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Shopping Addict 2020 Nov. 〜編集部員のお気に入り〜 前編

Shopping Addict 2020 Nov.
〜編集部員のお気に入り〜 前編

朝晩の冷え込み、短くなった日脚、そして「Shopping Addict」に並ぶアイテムの変化。いろんな所から新たな季節の訪れを感じる今日この頃。寒さも本格化してきたので、冬支度がまだという方は、ともに越冬する相棒をこちらで見つけてみては。それでは今月も張り切ってどうぞ。

小牟田亮
山本博史
石井陽介
村松諒
木村圭佑
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01 32
小牟田亮

そろそろ主張を。

日本人って自分の意見や主義をことさらに主張しない傾向にありますが、もう少しいろいろと表明していかなければいけないのかな、と思うようになりました。コロナを巡って言い争うひとたちや、アメリカ大統領選が浮き彫りにした分断を見るにつけ、そんな気分になっています。100%意見が合うひとなんているはずがないですよね。それを前提として生きればもう少しみんな楽になるのではないでしょうか。

ARROW57.

アロー57.のセーター

スローなカシミヤセーター。

スエットとセーター、どっちも同じくらい好きなのですが、より冬感が出るのはセーターの方ですよね。フイナムでも度々紹介してきた〈アロー57.〉、通称田中さんのセーターをこの度ついに手に入れました。そのほとんどがカシミア100%のもので、しっとりとした質感の素晴らしい一着です。ちなみに〈アロー57.〉のセーターはカシミヤ糸しか扱わない工場で、編みも仕上げ工程もカシミヤに慣れた職人さんたちによって作られています。ザ・プロフェッショナルって感じで、そういうのを聞いただけで欲しくなりますよね。最初は知り合いの方向けにつくっていたそうですが、今では一年に一回のペースで受注会を開催していますので、どなたでも購入は可能です。次回は2021年の1月から2月末までの予定でお渡しは9月ぐらいだそう。つまりオーダーをして届くまで半年以上かかるわけです。それくらいのスローなペースで買い物をするのもいいものですよ。届くまですごく楽しみですし。
¥29,000+TAX(参考価格)

アロー57.
Instagram:arrow57.official

KENNETH FIELD™

ケネスフィールドのソックス

寒くなると穿きたくなる。

ソックスの重要性についてはあらためて語るまでもないと思います。足を組んでチラッと見えたときに、お気に入りを穿いているだけでめちゃくちゃアガります。異論は認めません。これまでのフェイバリットは赤いコットンソックスでしたが、この度、ローテーション入り確実なエース級のソックスに出会いました。こちらの〈ケネスフィールド〉のウールソックスは、ウールのトラウザーやレザーシューズに合わせると、無類の相性の良さを発揮します。左はメリノウール、右はウォッシャブルツイードのもの。ロングホーズにありがちなスケ感はなく、程よい厚みがあるのでドレス過ぎずカジュアル過ぎない、絶妙なバランスに仕上がっています。寒くなると当番回数が増えそうです。ソックスから季節を感じるのって素敵だなと思いませんか?
左:¥3,900+TAX、右:¥3,900+TAX

ケネス フィールド
075-746-4535

TEATORA

テアトラのダウンベスト

機能×デザインの向こう側。

コート、パンツと、とにかく名品の多い〈テアトラ〉ですが、自分にとってのデビューはこのダウンベストとなりました。購入の決め手となった点が多すぎて困るのですが、ショールを首からかけたようなふんわりとしたフォルム、信じられないような軽さ、アウターとしてもインナーとしても使える汎用性、そして何より着ていて気分がアガるという点が最高なんです。着るだけで高揚するダウンベストなんて今までありましたかね、ないですよね、おそらく。機能的なポケットなどについては本稿では述べません。便利なのは当たり前なんです、〈テアトラ〉なので。アパレルにもまだまだ可能性があるなぁと心底実感させてくれた、エポックメイキングなアイテムでした。
¥70,000+TAX

