エーグル「COHANY」¥14,000+TAX、その他本人私物
ー 流郷さんがCEOを務める「ムスカ」では、イエバエの幼虫を使ったバイオマスリサイクルシステムをつくっているんですよね。
はい。生ゴミや畜産の排泄物といった有機廃棄物にイエバエの卵を蒔くと、1週間で動物の餌となる飼料や農業に使う肥料に変換してくれるんです。このシステムを利用することで、環境への負荷を限りなく減らしたうえで、将来的な食糧危機を解決できると考えています。
ー どうしてこの事業に携わろうと思ったんですか?
昔はフリーランスの広報として、さまざまな企業の広報戦略に携わっていたのですが、あまりに仕事を受け過ぎてパンクしたことがあって、そのときに仕事を受けるときの基準をつくったんです。それが「私の子どもが80歳になったときに必要とされているか」なんですけど、この事業はドンピシャで当てはまるんですよね。

ー 2019年4月からは暫定CEOからCEOになりました。それによって変化はありますか?
責任がより重くなったと思います。もちろん、これまでもしっかり責任感を持って仕事をしていたんですが、他人からの見られ方がすごく変わった気がします。それによって求められることも変わってきているので、意識する点も変わってきました。特に今は、この事業をどう普及させるか、どう認知を広げていくかを考えなければいけないので、そのために自分の能力をもっと高めて、この事業に貢献できる自分にしていきたいです。
ー CEOともなると、人と会う機会も多そうです。
投資家や行政関係の方から「ムスカ」の飼料・肥料を使ってくださる畜産関係の方までさまざまな方にお会いします。だからTPOがすごく難しいんですよね。ときには東京で商談があった後、宮崎県にあるムスカの研究所に行くこともあるので。特に一次産業をされている方は、きっちりしすぎて、距離感を感じられても嫌ですし。その一方で、行政関係の方はスーツでビシッとしているじゃないですか。だから、ラフな格好すぎるのもよくないですから、そのバランスをすごく考えています。
ー シームレスにいろんなところで着られる服がいいわけですね。
そうですね。私の中ではその境目があんまりなくて。それこそビジネスとプライベートで服装を切り替える感じでもないから、普段はムスカのオリジナルTシャツばかり着ています(笑)。
ー そうすると、今日着ていただいたシャツはシーンを選ばず着ることができそうです。
そこがこのシャツを選んだポイントでした。これだったら、どこに着ていっても活躍しそうです。子どもと一緒のときはなるべく汚れてもいい服を選ぶようにしているのですが、ママ友とランチに行ったりするときは、場所にもよりますがある程度ちゃんとした服を着たいですしね。だから、さまざまなスタイルに対応できるのは嬉しいです。それに色もいい。

ー シャツの上に羽織っているアルベルタコートも、いろんな場面で使えるデザイン。しかもGORE-TEX素材を採用しているので、防水性や防風性にも優れています。
防水はすごく助かります。私、傘をさすのがとにかく嫌いなんです。普段はフードを被って雨をしのいでる(笑)。特に最近は気候が急に変わることも多いから、突然雨が降ってきても、これがあれば心配ないですね。オーセンティックなデザインだしシルエットもゆったりしているから、どこにでも着ていけそう。取り外し可能なフードが付属しているのも気にいってます。