画面を通して伝えたかったブランドのフィロソフィ。

いまからちょうど60年前に生まれた〈ドクターマーチン〉の名作「1460 8ホールブーツ」。1960年4月1日に誕生したことからその名が付きました。それ以来、数々のミュージシャンやアーティストに愛されてきたことでも知られ、いつの間にか反骨精神の象徴ともいえる靴として認知されるようになったのはいうに及ばないことです。

10月、そんな「1460 8ホールブーツ」の60周年イベントが行われました。本来であれば4月に一般の方々も招いて開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって一時は開催自体が危ぶまれる中、情勢を見ながら協議が重ねられ、オンライン配信や来場者を制限する形で行われることに。
実は当初からフイナム編集部もサポートという形でお手伝いしていました。



難しい状況の中でも、〈ドクターマーチン〉は開催にこだわりました。4月の時点でイベントの骨格ができていたこともありますが、2020年という記念すべき年にこれからを担うであろう若者たちにも8ホールブーツのフィロソフィを知ってもらう良い機会になるからです。
ライブ、トークショー、DJ、アートピースなど、用意されたコンテンツは、過去の話ではなく、現在進行形の音楽やファッション、アートと結びついていることを強く感じさせました。