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夏の定番中の定番。ぼくらのマイ・ラコステ。後編
MY LACOSTE IS DAILY SUMMER WEAR.

夏の定番中の定番。
ぼくらのマイ・ラコステ。後編

夏の王道といえば〈ラコステ〉のポロシャツもそのひとつ。無数のマスターピースが煌めくファッション界のなかでポールポジションを獲得し、東西南北、老若男女問わず多くのひとから愛されています。改めて、そんなポロシャツの魅力を紐解くべく、ラッパーやDJ、セレクトショップのバイヤー、落語家、イラストレーターなど、ジャンルの異なる男女6人に着てもらいました。今回は先日アップした前編に続く後編。ポロシャツと共にある彼らの夏のスタイルをご覧ください。

目標を設定してそれを達成したら終わりというふうにしたくない。

PROFILE

塩塚モエカ

バンド「羊文学」のVo.&Gt.を担当。2012年にバンドを結成し、17年に現在のメンバー編成に。これまでにEPを4枚、フルアルバムを1枚、シングル1枚をリリース。今年2月に4枚目のEPである『ざわめき』をリリースしたばかり。それに伴い、リリースワンマンツアーを東京と大阪の2箇所で開催した。

ー 塩塚さんがはじめてギターを手に取ったのはいつ頃なんですか?

塩塚:小学校4年生のときですね。同級生の女の子が持っていて、それで触らせてもらったんです。当時はみんなYUIさんの音楽を聴いていて。それで自分のギターを買ってもらったのは中学1年生のときでした。私もYUIさんみたいになりたいと思って。でもあまり練習しなくて…。高校生に入ってから「バンドをやる」って決めてエレキギターを買ってもらって、そこからちょっとずつ弾きはじめましたね。

ー その頃にバンドという存在を意識しはじめたんですか?

塩塚:もともと映画の『ソラニン』を観ていいなと思ったというのもあるんですけど、中学生のときに男の子に「BUMP OF CHICKENのコピーバンドやるから歌って」って誘われて。それでアコギ弾きながらボーカルをやることになったんですけど、彼らのイメージしている歌声じゃなくて頓挫しちゃったんです。それがすごく悔しくて、だから「バンドを絶対やる」って。「羊文学」も私は誘われて入ったんです。

ー え? そうなんですか?

塩塚:同級生がテニススクールに通っていて、そこでできた友達と一緒にバンドやることになったみたいで誘われたんです。彼女らはひとりはギター、ひとりはギターボーカルで、私はサブギターボーカルで、あとベースとドラムがいたんですけど、その後ギターのふたりが抜けてしまって結局3ピースになっちゃって(笑)。

ー 「羊文学」で曲づくりをするとき、どういうプロセスで曲ができ上がっていくんですか?

塩塚:ん~、どうやってるんでしょうね(笑)。テーマがあってそれをもとにつくることもあれば、ギターを弾いていたら閃くこともありますし。言葉も大切だと思うんですけど、私の場合、音のイメージが広がることを優先してますね。そっちのほうが好きだから。

ー 過去のインタビューを読んでいると、作品ごとに自問自答しながら表現したいことが変わっているようにも思うんですが、そうした変化はご自身で感じていますか?

塩塚:バンドをはじめてから、同じだったことは一度もないですね。去年と今年でも全然違いますし。高校を卒業して大学に入って、いまは社会人になってっていう、短いスパンで私の生活や環境も変化しているから、そのフェーズによって思うことが変わっているんだと思います。

ー 変化するにつれてバンドの活動もどんどん加速していますよね。ライブ本数も増えていると思うし、フェスなどの大舞台に出演する機会も増えていると思うんです。

塩塚:毎回やりたいことをやって、次なにをやろうかって考えることはあるんですけど、結局はいまの3人でやれることをやるしかないって思う。私はやり切ったって思わないようにしているんです。いい意味で目標を定めないというか。もしかしたら、周りにいる人たちからすればやりづらいのかもしれないですけど、目標を設定してそれを達成して終わりっていうふうにしたくないんです。

ストレッチコットンピケ素材を採用したスリムフィットのポロシャツで、胸元は4ボタンとキリッとした佇まいが魅力の一枚。襟はリブポロカラーで、袖はリブニット仕様。オーセンティックなポロシャツをフェミニンに仕上げている。¥13,000+TAX

ー そうして目標を設定しないからこそ、柔軟でいられるのかもしれないですね。とはいえ、変化はあるにせよ「羊文学」らしさのようなものは常に失われていないと思うんです。

塩塚:演奏面でいうと、「羊文学」は3ピースだし、シンプルでいたいというのがあって。できるだけゴチャゴチャさせたくないって思っています。やり過ぎたかな? と思ったら削ったりしていて。シンプルだけど、すごく魅力的なバンドってたくさんいるじゃないですか。例えば「チャットモンチー」がそうだと思うんです。テクニカルで誰にも真似できないようなことをしているわけじゃないけど、すごく心に響く。そういうバンドになりたいんです。

ー この自粛期間中はバンド活動も止まってしまって大変だったと思うんですが、どのように過ごしていましたか?

塩塚:曲づくりはずっとしてましたね。メンバーとは週に1回、オンラインでミーティングをしていました。あと、私自身は弾き語りの配信をする機会をいただいたりもしたので、音楽活動が止まったという感覚はないです。

ー ファッションについても聞きたいんですが、塩塚さんの好きな格好やスタイルはありますか?

塩塚:ファッションはいま勉強中なんです(笑)。すぐ疲れちゃうから体を締め付ける服はイヤで、古着とかワンピースばっかり着ていたんですけど、最近はキレイな服を着ようと心がけています。

ー 今日、ポロシャツを着てみてどうでしたか?

塩塚:私の頭の中で、ポロシャツはスポーティな印象があって。これまで着たことがなかったので難しいかなと思っていたんですけど、今日着てみて「イケる!」って感じました。〈ラコステ〉は小さい頃にお母さんが着ていて、このワニのワンポイントを見てかわいいなってずっと思っていたブランドですね。

ー 水色をセレクトしましたが、その色を選んだのはどうしてですか?

塩塚:いままで全然着てこなかったから、〈ラコステ〉のインスタのアカウントを見ながら「どうしようかな?」って考えていたんです。そしたらアジア系のモデルさんがクールに水色のポロシャツを着ているのを発見して、すごく魅力的だったんです。あと、自分のギターが水色というのも理由です。だから結局好きな色を選んだっていうことですね(笑)。自分らしい色かなって。

ー 水色に対してどんなイメージを持っていますか?

塩塚:透明感ですかね。すごくキレイでピュアなイメージがあるから、私自身もそこに近づかないとですね。

ー 先程「目標を設定しない」と話していましたが、最後に、それでもあえてバンドとしてやっていこうとしていることがあれば教えてください。

塩塚:とにかく長く続けたいです。いま自分たちのスタイルが見えつつあるんですけど、あえてそれを捨てて次のフェーズにいけるような、バンドとしての体力や力を身に付けたいと思ってます。もちろん、自分たちらしさは失わずに。3人でできることをやりながら、いかにそれをおもしろくできるかっていうのを模索し続けようと思っています。

INFORMATION

ラコステお客様センター

電話:0120-37-0202
www.lacoste.jp

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