テアトラ
teatora.jp

COMESANDGOES

カムズアンドゴーズのベレー

人当たりのいいヘッドウェア。

とにかくベレーが好きで、いろいろなところのものを被ってきたのですが、いまは〈カムズアンドゴーズ〉が大変気になっています。今更!?と言わんでください。当然以前から存在は知っていて気にはなっていたのですが、なんというかベタかなぁと思って、勝手に避けていたんです。それくらいスタンダードで、ハイクオリティで、そして安心感があるアイテムなのではないでしょうか。で、最近はベタとかそういうことがどうでも良くなってきており、このベレーのすごみにあらためて気づかされているところです。〈カムズアンドゴーズ〉のヘッドウェア全般に言えるのですが、とにかく“感じがいい”んですよね。ひとに例えると優しくて穏やかな感じというか。自分もそうありたいものです。
各¥9,000+TAX

アルファ PR
03-5413-3546
comes-and-goes.com

山本博史

ITJからの湘南国際。

伊豆トレイルジャーニー(ITJ)が今年も開催されそうです。とはいえ、コロナでモチベーションがまったく上がらず、走り込めていないのが現状。70キロ、大丈夫かしら。その後の湘南国際も心配だわ。ふむ。

HOKA ONE ONE

ホカ オネオネのレインジャケット

ならではのアパレル。

〈ホカ オネオネ〉と言えば厚底シューズです。が、しかし、近頃思いのほかアパレルもいい。昨シーズンから本格スタートし、パフォーマンスアパレルからカジュアルウェアまで、そのラインナップは絶妙でデザインもどこかユニーク。厚底で一世を風靡した〈ホカ オネオネ〉らしさを、アパレルにおいてもしっかりと主張しています。なかでも気になるのが、今シーズンの新作としてリリースされたレインジャケットです。素材は恒久的な撥水性と高い透湿性を誇るゴアテックス シェイクドライとなり、ザックを背負った状態で羽織れる設計を採用。フロントのベンチレーションジッパーを開けば、素早い体温調節はもちろんのこと、ザックにアクセスできるため、無駄な脱着を減らしてくれます。また、前後と左袖に配置されたリフレクターロゴのデザインやサイズ感が微妙に異なるあたりからは、デザイナーの遊び心が見て取れます。機能とデザイン、どちらも兼ね備えた〈ホカ オネオネ〉ならではの逸品。これさえあれば雨の日のランニングも楽しくなりそうです。
¥32,000+TAX

デッカーズジャパン
0120-710-844
www.hokaoneone.jp

SKECHERS

スケッチャーズのシューズ

ゆるふわ勝負シューズ。

〈スケッチャーズ〉のランニングシューズがとにかく調子がいい。なかでも独自開発のミッドソール「ハイパーバースト」を搭載したモデルが、すこぶるいいんです。EVA素材を流体化させて、CO2を使ってきめ細やかな気泡を無数に発生させて成形したという、このミッドソール。着地はソフトなんだけど、反発力はバツグン、それでいて超軽量。軽やかに足を前に押し出していく、独特の走行性はとにかく病み付きになります。そんなハイパーバーストを搭載したエリートモデルが、こちらの「Skechers GOrun Speed Elite Hyper」です。ミッドソールには2つに分割されたカーボンプレートが内蔵され、これまで以上の効率的なエネルギーリターンを実現。アッパーにはリップストップメッシュを合わせ、アウトソールにはグッドイヤー・ラバーを部分的に配置することで、軽量性を損なうことなく、確かなグリップ力と耐久性を誇ります。それでいてエリートモデルらしからぬ安定性に優れたライド感は、ぼくらのようなゆるふわランナーには嬉しい限り。勝負シューズのひとつとしてリストアップしておこうかなと。
¥23,500+TAX

