おもしろい作家がいればなるべく手伝いたい。
東京の景色を楽しみながらドライブを楽しむ中村さんは、続いて原宿にあるギャラリー「CLASS」に到着。「展示をするアーティストを紹介したり、ギャラリーのロゴを描かせてもらったり、縁のある場所なんです」とのこと。この日はふたりの女性作家による展示「PEOPLE」が開催されていました。
在廊していたのは、Nozomi Takayamaさん。繊細さと柔らかさが共存した作品は、眺めているとどこか体が暖かくなってくるような、そんな感覚を覚えます。中村さんとTakayamaさんは共通の知人を介して知り合い、その際にTakayamaさんが自身の作品を中村さんに見せたことがきっかけで展示をするようになったそうです。
「なるべく若い人はお手伝いしたいなぁと思っているんです。どうやって展示をしたりすればいいのかわからないっていう子がいるし、ぼくも最初は全然わからなかったので(笑)。だからおもしろい作品をつくる子がいれば、そうゆうきっかけづくりをなるべくしてあげたいんです」
「穣二さんっていい緩さがあって年上なのに接しやすいんですよ。だから相談もしやすいし、『心配しないでやったらいいじゃん』って最後に背中をポンって押してくれる。そういう人がいてくれるだけで私たちは安心して作品を展示できるので、ありがたい存在ですね」
2月には中村さんがキュレートする若い作家たちの合同展も「CLASS」で開催されるとのこと。8人の若手アーティストがさまざまな表現方法で作品を発表するとのことなので、そちらも見逃さずにチェックしたいところです。