CLOSE
FEATURE | TIE UP
画家・中村穣二と巡る1日東京観光。トゥインゴに乗って感じる物事との上手な距離感。
Painter meets Twingo

画家・中村穣二と巡る1日東京観光。トゥインゴに乗って感じる物事との上手な距離感。

フランスのカーブランド〈ルノー(RENAULT)〉の「トゥインゴ(Twingo)」はコンパクトサイズが魅力のクルマ。細い路地が多いパリの街もすいすい進めて快適に運転を楽しむことができます。一方東京はというと、幹線道路と小路が複雑に絡み合って独特の都市景観を形成しています。大きなビルと、背の低いむかしながらの民家が共存し合う姿は東京ならではのもの。さまざまな色や側面を持つこの都市を、パリでも作品の展示をおこなう画家の中村穣二さんと一緒に「トゥインゴ」に乗ってぐるりと巡りました。中村さんとなじみ深いギャラリーやショップ、そして彼の好きな東京の景色を眺めながらの1日東京観光。そこに「トゥインゴ」が一役買ってくれました。

とにかく手を動かし続けることが大事。

画家として作品を描くことを生業とする中村さんは、自分の作品のほかにも、ミュージシャンのレコードやCDのアートワークを手がけたりなど、多岐に渡って活躍しています。

アブストラクトだけど、躍動感があってどこか有機的な息遣いも感じる中村さんの作品。さまざまな変化を繰り返しながら、こうした作風にたどり着いたと中村さんは話します。

「10代の頃にパンクが好きでライブハウスに通いながら、いろんなイベントのフライヤーを集めていたんです。パンクのフライヤーってコラージュとかイラストが多いんですけど、そういうのをみて自分もコラージュ作品をつくったりしていました。学生の頃にアメリカに留学していたんですけど、一緒にいたルームメイトがみんなアート系の学生で、彼らが開催するグループ展にぼくも勝手に参加したりしていましたね(笑)」

帰国後は就職するよりも、アーティストになりたいという気持ちが強く、アルバイトをしながら自身の作品を制作していたのだとか。当時からコラージュではなく絵を描くようになり、伝説のファッション誌『DUNE』の編集部に作品を持ち込んだりしていろんなアーティストやスケーターたちと知り合い、一緒に展示をおこなうようになったのだそうです。

「当時の作品はいまとは全然ちがうんですけど、ペインティングはその頃からするようになっていました。『DUNE』の編集長だった林 文浩さんに画家になりたいっていう話をしたら、『絵は大変だよ』って言われたのはいまでも覚えてますね。『写真なら雑誌に載せられるけど、絵はやる気があれば10年経ったらなにか見えてくる』って(笑)。そんなにかかるのかぁって当時は思ってましたけど、結局いまも描き続けてますね」

ペンで描いた線画からモノクロのペイント作品をつくるようになり、さまざまな変化を遂げながら現在の作風にたどり着いた中村さん。「ここ最近になってようやく自分らしさがなんなのか、わかってきた気がします」と話します。

「自分の作品が徐々に進化しているというのは感じながらも、『まだいけるはず』って、どこか物足りないっていう気持ちは常に感じているんです。だから毎日のように絵を描き続けて、その足りないものを探している感じですね。あとは変化させようって意識しながら描いているときもあります。とはいえ、頭で考えながら描くとうまくいかないことのほうが多い。だからとにかく手を動かし続けることが大事なのかなと思います」

INFORMATION

ルノー・ジャポン

Renault TWINGO EDC Canvas top

メーカー希望小売価格 ¥2,106,000(税込)
www.renault.jp/car_lineup/twingo/unique/

・仕様:右ハンドル電子制御6速AT(6EDC)
・全長×全幅×全高(mm):3,645×1,650×1,545
・総排気量:0,897L
・最高出力(ECE):68kW(92ps)/5,500rpm

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事#TWINGO

もっと見る