スケッチャーズ ジャパンお客様コールセンター
0120-056-505
www.jp.skechers.com

Hajimari

ハジマリのトートバックと財布

福岡発のアガる品。

レジ袋有料化に伴い、いまや生活に欠かせない必需品となったエコバッグ。軽量、コンパクト、大容量なのは嬉しいのだけど、どこか味気の無いモノばかりが目に付きます。せっかく持つなら機能面よりも、気分のアガる品が望ましい。そこでご紹介するのが、福岡発のアップサイクルバッグブランド〈ハジマリ〉のトートバッグです。素材には、輸入材木のラッピングシートやかつてガールスカウトで使われていたタープ、ヨットのセイルなど、いわゆる廃材を再利用。そのためひとつひとつ表情が異なり、トリミングやパーツの色の組み合わせからはつくり手のセンスとこだわりが垣間見られます。また、デザインから洗浄、トリミング、縫製まで、すべての工程を一人で手がけているのも魅力的。ハンドメイドならではのぬくもりと風合いが、プロダクトを通して伝わってきます。しかも、トートに限らず、財布やカードケース、ペンケースといった小物類もスタンバイ。どれも可愛らしいので、ぜひオフィシャルサイトで自分好みの一品を見つけてください。
トートバック 各¥8,100 in TAX、財布 各¥4,100 in TAX

ハジマリ
hajimaritng.com
hajimaritsunagu.stores.jp
www.instagram.com/p/B7xAA5JFpGA/

WONDER MOUNTAIN ATHLETIC CLUB

ワンダーマウンテン アスレチック クラブのアノラックパーカ

アスレチックとデイリーの狭間。

普段から走れる格好はしてはいるけど、いかにもスポーツマンって服装はしたくない。最低限の社会性を担保しながらも、実は10キロくらい走れちゃうってのが望ましい。アスレチックとデイリーの狭間を、ファッション的な感度を損なうことなく行き来する感じ。広島のセレクトショップ「ワンダーマウンテン」のオリジナルレーベル〈ワンダーマウンテン アスレチック クラブ〉からリリースされている、こちらのアノラックは理想的。不規則に配置されたグラフィックもさることながら、フードを被ったときに出てくる首の裏の大きなピスネームやオリジナルのジッパータブなど、細かなディテールワークがスタイリシュな雰囲気を演出してくれます。しかも、素材には撥水性を備えたナイロン素材を採用しているため、ちょっとした雨なら無問題。フロントのポケットに収納すれば、コンパクトに持ち運べるのも嬉しいポイント。デイリーウェアとしての面構えを備えながら、ちょっとしたアクティビティも使える魅惑の品。常に鞄に忍ばせておきたいヤツです。
各¥14,000+TAX

DIGITAL MOUNTAIN
084-973-8204
www.digital-mountain.net

石井陽介

困ったらジェット。

映画『ジョーン・ジェット / バッド・レピュテーション』のトークショーでギターウルフのセイジさんが「どんな言葉も“ジェット”を付けると格好良くなる」と言っていた。では試しに。「フイナム・ジェット」「ヒップ・ジェット」「ショッピングアディクト・ジェット」。ほんとだ、さらに格好良くなった。ジェットって言葉すごい。

KAPTAIN SUNSHINE × Barbour

キャプテンサンシャインのオイルドジャケット

生の声。

フイナムに所縁のある方々をゲストにお招きして、ぼくたちがいま興味のあること、好きなファッションなんぞを自由に語る「フイナムのインスタライブ」が少し前からはじまりました。慣れないライブ配信に若干戸惑いつつも、まあ楽しみながらゆる〜くやっていますので、温かい目で見守っていただければ。さて、こちらのアウターは〈キャプテンサンシャイン〉のデザイナー児島さんがインスタライブにゲスト出演した際に、今期のお勧めとして紹介してもらったもの。展示会で見たときから気になってはいましたが、つくり手自らこのアウターの特徴やこだわりを丁寧に説明しているのを聞いてたら、まんまと欲しくなってしまったわけで。児島さん流の着こなしポイント「襟を立ててチンストを留める」「裾のスピンドルはギュッと絞る」に完全にやられました…。やはり“生の声”は響きますね。説得力が違います。少しでも気になった方はフイナムのインスタのIGTVをチェックしてみてくださいな。物欲そそられまっせ。
ジャケット ¥70,000+TAX、ライナージャケット ¥42,000+TAX

