CLOSE
FEATURE | TIE UP
ドクターマーチンの代名詞1460。  8ホールブーツが歩んだ60年とカルチャー。
DR.MARTENS 60YEARS ONLINE FESTIVAL

ドクターマーチンの代名詞1460。
8ホールブーツが歩んだ60年とカルチャー。

1960年4月1日、イギリスで一足の靴が生まれました。それは「1460 8ホールブーツ」という名のもとに、〈ドクターマーチン(Dr.Martens)〉、さらにはロンドンのストリートファッションを形づくるものにまで成長。社会システムに疑問を持ち、自分のスタンスを貫く若者たちに定着しました。そんな歴史的シューズの誕生60周年を祝うため、先日開催されたのが「DR.MARTENS 60YEARS ONLINE FESTIVAL」です。バンドのライブやDJをはじめ、アートの展示、ライブペインティングなど、多角的なコンテンツを通じて〈ドクターマーチン〉を取り巻くカルチャーや世界観を表現。8ホールブーツが持つアイデンティティを浮かび上がらせました。

ふたりのアーティストによるアートピース。

8ホールブーツを題材にしたアート作品の展示も行われました。フィーチャーされたのはグラフィティライターとして90年代から活動をスタートし、現在はアーティストとして活躍するSNIPE 1さんと、シュールなコラージュワークをはじめイラスト、ペインティング、立体作品も手がけるとんだ林蘭さんです。

「〈ドクターマーチン〉は俺の中でレジスタンスのイメージが強くて、そういう意味で自分と似ているところがある」と語るのは、SNIPE 1さん。表現する上で欠かせないスプレーで描かれたグラフィティ作品は、一見するとカラフルで大胆ですが、間近で見るとスプレーの粒子で細かく表現されていて、緻密かつ繊細な作品であるのが分かります。

「新型コロナが世界中を脅かす中で、いろんな情報が錯綜しています。そうした情報に対して、ただ流されるだけで本当に良いのか? もっと抗いながら自分の意見を持つことも必要なんじゃないかと俺は思うんです。〈ドクターマーチン〉のブーツを履いて、白ウサギを追いかけたほうが、すべてのモノが見えてくるんじゃないのかな、という自分なりのメッセージでもあります」

一方で、白の8ホールブーツを無数にコラージュしたアートワークを披露してくれたのがとんだ林蘭さんです。〈ドクターマーチン〉は「10代の頃から街でよく見かけていました。おしゃれな人たちが履くアイコニックなブランド。私が履いて良いのか分からなかった」と率直な気持ちを語ってくれました。異なる写真が2層に重ねられた作品を最後、会場で仕上げたとんだ林さん。「普段、大型作品をつくることは滅多にないのですが、写真を2枚重ねる手法はみなさんの目に留めてもらいやすいのと、自分でも気に入っているので今回やらせてもらいました」と話します。

「キャットウーマンのようなマスクを表現してみました。〈ドクターマーチン〉ってちょっといたずらっ子っぽい印象があって、笑顔の写真を使いました。もうひとつのほうはお肉です。ふたつ並べて完成する作品です」。

INFORMATION

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン

オフィシャルサイト
YouTube: DrMartensOfficial
※イベントのダイジェスト版を〈ドクターマーチン〉のYouTubeチャンネルで公開中

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事#Dr.Martens

もっと見る