都内からわずか2時間、青木ヶ原樹海の溶岩洞窟探検へ。
東京からおよそ2時間でたどり着いた河口湖。そのほとりにある「カントリーレイクシステムズ」は河口湖でのカヌー体験はじめ、バギー、MTB、そして本日体験する樹海洞窟探検など、河口湖や富士山の周辺でさまざまなアウトドアアクティビティを提供しているツアー会社です。
早速お三方がおそろいのツナギに軍手、ヘッドライト付きヘルメットに着替えたら、一気に探検隊モードへと突入。ツアー会社のミニバンに乗り換えて、富士山麓に広がる青木ヶ原樹海へと分け入ります。青木ヶ原樹海と言えば遭難者も多く心霊スポットとして有名な場所。一堂にも緊張が走ります。
ガイドツアーで潜入するのはその樹海内に位置し、天然記念物に指定されている富士風穴。そもそも樹海は1200年前に富士山が噴火した際の溶岩によってできた広大な原始林。富士風穴は地下水が石灰岩を侵食してできあがる鍾乳洞と異なり、熱い溶岩流の表面が先に冷えて固まり、後から内部に空間が生まれることでできた溶岩洞です。
小杉:思っていたより入口がでかい!
当然ながら電気もガスも通っていない真っ暗闇のダークスペース。一堂はLEDライトを点灯し、ガイドさんの引率のもとおそるおそる侵入します。
一瀬:しかも思ってたより寒い!
風穴内は年間を通して気温0度と一定のため、かつては天然の冷凍庫として活用されてきた歴史もあるのだとか。実際、当時使われていたと思しき木箱の残骸がところどころに散らばっています。100年以上前のものでも腐らずカタチが保たれているのは、寒暖差が少ない洞窟内の環境が天然の保存カプセルとなって機能しているから。
河野:しかも溶岩だからか地面も壁もゴツゴツしてますね。
軍手を装着したのはこの鋭い溶岩石のため。素手で岩を掴んだり、転倒して地面にお手つきしたりするとスパッと手が切れてしまうそう。しかもところどころLEDライトの光が反射しているのは、ところどころ凍っているから! これは油断なりません。
やがてたどり着いた洞窟の最奥部には一面に広がる氷の世界が。ガイドさんの案内にしたがってLEDライトを消灯すれば、文字通り漆黒の闇に包まれます。
一瀬:怖いけど、普段都会に住んでいるとこんな暗闇は決して体験できないから貴重ですね。
河野:アウトドアといっても、日頃はキャンプとか釣りとかばっかりなので、たまに洞窟体験するのも楽しいかも。
小杉:よし、みんなで記念撮影しよう!
こうして戻ってきた太陽の光と暖かさはまた格別。洞窟内では驚きと興奮の連続で気が付きませんでしたが、知らないうちにカラダは底冷えしていた様子。早々に「C-01」でキャンプベースを作って暖を取りたい!