キャプテンサンシャイン
03-6277-2193
www.kaptainsunshine.jp

THE NORTH FACE PURPLE LABEL 

ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのダウンケープ

マフラー? ケープ? ベスト? どれも正解です。

日中は暖かいけど夜中は寒い。外出するにはライトアウターだと心もとないし、かといってヘビーアウターを着るにはまだ早過ぎる。うーむ。ちょうどいまくらいの時期って服選びが難しいですよね。そんなときに出会ったのがこちらです。マフラーのように巻くこともできますが、フロントに配したスナップボタンを留めれば、ケープのように羽織ることも可能。両端にはフラップ付きポケットが用意されているので、ぱっと見はダウンベストを着ているかのような佇まいに。この不思議なレイヤードがスタイリングに心地よいリズムと刺激をもたらしてくれるんですね。暖かさも然ることながら、ファッション性も申し分なしというわけです。現在、ブラックをヘビロテで着用しているのですが、あまりに気に入ったので追加でサージグリーンをおかわりする予定。ちなみにこのポケットデザインは、茶タグ時代の〈ザ・ノース・フェイス〉のダウンジャケットから踏襲したもの。古着好きとしては、そんなところにもグッときました。
各¥22,000+TAX

ナナミカ 代官山
03-5728-6550
www.nanamica.com

MOUNTAIN RESEARCH 

マウンテンリサーチのキルト

パンク注入!

キルトのバムフラップを付けていた若かりし頃のパンクス時代を思い出し、ついつい手に取ってしまったこの一品。ただ昔のようにボンテージやデニムに合わせるのではなく、イージーパンツやトラックパンツに巻いてみたら、なんかいい感じだったんですよね。アメリカのラッパーがBボーイファッションにパンクスの要素をミックスする感じといいますか、意外とすんなりハマるんですよ。膝まである長めの丈もハードコア感があって気に入ってます。そうそう、本来の着方はプリーツが後ろですが、写真左のベージュのように前後を逆にして着てもかっこいいです。パンクにルールはありませんから、自由に着て楽しもうかと。しかしながら、山暮らしの服を徹底的こつくり込む一方で、このキルト然り、いまだにボンテージパンツをつくり続ける〈マウンテンリサーチ〉のパンクな姿勢よ! 好きだなあ。
各¥26,000+TAX

…..リサーチ ジェネラルストア
03-3464-6376
sett.co.jp

UGG® 

アグのCA805 クラシック ウェザー

ぬっくぬくの暖かさ、ふっかふかの履き心地。

雨後の筍のごとく現れた厚底スニーカーですが、「CA805」シリーズが登場したときの衝撃は忘れられません。スポーツメーカーにはない洗練されたアッパーデザイン、しかし機能性抜群のボリュームソールを備えたその美しさは、明らかに異彩を放っていました。それまでシープスキンブーツのイメージが先行していた〈アグ®〉ですが、「CA805」シリーズ一発でスニーカーシーンの中でも確かなポジションを築いたわけです。で、これです。〈アグ®〉といえばのシープスキンブーツのアッパーに、「CA805」で使用されるソールをあしらった、いわば〈アグ®〉のいまと昔のいいとこ取りをした一足。ソールを変えるだけでこんなにも印象が変わるのかという驚きと面白さに思わず舌を巻いた次第です。もちろん履いたときの暖かさと気持ち良さは〈アグ®〉クオリティ。今冬の足元の大本命方。
各¥26,000+TAX

アグ® / デッカーズジャパン
0120-710-844
www.ugg.com/jp

村松諒

真打披露興行。

先日、寄席に行きました。新宿・末廣亭の夜の部、昔々亭A太郎さん、瀧川鯉八さん、桂伸衛門さんの真打昇進披露興行です。目当てはトリで上がったA太郎さん。演目は「大工調べ」でした。この噺の聴かせどころ、棟梁のまくし立てる部分が迫力たっぷりで大満足! 久々、落語に酔いしれました。

HYKE

ハイクのコート

男性諸君に朗報。

いつもファンの期待を裏切らない服づくりを行う〈ハイク〉。派手さはないけれど、前身の〈グリーン〉時代から変わらないファッションに対する真摯な姿勢が伝わってきます。ただ、男性からするとウィメンズブランドの〈ハイク〉は気になる服があっても指をくわえて見るしかありませんでした。それが2021年春夏コレクションでは、数型、メンズでも着られるサイズのものが登場します。写真は軍モノへの愛が感じられるマキシ丈の一着。ベースになったのはブリティッシュアーミーの「デザート・ストーム・コート」で、ラグランスリーブのゆったりとしたシルエットに特徴があります。素材には防風性、撥水性に優れたパーテックスを採用。サイズは1から5まであり、新たに加わった4(メンズM相当)と5(メンズL相当)を含む、すべてのサイズが男性でも女性でも着用できるジェンダーレス仕様です。これまで4と5が別注でリリースされることはありましたが、インラインで登場するのは初。これは首を長くして待っていた男性諸君に朗報です。ただし、発売は来春なのでもう少しご辛抱下さい。
¥68,000+TAX

