ここへ来るたびになにかと足跡を残していく人。


「CLASS」を出ると「トゥインゴ」は雑司が谷方面へと向かいました。ここにも中村さんのなじみのお店があると言います。


到着したのは「CUP AND CONE」。このお店のオリジナルアイテムには背景に音楽があり、そこに中村さんとの共通点があります。曰く「服を見ていると、パンクが好きなのが伝わってくる」とのこと。店主の依田亮さんともむかしからの知り合いで、お店には中村さんの作品も飾ってありました。

「ぼくはパンクやハードコアのバンドが好きで、好きなアーティストのアートワークを中村さんが手がけていたんです。ライブ会場とかでもお見かけすることが多くて、ある日ひょんなことからお店に足を運んでくれたんですよ」
「その前からライブハウスでちょくちょく挨拶することはあっても、ちゃんと話したことはなかったよね。仲良くなったのは、海外のアーティストが『このお店に行きたい!』ってここに連れてきてもらってから。そのときに依田くんがすごくよくしてくれたんですよ」
「そうでしたね。それで後日、『そのお礼に』って穣二さんが紙に絵を描いてもってきてくれたんです。カバンからいきなり紙を取り出してその作品をくれて。丸裸で入ってたからところどころ折れてたんですけど(笑)。ここへ来るたびになにかと足跡を残していってくれるんですよ」
男同士、笑いながら仲良さそう会話を弾ませるおふたり。この日も中村さんはTシャツを購入。ご満悦な様子でお店をあとにします。