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ファーストダウンが繋ぐ時代と人。 Vol.4 TENDRE 河原太朗
Back to the 80’s.

ファーストダウンが繋ぐ時代と人。
Vol.4 TENDRE 河原太朗

1983年にニューヨークで誕生した〈ファーストダウン〉。80年代のアメリカにおいて、音楽やストリートカルチャーの隆盛を支え、マイケル・ジャクソンやノトーリアス B.I.G.といったアイコンたちの胸には〈ファーストダウン〉の山型ロゴが散見されました。いまでは80年代リバイバルとして、その時代のファッションと音楽が注目を集めています。では、80年代の魅力とはなんだったのか。さまざまな角度から、その時代を深掘りする4回連載。最後を飾るのは、ベーシスト、歌手、プロデューサーと、さまざまな顔をもつTENDRE主宰の河原太朗さんに、自身の音楽に影響を与えてるものや、ファッション観について聞きました。

  • Photo_Takahiro Idenoshita
  • Hair&Make_ Yosuke Akizuki
  • Text_Takako Nagai
  • Edit_Keisuke Kimura

ファーストダウンを都会的に着る。

ー ではファッションの話を少し。いつも素敵な服装だなと思っていたんですが、自分のなかのファッションアイコンはいますか?

河原: アイコンはいないんですけど、僕、肌の色がオータムカラーらしくて。どちらかというと褐色系のものが似合うらしいです。ネットのアドバイスに書かれていたので、素直に受け入れてます(笑)。

ー うん、オータムカラーっぽいです(笑)。今日着てもらった〈ファーストダウン〉もオータムカラーですよね。あまりビビッドなものは選ばれない?

河原: ビビットは忍ばせておくくらいが好きですね。高校生の頃は裏原ブームがあって、当時は派手な格好もしましたし、自分でTシャツを切ったりもしていました。見返すと、いまと違いすぎて怖いです(笑)。

ー 選んでいただいたアイテムはリバーシブルのアイテムになっています。

河原: さっと羽織れる気軽さがいいですよね。それにボアがすごく暖かい。普段、自転車移動が多いので重宝しそうです。ダブルフェイスのどちらの面も好きですが、寒い日にはボアが内側に来るように着た方がいいかも。ポケットもハンドウォーマーがわりになってくれて嬉しいです。

ー どういう気分でスタイリングしていただいたんでしょうか?

河原: ラフなアウターに対して、下はややキレイなものを合わせました。パンツはいつも衣装を作ってくださる〈ミスターオリーブ〉というブランドのもので、カジュアルで楽だけど、街に合いそうなイメージで…。あとはアイウェアが好きで、メガネは〈ジュリアス・タート〉。

ー ファッションが好きってことが、伝わってきます。

河原: 服屋とか、古着屋の友人も多いので、そういう人たちからも影響を受けてますね。あと、実はアイロンがけが好きなんですよ。家族が夜型だったので、夜中に両親とご飯を食べることもあって。朝は僕が早起きだから、自分でアイロンがけするわけです。それ以来、なんだかアイロンしないと落ち着かないんですよね。この前もスチームアイロン、買いました。このパンツも、しっかりアイロンかけてきましたし(笑)。

FIRST DOWN

1980年代にアメリカに生まれたダウンジャケットブランド。90年代に入ると、音楽とファッション好きの若者たちへ急速に受け入れられるようになり、ニューヨークを象徴するブランドへと成長。2018年秋冬より、シルエットやカラーを現代へと「フリークス ストア」が復刻させた。ファーストコレクションは、世界的に有名な某ストリートブランドの元ネタにもなった、テープ使いやリバーシブルのデザインが特徴的なバブルダウンジャケットを中心に、FIRST DOWN の定番とも言えるモデルをラインナップ。ただ復刻するだけではなくシルエットは現代的かつ都会的にアップデートしている。

INFORMATION

FREAK’S STORE ONLINE SHOP

www.freaksstore.com

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