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New Normal. New Thing. vol.2 クリエイターは、ニューノーマル時代になにを手に入れたのか。
MONTHLY JOURNAL NOV.2020

New Normal. New Thing. vol.2
クリエイターは、ニューノーマル時代になにを手に入れたのか。

ぼくたちの生活にコロナという言葉が飛び交い合うようになって数ヶ月。新しい生活様式と向き合うなかで、意識や価値観が変化した人も多いことでしょう。前向きにとらえれば、自分らしさを見いだせる、いい機会なのかもしれません。それは、お金の使い方にも言えることで、誰もが本当に良いものだけを買いたいと思案しているはず。そこで目利きのクリエイター4人を訪ね、消費動向や心境にどんな変化があったのか伺ってみました。新時代の方位磁針となるのは、意外と身近なモノなのかもしれません。

  • Photo_Masaru Katou
  • Text_Shogo Komatsu
  • Edit_Shun Koda

PROFILE

高島 涼

1992年生まれ。静岡県出身。建築士からアパレル販売員に転身。2018年に独立して、インスタグラムやYouTubeなどのSNSを用いてファッションを発信。自身の名を冠したブランド〈リョウタカシマ(RYO TAKASHIMA)〉を旗揚げし、他にも〈ラムス(rams)〉や〈ウェイス(WEISS)〉も手がける。セレクトショップ「プラス81」では、ディレクションからバイイングまでを担当。

日々の仕事で使うパソコンをグレードアップ。

ー 高島さんはYouTuberとしても活躍されてらっしゃいますが、動画はすべてひとりで編集しているんですか?

高島: はい。基本的に自分で撮影から編集までやっています。インスタグラムを7年くらいやっているんですけど、どうしても表現に限界があるので、3年ほど前からYouTubeチャンネルを開設しました。

「YouTubeで動画を発信するようになってから、少しシャイだった性格が改善されました。あと、発言する言葉の重みを改めて感じるようになって、確かな情報を伝えられるように日々勉強しています」と話してくれた。

ー そんな高島さんが、最近買ってよかったと思うものは?

高島: やっぱりパソコンですね。今までMacBook Proを使っていましたが、画面が小さくて見にくかったので、効率化と快適性のため、思い切ってiMacを買いました。大画面だし、パワーもあるので使いやすいです。

ー 動画の編集以外でも使っていますか?

高島: ブランドのウェブショップの運営や、写真の編集も自分でやっているので、パソコンは必須です。コロナの影響もあって、家で作業することが増えたので買ってよかったです。スマホよりネットサーフィンしやすいので、情報収集にも役立っていますね。

彫刻家がデザインした照明で快適な空間に。

ー 自宅作業が増えて、新調したものはありますか?

高島: まず、部屋のほとんどが服で埋まっていたので、作業スペースを確保するために、夏に引っ越してきたんですよ。それで、新居で絶対に使いたいと思っていた、〈イサム・ノグチ〉の照明を買いました。和と洋のエッセンスがあって、灯すと柔らかい光で照らしてくれます。部屋のアクセントになるデザインもお気に入り。インテリアにしては、手頃な価格なので、オシャレな部屋づくりの入口には最適です。

彫刻家のイサム・ノグチがデザインした照明「AKARIシリーズ」。岐阜提灯をモチーフに、豊富なデザインが展開され、和以外のテイストにもマッチする。光の彫刻として、実用的なアート性で部屋を彩ってくれる珠玉作。

ー 建築出身だけあって、インテリアも好きなんですね。

高島: 好きですけど、洋服ばかり買っていたから、インテリアにまでお金を回せていませんでした。でも、外出しなくなった分、せっかく買った洋服を着る機会も減り、もったいないと思うようになって。ワンシーズンしか着ないような服を買うなら、何十年も使えるインテリアにお金を掛けようと、考え方が変わりました。洋服より少し高価でも、それを買うために頑張ろうって、モチベーションにも繋がりますし。

トレンドより、ロングライフデザインの一着。

ー とは言え、もちろん洋服も買われていますよね? その選び方は変化しましたか?

高島: 服を買う頻度が減った分、長く着られるものを買うようになりました。例えば、〈オーエーエムシー(OAMC)〉のダウンジャケット。ストリートっぽさもありながら、ソリッドな雰囲気もあって、ミニマルなデザインがいいなと思いました。裏地のカラーはアイボリーになっているのも素敵。細めのパンツとブーツに合わせようと思っています。軽くて着心地がいいです。

これまでピンとくるダウンジャケットと出合えず、昨年までコートを着ることが多かったという高島さん。しかし、この一着はデザイン、着心地ともに太鼓判を押す。

ー その考え方は、ご自身のブランドにも反映されていますか?

高島: そうですね。いい生地を使ったり、飽きのこないデザインを考えたり。少し値段が上がてしまってもお客さんに理解してもらえるよう頑張らなきゃと思っています。僕はトレンドに左右されない自分らしさを追求しているので、僕のことをフォローしてくださっているみなさんも、周りの意見に捉われず、自分のスタイルを貫いていってもらいたいです。

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