ライブは、感情を放出して絡め合う場。
ー 最近はインスタライブも精力的にされていましたね。
河原: いい意味で、遊ぶような気持ちでやっていました。「お腹減ったし、ご飯食べにいくか」くらいの感覚で。打ち上げも出来なかったタイミングですから、家でシーンとしているほうが疲れちゃって。
ー そういえば11月28日に『LIFE LESS LONELY』のリリースワンマンライブがありました。いかがでしたか?
河原: そこで思ったんですけど、ライブをして初めて、アルバムが完結した感覚がありました。で、自分がどのように演りたかったのかとかを再認識できたというか。とにかくライブの意義を噛み締めましたね。
ー 聞き手としても思うんですけど、やっぱりライブは、改めていいなと感じてます。一方通行じゃなくて、コミュニケーションが取れる感じが。
河原: そうですね。生のライブは、対面で伝えようとすることの偉大さを思い知らされます。聞いている人の目が見えるのは、とても大きいことです。何を思って曲を作り、曲を聞いた人はどんなイメージを持ってくれたのか…お互いに抱いた感情を放出して絡め合うことができるというか。
ー TENDREの音楽は自己完結しない、そんなイメージですか?
河原: 自分一人のためなら何でもいいけれど、人に聞いてもらうために作っている音楽です。そこで何かを通わせられることが意義なのかな、と。もちろん、いい曲が出来たと思えたとき満足感はありますけど、やっぱり対面でのライブは、自分にとっても重要なことだと再認識しましたね。