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ファーストダウンが繋ぐ時代と人。 Vol.4 TENDRE 河原太朗
Back to the 80’s.

ファーストダウンが繋ぐ時代と人。
Vol.4 TENDRE 河原太朗

1983年にニューヨークで誕生した〈ファーストダウン〉。80年代のアメリカにおいて、音楽やストリートカルチャーの隆盛を支え、マイケル・ジャクソンやノトーリアス B.I.G.といったアイコンたちの胸には〈ファーストダウン〉の山型ロゴが散見されました。いまでは80年代リバイバルとして、その時代のファッションと音楽が注目を集めています。では、80年代の魅力とはなんだったのか。さまざまな角度から、その時代を深掘りする4回連載。最後を飾るのは、ベーシスト、歌手、プロデューサーと、さまざまな顔をもつTENDRE主宰の河原太朗さんに、自身の音楽に影響を与えてるものや、ファッション観について聞きました。

  • Photo_Takahiro Idenoshita
  • Hair&Make_ Yosuke Akizuki
  • Text_Takako Nagai
  • Edit_Keisuke Kimura

ライブは、感情を放出して絡め合う場。

ー 最近はインスタライブも精力的にされていましたね。

河原: いい意味で、遊ぶような気持ちでやっていました。「お腹減ったし、ご飯食べにいくか」くらいの感覚で。打ち上げも出来なかったタイミングですから、家でシーンとしているほうが疲れちゃって。

ー そういえば11月28日に『LIFE LESS LONELY』のリリースワンマンライブがありました。いかがでしたか?

河原: そこで思ったんですけど、ライブをして初めて、アルバムが完結した感覚がありました。で、自分がどのように演りたかったのかとかを再認識できたというか。とにかくライブの意義を噛み締めましたね。

ー 聞き手としても思うんですけど、やっぱりライブは、改めていいなと感じてます。一方通行じゃなくて、コミュニケーションが取れる感じが。

河原: そうですね。生のライブは、対面で伝えようとすることの偉大さを思い知らされます。聞いている人の目が見えるのは、とても大きいことです。何を思って曲を作り、曲を聞いた人はどんなイメージを持ってくれたのか…お互いに抱いた感情を放出して絡め合うことができるというか。

ー TENDREの音楽は自己完結しない、そんなイメージですか?

河原: 自分一人のためなら何でもいいけれど、人に聞いてもらうために作っている音楽です。そこで何かを通わせられることが意義なのかな、と。もちろん、いい曲が出来たと思えたとき満足感はありますけど、やっぱり対面でのライブは、自分にとっても重要なことだと再認識しましたね。

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