0.いつものワークスペースが、ランニングステーションに早変わり!
休日の午後。学芸大学にあるアパートに、リュック姿の男女がぞろぞろと集まってきました。ここは、カメラマン・松平伊織さんが普段作業場として使用するワークスペース。彼は友人を誘って走るとき、いつもここを拠点としています。
この日、松平さんの呼びかけに集まったのは、脇田さん(学生)と植村さん(ライター)、若尾さん(PR・編集者)。年齢も職業もバラバラの彼らですが、普段から気さくにランニングを楽しむ仲のようです。
「これ知ってる?」、4人が集まれば自然と話題は手持ちのランニングギアについて。彼らが手に取っていたのは、ロジャー・フェデラーのプロモーション動画が記憶に新しい〈オン〉の「クラウドフロー」。“雲の上の走り”と称される独創的なソールに、ミニマルなデザインが目を引きます。
「〈オン〉のシューズは、街履きでも映える美しいカラーリングが魅力ですね」と松平さん。こっくりとしたアースカラーの配色と、レーシングシューズさながらの平紐がお気に入りのよう。
彼らのランコースはあくまでもランダム。「祐天寺の古着屋さんが新しくなったって!」「代官山のギャラリーで何か展示やっているらしいよ!」。そんな何気ない会話から、次第に今日の目的地とコースが決まっていきます。彼らののんびりとした身のこなしと、出てくる情報のあいまいさに若干の不安を覚えつつ、ランニングタイムのはじまり、はじまり~。