ボウルズ
03-3719-1239
www.hyke.jp

Namacheko

ナマチェコのデニムアイテム

夢にまで見た花の都。

2年前、はじめてパリメンズコレクションの取材に行きました。実はその前からパリコレにはちょっとした思いがあり、話は前職時代に遡ります。当時、編集アシスタントだったぼくは、パリコレの一ヵ月前になると、忙しい先輩たちに代わってショーのインビテーションチケットを手配することが役目でした。いまでこそメールですが、その時は媒体の詳細を書いた企画書をつくり、何十ものブランドに一枚一枚FAXで送っていたんです。いつか自分も行きたいと思っていましたが、媒体は休刊、ぼくのパリコレの夢も実現しませんでした。そんな過去があり、まさかのフイナムで念願叶ったパリコレ取材、一発目に観たのが〈ナマチェコ〉でした。建築家オスカー・ニーマイヤーが手掛ける共産党本部を舞台にしたショーはスペーシー。東コレとは質もムードも異なる本当に素晴らしいものでした。そんな思い入れのあるブランドから今回ピックアップしたのは、ブランド初のデニムコレクション。前立てのメタルボタンが目を引くデニムシャツと普段使いしやすいシンプルなジーンズの2型です。良心的な価格設定も嬉しいポイント。これを見ていたら、また花の都に行きたくなってきました。
デニムシャツ ¥29,000+TAX、ジーンズ ¥28,000+TAX(共に参考価格)

Namacheko
03-5962-7946
www.namacheko.com

eYe COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN

アイ コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マンのダウンジャケット

防寒対策は先手必勝。

11月に入り、ぐっと寒くなってきました。日中はまだマシだけど朝晩が寒い。今年は特にカゼをひきたくないので、万全の態勢で冬を迎えようと思っています。準備することはいろいろありますが、手はじめはやっぱり服。暖かいアウターを手に入れることです。そこで目を付けたのは〈アイ コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン〉。〈ザ・ノース・フェイス〉とコラボしたダウンジャケットです。「コム デ ギャルソン」社の広報の方に話を聞いたところ、スタジャンを思わせるデザインは〈アイ コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン〉のオリジナルで、素材と縫製は〈ザ・ノース・フェイス〉が担当したとのこと。こちら中綿に「光電子®」を使っているから保温性抜群です。風の侵入を防ぐショールカラーになっているところも◎。こんな頼りになる一着がクローゼットにあったら安心して冬を乗り越えられそうです。
各¥100,000+TAX

コム デ ギャルソン
03-3486-7611
www.comme-des-garcons.com/stores/

SLOANE

スローンのニット

シュミレーションOKです。

一昨年ぐらいからタートルネックのセーターにハマっています。理由は単純明解、首元まで暖かいから。それまでクルーネックのタイプばかり好んで着ていましたが、真冬はどうしても首まわりが寒い。この問題を解決するため、2年前に手に入れたのが、〈スローン〉のタートルネックのセーターでした。ウールカシミアを使ったローゲージの一着で、品のある落ち着いたデザインが◎。昨年もヘビロテで愛用していました。さらにストックを増やすべく、今年狙っているのがこの畦編みのタイプ。メリノウールのなかでもより滑らかな梳毛糸を使って編んでいるから着心地と暖かさは間違いなさそうです。この一枚だったらコーディネートはスラックスとチェスターフィードコート、足元は革靴で決まり。まだ手に入れてないのにもうシュミレーションできてます(笑)。
¥32,000+TAX

スローン
03-6421-2603
www.sloane.jp

木村圭佑

もっぱら異世界転生。

最近、夜のルーティーンに、異世界転生ものの漫画を読むことが加わりました。単純明快な設定とチート感が、私を深い眠りへと誘ってくれます。『とんでもスキルで異世界放浪メシ』が特にいい。

OMM

オーエムエムのベスト

かっこいいひとが、よく着てる。

自分が意識しているからなんだろうけど、最近街を歩いていると〈オーエムエム〉を着ているひとをよく見かけます。しかも、みんなスタイルのあるひとたち。みんなかっこいい…。〈オーエムエム〉の興りは「自分自身の山岳スキルをテストする場」として、1968年のイギリスで、山を愛する有志たちによって開催された山岳レース。そこから派生して、これらのアパレルが誕生しました。そして見てもらうとわかりますが、デザイン性が高いとは言えない。逆に、ちょっといなたさも感じます。しかも、自然ないなたさ。その感じにグッときちゃうんです。普段、ロゴが大き過ぎるものは敬遠しますが、不思議と〈オーエムエム〉のそれは許せちゃうし。
各¥18,000+TAX

オーエムエム
www.theomm.jp

ChahChah

チャーチャーのパンツ

最近のお気に入りパンツ。

シャツならここ、靴ならここ、のような感じで「ここの〇〇だったら間違いない」的なものってありますか? 自分も少なからずありますが、パンツに関してはそれがなかった。そして昨年出会ったのが〈チャーチャー〉でした。適度なワイドシルエットに短めの丈が、妙に自分の体に馴染んだんです。フィットするっていうよりも馴染む感覚。意味は一緒なんだろうけど、そんな感じでした。そして今シーズン、リリースされたのがこれ。素材はコーデュロイ、裾にはスリット。デザイナー金替さんにインタビューして感じた、西海岸あたりのリラックス感とか、90年代への憧憬とかが、今作にも詰まってるなと思いました。パンツはサイズ感がシビアなのでネットで買うことをためらいますが、〈チャーチャー〉のはネットでも買えます。
各¥28,000+TAX

チャーチャー
www.chah-chah.com

YOHEI NOGUCHI

ヨウヘイ ノグチのアクセサリー

北欧サーミ族の伝統。

海外への渡航が難しくなると、以前にも増して海外へ行きたくなります。禁止されたらしたくなる、カリギュラ効果ってやつです。ワクチンが完成したら旅行ブーム間違いないでしょう。航空券の価格が高騰して、それはそれで渡航が難しくなりそうな予感もしたり。最近、その海外行きたいモードにブーストをかけてくれたのが〈ヨウヘイ ノグチ〉のアクセサリー。北欧の北部に住む先住民族サーミ人の伝統的なアクセサリーを、本場同様トナカイの革と角、ピューターワイヤー(錫糸)で作っています。材料はすべてスウェーデンから輸入するという徹底ぶりです。経年変化もめちゃくかっこいいらしい。重ねてつけたいな。ちなみにリングもあって、それはそれで、抜群です。そしていつか、本国へ行きサーミ人とも会いたい。その前に映画『サーミの血』も見なきゃです。
上:11,000+TAX、下:¥20,000+TAX

ヨウヘイ ノグチ
www.yoheinoguchi.com

karrimor

カリマーのフリース

視認性を高めたいときはオレンジ。

〈カリマー〉が調子いいって話は、最近ちらほら聞くようになってたんですけど、実態がよくわかりませんでした。前までのイメージでは、イギリスのトラッドなアウトドアブランド。でも、神宮前のお店へ行って驚き。デザイン性高いっ。そして見つけたこのフリース。〈カリマー〉のなかでも都市に特化したライン「アスパイア(aspire)」のフリースです。アウトドアブランドのそれではないです。モードしてます。「POLARTEC®High Loft™」と「PERTEX®QUANTUM AIR」を採用していて、保温性と通気性のどちらも備えているから、服のなかは常に快適に保ってくれる。しかもリバーシブル。視認性を高めたい山のなかでは派手色で、街ではひっくり返して使えます。リバーシブルって片方しか使いませんが、これはシーンによって使い分けるかも。最近よく行くテントサウナの外気浴にも使えるな。
各¥31,000+TAX

カリマーインターナショナル
電話:03-3221-6883
www.karrimor.jp

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